熊倉山(荒川三山馬蹄形?!)
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- GPS
- 05:57
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,235m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:00
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
荒川三山馬蹄形(はじめて聞きました)のレコに惹かれこのコースを選択。でも公共交通機関利用プランで時間に限りがあるため、酉谷山を制覇したら日原方面に下山して奥多摩駅にバスで行こうかと計画。しかしとんでもない! 馬蹄形踏破、酉谷登頂どころか、その半分も行けず。またしても山の難しさと自分の根性と力の無さを思い知らされることに。
まずは朝、定期券他パスケースを忘れたことで一日が始まりました。駅で気づきパニクって予定を1本逃す。検索すると この1本の遅れが現地への到着を1時間以上遅らせることにつながると分かる。おそるべし秩父鉄道。しかしさらに詳細を調べると、新秋津〜秋津を乗り換えタイム4分で達成できれば取り戻せると判明します。駅間の距離は400m強、たぶん2分あれば走れる。新秋津で清算機を通し、秋津では切符を買う。カードが無いのですべて現金。でもそれぞれ30秒あればできるだろう。あとは道中の混み具合だ。なんとか猛ダッシュで達成して予定通りに戻すことに成功しました。しかも3分強で達成!! 今後の貴重な資料となります。
次の問題。バッテリーは持ってきたのにケーブルを忘れた。これも西部秩父線車内でお姉さんに借りられて事なきを得る。
そして最後の、そして新たな問題。それは秋津で購入を予定していた食事を手に入れられなかったことです。飯能駅での乗り換え時間も短く、さらには目的地の秩父鉄道白久駅周辺には当然ながらコンビニなど無いので、昼はおろか朝ごはんも手に入りません。頼みはザックにある〇イジョイ2本とクッキーが一つ。お花畑駅の自販機で菓子パンは一つ買えたものの、甘いものばかりで先行きが思いやられる...。
ふと目的地の一駅前、車窓から「道の駅1km」という看板を発見して急遽下車しました。しかし食事になるようなものは無し。仕方なくさらに白久駅まで歩き、登山届を提出して出発。
ほどなく「谷津川館」が見えてきました。ちょうど宿泊客を見送る女将の姿があったので、ダメ元で何か食事になるようなものはないかと相談。すると二つ返事で大っきなオニギリ2つに漬物まで付けてくれました。二◇円でいいという女神様!! コンビニより安くて美味いじゃん! 気をよくして出発します。ありがとう谷津川館、ありがとう秩父、ありがとう埼玉!! しかし出発間際の支配人からの助言「熊倉はあまり条件の良い山じゃないよ」という言葉が引っ掛かりました。当方その先まで行こうかと思ってるんですけど...。
さて、舗装道から登山道に入ると一気に九十九折りの急登となります。これが超ハード。展望もほとんどない薄暗い激上りです。上を見ても下を見ても木、木、木。果てしない孤独感に包まれます。もっともそれがたまらないのですがね。登山口から山頂まで3.5kmで標高を800m上げます。途中痩せた尾根道もあり、崖沿いの道も続くので油断は禁物です。標高1,200mほどからはチェーンスパイクを装着し、雪山モードに。そして山頂直下ではさらなる急傾斜でとどめを刺されました。
到着は12時半間際でした。次の酉谷山まではCT3時間。熊倉より300mほど高度を上げますので、その先はさらなる雪道ということになります。レコによるとアップダウンを繰り返すハードな破線ルート。そしてその先 酉谷山頂から日原BSまでのCTは3.5時間です。雪がなければCTは縮められますが、それもどれだけ短縮できるか計算できません。計5時間半としてもBS到着は6時。一応ヘッデンも装備していますが...。 しかし何より下山道の入り口に「この先道迷い遭難発生。慎重に」の掲示が...。 このたびは5分迷って撤退を決めました。
せめて下山は道を変えようと、遠回りな「日野コース」を選択しました。これが正解。城山コースよりも傾斜がゆるやかで、下山するにはちょうど良い感じで走れます。そして「一の橋」から先は舗装道への誘いを無視して登山道をずんずん進むと、そこは荒れ果てた、渡渉を繰り返すアドベンチャーロードとなります。そして明らかに山と高原地図が違っているのです!! ちょっと不安になりましたが、ヤマレコでは足跡があったので信じて進みました。ピンクテープと道標もあったので何とか進むことができました。
舗装道に出てからは快適な下り道ランとなりました。秩父の町並みを駆けながら(またもや多少道を間違えて)、電車がなかったので少し先の駅まで行きました。駅のホームでスーパーで買ったネギトロ巻をつまみに一杯。いや2本。
地図には熊倉山のところに「奥秩父の雰囲気が味わえる」とあります。奥秩父らしさって何だろうと思いながらずっと登っていました。うまく言葉にはできませんが、そのらしさとやらを十分に感じられたと思っています。
今日も楽しかったよ。ありがとー!!
惰文にお付き合いくださいました方々、ありがとうございました。
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