甲武信ヶ岳【しんしんと降り続く雪のなか今シーズン最強の雪山を堪能】
- GPS
- 11:14
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,968m
- 下り
- 1,951m
コースタイム
- 山行
- 9:55
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 11:13
天候 | ずっと雪 登るほど強くなり甲武信小屋付近は新雪25cmほど 下山時、徳ちゃん新道登山口までずっと雪がつながっていました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
▼道の駅みとみ ・中央道・勝沼ICより27km。朝は積雪等ありませんでしたが、帰りは(積もってはいませんが)降っていたので、まだまだスタッドレス必須です ・スリーシーズンは道の駅への駐車は控えた方がいいと思いますが、この時期は大丈夫。18時前帰着時で他0台でした ・なお、道の駅みとみは冬季休業中で、トイレと自販機のみです ・西沢渓谷駐車場もありますが、車上荒らしトラブルの報告があるのでここは避けています。また、大雪が降ると、入口の坂を登れなくなる可能性もあるとか |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況(2020年3月14日現在) ※この時期、状況は一日で一変します。以下は参考程度にとどめ、最新の情報を入手してください ▼徳ちゃん新道登山口⇄徳ちゃん・近丸合流点 ・登山口で雪が降り始めました。どんどん積もっていき、下りは登山口まで雪がつながっていました ・重い雪でチェーンスパイクはすぐに団子になります。登り下りともにノーアイゼンで行きました ▼ 徳ちゃん・近丸合流点 ⇄甲武信小屋 ・過去最強に難易度が高かった。チェーンスパイクしか持ってこなかったから、ということもありますが、全く歯が効かないほどガチガチのアイスバーンの上に新雪が積もった状態が延々続きます。下りは木につかまりながら通常の3倍以上要しました ・6爪以上のアイゼン携行を強くオススメします ・甲武信小屋は冬季営業はありません。冬季小屋も開放しておりませんのでご注意ください ▼甲武信小屋⇄甲武信ヶ岳 ・ここも隠れアイスバーン多し。とにかく慎重に ◆登山ポスト ねとりインフォメーションにあった気がする(本日はコンパスにて提出) |
その他周辺情報 | ◆登山後の温泉 ♨はやぶさ温泉 ・コブシの帰りはいつもここ。ph9.95のアルカリ泉が掛け流されています http://hayabusa1994.com ◆飲食店 ▼お食事処 はくさい ・一度行ってみたかった大人気店ですが、コロナ休業中(3/31まで) https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/yamanashi/A1901/A190104/19006151/top_amp/ |
写真
感想
山は晴れてなんぼ、とは思います。
でも、雪が降ると無性に行きたくなるのがココ、甲武信ヶ岳。
過去3年間、2/11に「コブシにはワカンがよく似合う」シリーズでお送りしてきましたが、年々雪が降らなくなってきたため終了としていました。
今年はそれに輪をかけての小雪であったため、コブシは全くの候補外でした。
しかし、ヤマテンの予報は25cmの積雪という、おそらく今年一番の大雪?とのことで、急遽決行することに。
こういう時は1人で行きたいのですが、嫁くんがなぜか付いて来たいということで連れて行くことに。
徳ちゃん新道登山口に着くと、チラチラと雪が舞ってきました。
登るにつれ雪は強くなり、今シーズン一番、しんしんと降り続く雪の中を歩くことができました。
本日の入山者は我々含め2組3名。
雪化粧した美しい森のなかを静かに歩ける幸せを感じながら10度目の甲武信ヶ岳ピークへ。
ここまでは良かったのですが、今回は下りが過去最高レベルに大変でした。
溶けては凍りを繰り返すアイスバーンの上に降り積もった本日の新雪、チェーンスパイクしか持ってこなかったために全く刃がたたず、5回も転んで、木につかまりながら、まるで生まれたての小鹿のように膝をプルプルさせながらの下山劇となりました。
普段使わない腕とか脇腹とか脚の変な箇所の筋肉が悲鳴を上げ、明日は間違いなく久しぶりに筋肉痛になりそうです。
ともあれ、シーズン終盤に差し掛かってのこの雪山、個人的にはかなり充実した山行となったのです。
雪予報だから、甲武信岳へ行こう♪とkazuさん。
天気予報が雨・雪・強風の場合は二の足を踏む私も、行きたかった天丼屋さんの誘惑に負けて二つ返事で了承。
ところが、粉雪が綺麗だと喜んでいたのも束の間、フワフワの雪の下に隠れたアイスバーン、木の根、石、泥で足元はツルッツル。
下山は生きた心地がしない、大変な山行になりました。
それでも、色々な形の雪の結晶や、ホワイトデーにkazuさんからもらった美味しいフルーツコンポート、雪の花など満喫できたのだから、行って良かったと思います。
今年は雪が少ないという事も影響したかもしれませんが、暖かい日が続いた後の寒の戻り&雪の場合の一つの貴重な経験になりました。
ちなみに、楽しみだった天丼屋さんは、なんとコロナウィルスの影響で休業中だそう。
残念無念。
降雪してもルートの明瞭な樹林帯の山ならば、あえて雪の日に行くという楽しみ方もあるのですね。
とても参考になりました。ありがとうございました。
golden_ankoさん
コメントありがとうございます。
稜線の吹雪を味わうのも好きですが、やっぱり美しい森をしんみりと歩くのが良いですね
ただここは少しキツイので、もう少し楽で良い雪が降る山を探しています
golden_ankoさん、こんにちは。
あえて雪の日に行ったら「花粉があまり飛んでいないのでクシャミが出ない」「人が少なくて静かな山を楽しめる」「刻々と変わる景色にうっとりする」など、良い事が沢山ありました
が…今回はそれを上回る大変さがありました
ルート状況など日々変わるので見極めが難しいのですが、安全第一ですネ。
golden_ankoさんの日留ヶ岳の山行レコ拝見しました!
綺麗ですね〜
参考にさせていただきたいと思います。
コメントありがとうございました☆
お邪魔します。
西沢駐車場に着いた際にちょうど出発されるところをお見かけしたように思います。
頂上まで行かれたのですね。お疲れさまでした。
お恥ずかしながらタカをくくってアイゼンを置いてスタートし、徳ちゃん新道分岐まで行って引き返しました。その後はおっしゃる通りでアイスバーンだらけでしたね、、
ご無事で何よりでした。
kage_yamaさん
おはようございます。
我々が歩いている時に西沢渓谷駐車場に入られた方ですよね?
失礼ながら、スライドしなかったため、西沢渓谷でも行かれたのかなーと思っていました(レコにも2組3名と書いてしまい申し訳ありませんでした)。
チェーンスパイクも効かないなか、あれ以上進まれなかったのは大正解だと思います
厳しい山行を共有できた方がいらして嬉しい限りです
kage_yamaさん、はじめまして。
こちらも同じく、西沢駐車場に入られるところをお見かけしました
私達も、積雪25cm予報に期待してチェーンスパイクとワカンのみ…読みが甘かったです
徳ちゃん新道も、滑りましたよね〜。私達が通った時は、溶け始めの雪が足裏に団子状についてしまい、木の根や泥で滑って難儀しました。本当に無事明るいうちに下山できて良かったです。笑
kage_yamaさん方が下山後に召し上がったのニュータンタン麺!川崎のソウルフードなのですね 美味しそう〜 今度、探してみようと思います
コメントありがとうございました☆
おはようございます
山頂直前ですれ違ったのはKazu405さんでしたか
こんな日に登ってくる人がいるなんて自分以外にいないだろうと思っていましたが。
いましたね
>まるで生まれたての小鹿のように膝をプルプルさせながらの下山劇となりました
この日の下山は大変でしたよね〜
アイスバーンの所もあれば雪下はゴロゴロの岩とか木の幹とかで。下の方は土と落ち葉で下山時は『軽アイゼン』ゆきだんご。
こんなに下山に苦労したのは初めてかも
お互い充実した山行で良かったですね(^^♪
下山後は同じくやはり『はやぶさ温泉』ですね♨
zenithさん、こんにちは。
覚えてらっしゃるか分かりませんが、今回で3度目と記憶しています。
1度目は茅ヶ岳。物凄いオーラを持った方だなというのが第一印象。
2度目は同じく甲武信岳。
そして今回も、、、しかもこんな日に。
明らかにテント装備であったにも関わらず下山されていたのでどうしたのかな?と思っていたのですが、なんとボッカトレーニングでしたか!驚愕です
アイスバーンのトレースも迷いなく確実に歩かれている印象があり、改めて流石だなと感銘を受けております
またお会いできる日を楽しみにしております
zenithさん、こんにちは。
こんな日に登っている人いるね〜と、私達もzenithさんのトレースを見ながら話していました
山頂直下ですれ違った時に大きな荷物を拝見して、テント泊??と驚愕しましたが、まさかのトレーニングだったなんて!16.5團咼奪リ仰天です。しかも24回目の登頂ですか。世の中には超人さんがいるもんだとつくづく感心しました。
下りは、zenithさんのしっかり効いてる軽アイゼンを羨ましく眺めながら、我々はスキーかソリをしたようなトレースをつけて帰ってきました。笑
雪団子も嫌でしたね。チェーンスパイクを脱いでもくっついて、今回は途方もなく長い長い道に感じました
『はやぶさ温泉』の掛け流しっぷり、私も大好きです。
またどこかでお会いできると良いですね。
コメントありがとうございました☆
Kazu405さん、moricocoさん
改めまして
そうですか、三度目でしたか
最近はてんで担げて無かったもので、今から必死に練習中です
こんな練習は最も自分が歩いている山域が一番安心できます
でも、今回も勉強な登山でした。いつも得るものがあり少しずつ成長中です
私も『はやぶさ温泉』は好きで、【甲武信】帰りはほぼ『はやぶさ温泉』ですね♪
お二人とまた何処かで出会え、立ち話でも出来れば幸いです
お疲れ様でした
zenithさん、最も歩いている山域で練習ですかー
よーし!と自分に置き換えてイメージしたら、高尾山で軽いザックを背負って花木を愛でながらお団子を食べている姿になってしまいました。
駄目ですねぇ。。
なかなか真似できそうにないzenithさんのレコの数々、ゆっくり拝見させていただこうと思います
またいつか山で…もしかしたら、はやぶさ温泉で(笑)お会いできる事を楽しみにしています☆
kazuさん、moricocoさん、こんばんは(^^)
昨日は1日雨で、一時は霙も降っていました。当然山では雪ですよね
私は1日仕事でしたが、あの天候で山に行っていたとは驚きです。でも確かに雪が少ない今シーズンですから、山に雪が降るとなれば「よし、山だ!」となるのもわかるような気がします
15日の天気予報だと奥秩父が良さそうだったので、甲武信もちょっと考えてはいたのですが別の山にしました。
新種のスノーモンスターとか、UFO群にクスッと微笑ましくなりましたが、大変だったみたいでお疲れさまでした
どんな時でも山に行くと新たな発見がありますよね
ところで生まれたての子鹿に反応したのは他でもなく、まさに今日私も生まれたての子鹿になったばかりだったからです
お二人にはお気に入りになった白毛門ですが、私は雪壁の下りで生まれたての小鹿になり、その後も満身創痍でした
初夏の馬蹄形の下りでも修羅場門でしたが、今回もそれほどではないにしろやはり白毛門の下りは急だと実感。お腹いっぱいなので冬の白毛門はこれにて完結です
ミユッチさん、こんばんは。
15日のコブシはやめて正解だったと思います。
コース条件が悪すぎですし、なんといっても私が木につかまりながら猿のように滑り落ちながら降ったため、せっかく積もったキレイな樹氷が台無しで、トレースもメチャメチャだったからです
予想通り、山では経験したことのない筋肉痛(腰と二の腕)に悩まされながらこの返信を書いております
白毛門に登られましたか!
生まれたての小鹿の写真楽しみにしています
miyucchiさん、こんばんは(^^)/
白毛門へ行かれましたか〜!
あの下りは急ですよね。私も怖かったです
初夏の馬蹄形も行かれてるんですね。遅ればせながら、2017年のレコを拝見しました。
さすがです 行きたいのですが…長いですねぇ。
私も冬の甲武信岳はもうお腹いっぱいで これにて完結にしたいと思います。笑
白毛門のレコ楽しみにしていますネ
コメントありがとうございました☆
Kazuさん、moricocoさん、こんにちは♪
今シーズンはもうないのかと思っていましたが、やはり甲武信行っちゃいましたか。
それにしても悪天候の土曜日を選んで歩く辺りは流石、通算10回目ですね
大変な山行だったようですが、静かな山を満喫できたのでは
みゆっちさんも書いているとおり、15日は甲武信も候補だったのですが、未踏の白毛門を選択して正解だったようですね
新雪が積もった時のチェンスパはすぐお団子になっちゃって使い物にならないんですよね
私たちも12月に行った奥丸山で右俣林道の下りにチェンスパを付けたのですが、雪が降る中お団子でツルツル…外したらずっと楽に歩けました
PS: ガラナは高校時代、部活のお供でした。懐かし〜〜
ロッソさん、こんばんは。
そういえばロッソさんは北海道でしたね!
やっぱり部活帰りはいつもセイコーマートですかね?
ここ数年は雪が降ってもすぐ溶けたり、装着したと思ったらすぐ岩場になったり等々、チェーンスパイクの歯がどんどん磨耗してしまっていることも、今回全く歯がたたなかったことの一因かと思われます
装備の手入れを怠ると命に関わる(コブシではちょっと大袈裟ですが)ということを改めて実感しました。
今シーズンが終わったら、錆だらけのアイゼンの刃でも研ごうかと思っています
rossoさん、こんばんは(^^)/
そうでしたか。甲武信も候補でしたか
あの登山道の「その後」も見てみたかった気もしますが 白毛門で大正解ですネ。
チェーンスパイクは、お手軽な割に樹林帯で結構頼りになると思っていたのですが…今回の隠れスケート場では全く歯が立ちませんでした💦rossoさんのおっしゃる通り、下山途中からはすぐお団子になっちゃうし。。ほんと、良し悪しですね。良い経験になりました。
今更ですが、rossoさんは札幌のご出身だったのですね!
ウニと毛ガニとブドウエビとイクラの好きな私にとって、北海道は聖地です。
kazuさんも札幌に小さい頃住んでいたそうなので、もしかしたらすれ違っていたかも??なんて、大都会じゃあり得ないか
ではでは、大都会よりすれ違う可能性が高い静かな山で またバッタリお会いできることを楽しみにしています♪
コメントありがとうございました☆
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