唐松岳・五竜岳(強風の中のテント泊!)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,688m
- 下り
- 1,930m
コースタイム
2日目:5:58五竜山荘-6:45五竜岳-7:25五竜山荘7:55-11:10地蔵ケルン-11:35アルプス平-(テレキャビン8分)
エスカルプラザ(徒歩約15分)-JR神城駅-(電車約10分)JR白馬駅-(徒歩約20分)八方第3駐車場
天候 | 1日目:曇り時々晴れ 2日目:山の上は一面のガス、下界は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
【行き 駐車場から登山口まで】 徒歩: 八方第3駐車場〜八方アルペンライン八方駅まで ゴンドラリフト・リフト:八方アルペンライン八方駅〜八方池山荘 片道大人1400円/子供790円 http://www.hakuba-happo.or.jp/sightseeing/alpineline/ 【帰り 登山口から駐車場】 テレキャビン:白馬五竜テレキャビン アルプス平〜エスカルプラザ 片道大人860円/子供430円 http://www.hakubagoryu.com/green/alps-summer/index.html 徒歩:エスカルプラザ〜JR神城駅 電車:JR神城駅〜JR白馬駅 大人180円/子供90円 ※電車本数が少ないので事前に発車時刻チェック要 徒歩:JR白馬駅〜八方第三駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪道の状況≫ 唐松山荘から五竜山荘に向かうルート上にある“牛首”は、鎖場が多く注意が必要 ≪温泉≫ みみずくの湯 大人500円/子供250円 http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/mimizukunoyu/ ≪ランチ≫ グリンデル(お昼ごはん、ガッツリ食べられます!) http://tabelog.com/nagano/A2005/A200503/20000649/ 花彩(白馬村で人気のジェラート屋さん) http://www.js-hanairo.com/hakubaten-annai.html |
写真
感想
【一日目】
観光客気分で八方駅からワクワクしながらリフトに乗る。
リフトを乗りついで、八方池山荘に到着すると多くの登山者・観光客で賑わっていた。
八方尾根は少しガスが出始めていたが、気分よく登り始める。
唐松岳までは学校登山で登られると聞いていたが、よく整備されていて登りやすい。
小学生ぐらいの子供も、もっと小さな子も何人も登っていて微笑ましかった。
唐松岳の稜線に到着すると、晴天で立山方面までずっと見渡せて驚いた。
周りの美しい景色に圧倒された。
「お母さん、ここ燕岳?」と、息子。そうそう、母さんもそう思ったんだよ。
山荘の右手側に空に向かって伸びる姿の端整な山。
いい天気だね〜。父さんと息子はお昼ごはんを食べてその場で昼寝
母さんは、一人で唐松岳まで往復。
今日はもうちょっと頑張って、稜線を歩いて五竜山荘へ向かう。
出発してすぐ鎖が連続の“牛首”という場所を通る。
家族揃って、緊張気味。小学生の息子には少しきつかったかな、、、
「慎重にね、集中して」とお互い声をかけながら、いくつもの鎖場を越えていく。
そんな場所が1時間ほど、微風だったおかげで特に問題なく歩けた。
五竜山荘への到着が、16時前。テント場は、大変なことに。
正規のテント場に空きがないだけでなく、登山道と思われる平らな場所も一杯。
折角テントを持ってきたけれど、今日は小屋泊まりしか方法がないのだろうか、、、!?
と思ってウロウロしていると「奥にテント張るスペースがまだあるかも」と、
他のテント泊の方が教えてくれた。
(えぇっ〜、ここ〜?)
唯一空いていたのは、山荘の横のトイレに向かう通路の端。
山荘と通路をはさんだ反対側は数十メートルの斜面になっている。
私達のテントを張ると、通路の幅が約50cmに。
通行者に迷惑をかけてしまうのが心苦しい。
(、、、、が、私達の他にも同じ状況のテント数張アリ)
この日は、父さんがツェルト泊、息子と私がテント泊(1-2人用テントで)と予定。
父さんのツェルトは狭い場所に張れず、私のテントからは随分離れた場所で設営することに。
最初にテント設営した際、4本しかペグがないことに気づく。おかしい!?
なんと、父さんがツェルト泊に残りのペグを全て使ってしまったのだ。
まぁ、いいか。風がほとんどないし、、、、と思い、
その4本のペグを使う。でも地面が固すぎてうまく刺さらない。
ペグが刺さったのはたった2cm。でも、まあいっかとそのままに。
テントサイドはそこらの石で固定。
おいおい、slowlife一家、山を甘く見てはならないぞ〜。
五竜山荘のテント場は、標高2490mの稜線なのだ〜。
あたりが暗くなってまもなく、
テントが飛ばされそうになるほどの突風が、、、、、、。
ギョッ〜、中には息子と私がいたけれど、
テントの隅がふわっと一瞬浮いたような。
あれっ、今のは気のせい?
風は一瞬だけで静かになったと思ったら、また横殴りの強風!
息子と私、青ざめる。これは、まずいぞ。
テントごと飛ばされ、急斜面から転げ落ちたら大変だ。
テントのお隣さん達が、ヘッドライトをつけて、テントのペグの固定を強化し始めている。
私達のテントのペグの固定がおろそかになっているのを気にしてくれて、
両隣の方が声をかけてくれた。
「自分のペグ、予備があるから貸しますよ」、「木槌あるからよかったら使ってください」
テントのお隣さん達、なんていい方なんだ〜(嬉涙)
丁度、そのタイミングで、父さんが自分のツェルトを撤収して駆けつけた。
おぉ〜、救世主現る〜。山においては困ったときに父さんが大活躍。
すぐに全てのペグをしっかり打ち付けて、しっかりテント固定完了。
そして、私と息子のテントに、父さんもジョイントすることに。
テントは1-2用なのに、なんとか3人入った。
うわっ〜(感激)、でも、狭いっ。
テントが風を受けるたびにボワボワッー(どんな音で表現してよいのかわからない)と、すごい騒音だ。
物語“オズの魔法使い”では、冒頭で主人公ドロシーの家が竜巻に巻かれて空を飛ぶ。
私のテントもこのまま暴風に巻き上げられ空を飛んでしまうのではないかと冷や冷やした。
一晩中、風が吹き荒れ不安と風の音で朝までほとんど眠れなかった。
横になって目をつぶって朝をひたすら待つ。
【二日目】
一面ガスだったが、少し明るくなってきた。
朝まで無事持ちこたえられた〜。嬉しい。
我がテント、なかなか優秀。
“アライ エアライズ1” 1人用と思っていたけれど、
いざというときには、3人でもOKだったしネ。
まだまだ風が強い中、自分ひとりで五竜岳山頂へ早朝登山。その間、父さんと息子はテントで朝寝。
岩だらけの道を通り約1時間弱で山頂に。休憩はせずテント場への戻りを急ぐ。
ガスで展望はなく、強風でコンディション悪かったけれど、ライチョウも見れたし、朝の散歩楽しかった〜。
テント撤収後、遠見尾根からアルプス平へ。最後はテレキャビンで下山。
山の上とは大違いで下界は穏やかな晴天でびっくり。
エスカルプラザからは、タクシーを使わず、のんびり電車と徒歩で
八方第3駐車場まで戻り、最後に白馬村で温泉とランチ♪
強風、悪天候、、、、そんな山行の後には、
家族で一致団結の大切さを実感する slowlife一家なのであった。
どんな山行も色々学ぶことがあり貴重デス。
唐松・五竜岳。
本当にいい山なので、いつか縦走でまた訪れたい。
家族そろってのテント泊、お疲れ様です
連休ですと、テント場の混雑ぶりも半端ないですね
平日休みをいただいている者からすると、想像できない世界です。
しかも、強風の洗礼ですか?
建物の影なので、考えようによっては風を避けられるようにもお見受けしたのですが・・
風の通り道に張られた方はどんな状況だったのですかねぇ
私も、定番エアライズ1です
1人でも、ザックのスペースなどで「狭いなぁ」と思うことがあります。
あそこに3人ですか
熱気ある登山になりましたね
くれぐれもお気をつけて
人気のある山は、連休はすごいことになると覚悟はしていたのですが、
テント場の混み具合には驚きました
テントを張った場所は建物の影なので風には強いかと思いきや、
谷からの吹きあげる突風がテントに当たってすごい揺れ方でした
さらに風が当たる場所にテントを張られた方は、大変だったと思います。
noronoroさんもエアライズ1なんですね
3人横になるとザックの置き場が全くなくなるのですが、
ザックを枕にしたり足の下に置いたり、150%ぐらいスペースが生かせましたよ
slowlifeさん、こんにちは〜
ずい分スリリングな一夜を過ごされたようですね
それでもちょっぴり楽しそう(おっと失礼)・・・
わたしなんかも、たまにはこういう山行をして、気合を入れた方が
いいかも知れませんね
アライのエアライズ・・・、
悪天候にも十分な耐性がありそうですね
一人用テントを検討する際は、参考にさせてもらいます
今回のテント泊、相当な修行になりました〜
後々まで我が家の忘れられない思い出となることでしょう。
稜線での暴風体験、ホントにかなりの気合が入りますよ〜。
アライのエアライズ、結構、よくできています!
テントポールがクロスしているタイプは、
風にも強いようです
レコ楽しく読ませていただきました。
私も同じ連休、北アのほかのテント場で強風に苦労し、不安を覚えました…今まで基本風防のいい場所でしか張ったことがなかったので〜。
しかも、slowlifeさんが苦労した16日から17日にかけては、風防の悪いテント場に泊まりたくない思いが強くて、予定を1日巻くという行程にしてしまうほどでした。
でも、数をこなして慎重にもなるし、勉強にもなりますよね^^あと、道具の信頼や愛着にも繋がったようなレコに感じられました。ちなみにわたしもエアライズです。唯一の欠点は…同じテントを持っている人が多すぎてテント場で間違えそうにまた間違えられそうになることくらいでしょうか…
今回の山行とは別に、ハイキング寄りのslowlifeさんのレコも楽しみにしてますね。
16日の夕方までは全く風の問題はなかったので、
その日の夜も大丈夫かな、、と楽観的になっており、
稜線でのテント泊を甘く見ていました。
できれば進んでしたくない体験ですが
エアライズは数年使っているのですが、
今回ほどありがたみを感じたことはありません。
テントをもっと軽量化したいな、、と、他の新製品に
目移りしたこともあるのですが、まだまだずっとエアライズで行きます
minislopeさん、重い荷物も担ぎガッツリ歩かれてますよね。
カッコイイ〜
これからのご活躍も期待しています
絶壁の際でのテント‥
スリリングな夜を過ごしましたね!
私も昨年、夜中の強風にビビり、更にはテントが
上から降ってくる‥という夜を体験しました
(ほんとですよ 笑)@白馬鑓温泉
お師匠さん(父さん)頼もしいですね
不安な中での救世主だったのかなぁ?
ps.室堂行っといた方がいいですよ〜。
秋も最高なはずですよ〜(笑)
エアライズ1が3人までOKだったとは知りませんでした
地面が固いと普通の付属のペグって刺さりにくいですよね。
すぐ曲がってしまうし。
かなり重くて軽量化に逆行してしまうので、お勧めできませんが、スノーピーク社のソリッドステーク20を携行しています。
固い地面にも打ち込めば曲がらずに入って、まず抜けません。
ほぼ武器みたいなペグです(笑)
そういえば、今年はテント泊縦走の機会がありません。
テント泊も良いですよね。
去年の白馬鑓温泉の山行を拝見させていただきました〜!
風強くて、上からテント降ってきたんですね。
ホントに強風の中のテント泊は、ドキドキですよね
息子と二人だけの時には、外で大きい石を見つけて、
テントの中に置いて重しにしないと、、と思っていました。
ちょうど、父さんの体重分が良い重しになりましたよ
satoru-ktさんおすすめの室堂、今、行きたい場所ランキング上位です、、、
エアライズ1、家族でおしくらまんじゅう状態でしたが、
計算されたかのように、3人ぴったりと収まりきりました。
小学生の息子が身長150cmで痩せ型だったのが幸いだったかも
スノーピーク社のソリッドステーク20!
皆さんの評価をみると最強とのこと。
頼もしいペグがあるんですね
なんと、“武器”と呼べるほどの威力ですか〜(笑)
せめて、一本だけでもペグ打ち試してみたいものです
家族登山、楽しそう
ちなみに私もエアライズです
使っているのは2ですけど、
ソロトレック用に1人天もほしいこの頃です
>家族で一致団結の大切さを実感する
ステキです
ご無事でなによりでした!!!
夜のテント内のシーンはハラハラしながらレコ読んじゃいました
それにしても、岩場の登り下りに強風のテント泊…
大変な思いをされた分、思い出に残る山行となりそうですね
ギュウギュウのテント内で夜を明かしたことも含め…
まだまだ足を延ばせてない白馬方面、いつかは歩いてみたいです
エアライズ仲間ですね〜
M_TERAさん、これからもまたソロトレック行かれますか〜
近いうちに、本当に一人用のテント買っちゃいそうですね。
今回のテント泊では、家族が一緒だったことが心強かった〜。
一人だったら、尻込みして小屋に逃げ込んでたか、
逃げ込む前に、テントごと空を飛んでいたかも
岩の登り降りも、ドキドキでした。
息子が足を踏み外さないように歩けるかどうか、
ずっと見守り冷や冷やしてました。
「もう、絶対この登山道連れてこないでね。」と息子
というわりには、かなり岩場のアスレチック楽しんでましたけどね。
八歩尾根から唐松岳は、本当に人が多かったです。
白馬方面、良い山々がたくさんです〜
slowlifeさん、こんにちわ。
強風の一夜の報告、はらはらしながら読みました。
女性と子供では、飛ばされてしまう事もあるの。。!?って思いました。
うちの山の会の女性二人もその夜五竜にテント泊でしたが、
15時に着いてテン場がいっぱいで、
外トイレに行く通路の脇に張った、とのことで
slowlifeさんとご近所だったようです。
ホントに私って小心者ですよ
テントをペグでしっかり固定することの重要性を
あらためて感じました。
最初はきっちりできてなかったので今考えるとコワい〜
sakusakuさんの山の会の女性メンバーさんも
私達と同じ通路だったのですか〜!?きっとかなり近いです!
あのような場所でよくテン泊できたなぁ、、と、
今では懐かしい思い出です
憧れのテント・・・いいな〜^^
いつか僕も!!っと心に誓いましたw
こちらにも、コメントありがとうございます!
返信遅くなりすみません
テント泊、色々経験できて楽しいですよ
piorimさんもいつの日か、ぜひお試しください〜
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