記録ID: 225547
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無雪期ピークハント/縦走
芦別・夕張
芦別岳〜北海道のマッターホルン〜(旧道から新道へ下山)
2012年09月15日(土) [日帰り]
- GPS
- 09:37
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,505m
- 下り
- 1,503m
コースタイム
登り(旧道コース)
新道側駐車場5:13→旧道側林道ゲート5:26→5:40旧道登山口5:50→6:57ユーフレ小屋分岐7:07→8:00Co1000付近(ここから注意)8:11→夫婦岩分岐8:36→Co1150付近(尾根上)9:11→9:45Co1444 10:00→Co1579 11:16→Co1650付近(お花畑)11:35→11:55芦別岳山頂
下り(新道コース)
芦別岳山頂12:25→半面山13:14→13:38鴬谷13:48→14:49新道登山口
新道側駐車場5:13→旧道側林道ゲート5:26→5:40旧道登山口5:50→6:57ユーフレ小屋分岐7:07→8:00Co1000付近(ここから注意)8:11→夫婦岩分岐8:36→Co1150付近(尾根上)9:11→9:45Co1444 10:00→Co1579 11:16→Co1650付近(お花畑)11:35→11:55芦別岳山頂
下り(新道コース)
芦別岳山頂12:25→半面山13:14→13:38鴬谷13:48→14:49新道登山口
天候 | 快晴→晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新道コース登山口の駐車場を利用。十数台は駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト…林道入り口と登山口にある。旧道登山の場合登山口の方だけで大丈夫と思われる トイレ・・・登山口付近の太陽の里にある。 水・・・2L+予備2L。最低3Lは必要でした。 <旧道登山口〜ユーフレ小屋分岐> 駐車場から登山口までは車が通れる林道を早足で15分ほど。林道の入り口に鹿対策ゲートがあるが鍵等はなく自由に開け閉めできる。 ユーフレ川に降りるまでは道は悪いが平坦で苦労する場所もない。 川から小屋分岐までに3回ほど高巻をすることになるが相当な急登を登るので疲れ、時間もかかる。高巻が3回といっても細かい巻き等を含めるとアップダウンはかなり激しい。巻き道は狭く、崩れかけている場所もある。藪漕ぎをするような場所はほとんどない。後半の巻き道では足場の悪い鎖場・ロープ場が何箇所かあった。 デポが細かく打ってあるので左岸(上流に向かって右側)を歩いていけば迷う心配はないが、小屋までに迷って日が暮れてしまったという方に途中でお会いしたのである程度の注意は必要と思われる。全体的に沢沿いなので涼しく快適。 ユーフレ小屋分岐直前の滝の下に丸太がかかった渡渉箇所がある。橋として丸太が使われているようだが表面がつるつるで結構な高さがある。余程の増水でない限り丸太を渡るより濡れる覚悟で少し上を普通に渡渉した方が安全。 三段の滝から鉄製梯子(固定されている)を上るとすぐに小屋分岐。小屋分岐には看板はあるが山頂方向に向けられたものはない。足元にペイントがあるのでそれにしたがって右に進む。まっすぐ進むと小屋。 <ユーフレ小屋分岐〜夫婦岩分岐> 地図にはない夫婦川沿いをひたすら登る。大きな岩がごろごろしている沢を登る感じ。水量はそこそこあるが、登るに際しては登山靴で十分対応できる程度。 基本的に分岐までとは反対の右岸を歩く。デポもすべて右岸にある。デポは最後まできちんと打ってあるのでよく確認しながら進めば問題ない。ただし小屋分岐までと比べてデポ同士の間隔がかなり広くなっているのでガス時などは要注意と思われる。岩のペイントも十分ある。 「ここから注意」とペンキ書きされた岩から先は右岸の登山道が崩落した場所が多くあり、崩落した土砂の上を無理に歩くよりデポを確認しながら沢中央の岩場を歩いた方がよい。 その先で登山道が左にそれて夫婦沢とは別の小さな沢筋への道に入るデポを見落とさないように注意しながら進む。その沢筋も水が流れており足場はザレている上に急登。沢が途切れてしばらく急登を登ると夫婦岩分岐に出る。分岐には一応看板があるものの壊れている。夫婦岩方面の道はロープで立ち入り禁止となっており入れない様子。 <夫婦岩分岐〜北尾根> 夫婦岩を過ぎても急登が続く。視界も夫婦岩が見えるだけであまり良くない。迷う場所も特にない。 急登が終わり平坦になると北尾根の取りつきに出る。北尾根の最初の部分でクマか鹿か分からないが笹薮の中からこちらに近づいてくるガサガサいう音が聞こえた。笛を鳴らしたり大声を出したところガサガサ言わなくなったのでそのままやり過ごし通過した。 北尾根は自分の背丈と同じくらいのやぶとひたすら格闘することになる。そんな状態なので小ピーク等以外では基本的に視界は良くない。踏み跡はしっかりしているので両側から覆いかぶさるやぶをこぐ感じ。足元がほとんど見えないので注意する必要がある。幸いにしてダニは全く見かけなかった。デポはあまりないが踏み跡をたどれば迷う心配はない。「ん?」と思う場所があっても少し探せば分かる程度。ところどころに「←山頂 登山口→」の看板がある。 夫婦岩から伸びている尾根を越える場所をはじめとしてやたらとアップダウンが激しい。北尾根という名前ではあるが尾根歩きは最後のごく一部だけで、実際は視界が悪くやぶもひどい小ピークの急登を上り下りするのがほとんど。足場はそこまで悪くないが道は狭い。とにかく急登がきつい。ペースを上げるのは無理。 序盤で左が切れ落ちているのに笹のせいで分かりづらくないっている場所があるので注意。 北尾根の最後の方には鋭い岩尾根があるが巻き道も用意されているので注意深く進めばそこまで危険な個所はないと思われる。 途中で新道からは見えないと言われている鋭い山の姿が見える。 <北尾根〜山頂> 尾根が終わり平坦になると広いお花畑に出る。そこから見える山頂は圧巻。 しばらく歩くと山頂の取りつきにつく。急登を登り途中からルートが南北に分かれるがどちらからでも登れる様子。今回は北側から登った。若干のルーファイと岩のよじ登りが必要。滑って足を踏み外さないように注意。 <ピーク情報> そこまで広くはないが10人ぐらいなら入れそう。風向きによっては岩陰で風をしのげる。展望はとてもよく新道側に富良野盆地が見えた。旧道側には夕張岳などが見えるはずだったがガスで見えず。 帰りの新道はとてもよく整備されていて迷う場所も藪漕ぎするような場所もほとんどなかったが序盤〜中盤にかけてのザレた登山道がきつかった。たまにロープを必要とする急な岩斜面を下りる場所があるので滑らないように注意する。 全体的にかなり急な印象。 全体として迷いやすい場所は登りの沢、特に登山道が崩落している場所以降だと思います。デポを確認しながら進めばさほど問題はないです。 他は迷うような場所もなくあとは体力勝負だと思います。長丁場でかつアップダウンの激しい藪漕ぎを2時間延々繰り広げることになるので大変疲れます。 ですが登りきった達成感は旧道でしか味わえないものだと思います。 (mjima) 温泉はハイランド富良野を利用しました。シャンプー、ボディソープつき500円。 (moyo2) |
写真
感想
今年1番と言っても過言ではありません。天人峡からトムラウシを日帰りした時以上に疲れました。
正直なめていました。コースタイム8時間30分なら6時間くらいでいけるであろうと・・・。ばっちり9時間かかりました。決して手を抜いたわけではありません。
コースはとにかく線形・足場が悪く、尾根取り付きまでひたすらUPが続きます。さらに尾根に取り付いたところで快適な稜線歩きが待っているわけではありません。ひたすら藪漕ぎ。これではタイムの短縮は到底不可能。
さらにはへばる筆者とは対照的にピンピンとした後輩の姿。達成感以上に敗北感を味わった山行となりました。
ただ、マッターホルンのように見えるのはこちら側(旧道)からのみのはず。眺めは圧巻でした。
以前から登りたいと思っていた芦別岳に登ることができました。
しかも旧道コースを歩けるなんて思っていなかったので連れて行って下さった先輩には本当に感謝感謝です。
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こんにちは。初めまして。
芦別は行ってみたいと思うものの、キツいというイメージがあってなかなか実行に移せずにいます。
(やはり登るなら旧道→新道コースがいいです)
天人峡からトムラのピストンよりキツいとは驚きです!
これはまた来年以降に持ち越しです・・・
コースタイムはきちんと笹刈りされた登山道の場合なんでしょうね。
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