龍神山・熊山 〜吉井川を臨む尾根から遺跡の山へ〜
- GPS
- 05:48
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 654m
- 下り
- 637m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 5:48
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は良く整備されていて、天気が良ければ危険個所も無く歩きやすいコースです。熊山山頂(熊山神社)直下まで車で行くことができますので、遺跡を見たり、小さい子供連れでハイキングするのであれば、山頂付近だけで楽しむこともできます。 |
写真
装備
MYアイテム |
Katsuhara
重量:0.89kg
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個人装備 |
長袖シャツ
サポーティングタイツ
ジャンパー*
ズボン
靴下
グローブ*
日よけ帽子(ハット)
靴
サブザック(19L)
昼食(おむすび+サラダチキン)
行動食(飴)*
予備食(シリアルバー他)*
飲料(お茶600mL+フルーツジュース)
箸*
地図(行程図・地形図)*
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
サブバッテリー*
カメラ
携帯電話*
腕時計
ラジオ*
ヘッドライト*
手拭い*
ティシューペーパー
日焼け止め
防虫スプレー*
トレッキングポール*
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備考 | *印は持って行ったけれど使わなかった装備です。書き忘れているものが他にもあるかも。 |
感想
去年の冬は、和気アルプスを何度か訪れた。その和気アルプスのもう少し先に「熊山」という岡山県民に愛される山があるということを知り、いつか訪れてみたいと思っていた。三連休の中日、天気予報は晴れだったのでその熊山に行ってきた。
私の住む鳥取市から熊山までは車で2時間余りかかる。朝、7時過ぎに家を出て、熊山駅に到着したのは9:30ぐらいだった。駅の時刻表で、岡山方向の列車が9:46発ということがわかったので、駐車場に車を置いてリュックを担いで駅まで走り、ぎりぎりで列車に乗り込むことができた。
熊山駅の一つ隣の万富駅で列車を下り、無人の改札のボックスに切符を入れて駅舎を出た。空は黄砂の影響なのか、少し霞んではいるものの雲一つない晴天だ。登山口まではJRの線路を横切り、吉井川に架かる弓削橋を渡り、弓削の村中を通る平坦な道を歩く。八幡宮の鳥居を過ぎると、真っすぐな石段を覗く門が現れる。その右側に尾根を斜行する登山道があった。ここで靴ひもをしっかり結んだりカメラの設定を確認したりした。
今回のカメラはSONYのCyberShot DSC-RX100m3、つい先日ヤフオクで落札したものだ。1インチ撮像子を持つ、いわゆる高級コンデジと呼ばれるカメラで、新品では私にはとても手を出せない品だが、中古ならなんとかなる金額だった。24mm相当のF1.8レンズで、防水でないことを除けば私にとって文句のないスペックだ。Amazonで社外品バッテリー2本セットを買ってフル充電して来たので、静止画も動画もほぼこのカメラだけで撮ったが、この日一日充分使うことができた。32GBのSDカードは5Mpx相当のJPEG静止画と60p,28MのAVCHD動画で一杯になることはなかった。
最初はだらだらと上りが続く。場所によっては右側の茂みの向こうに吉井川や街並みを見ることができるが、あまり展望の良い場所は無い。時折、鮮やかな赤紫色の花が目に入る。葉がまだほとんど出ていないので定かではないが、やや小ぶりなのでコバノミツバツツジかな。それ以外には真っ赤なヤブツバキの花を目にすることもあった。
この登山道は多くの人が歩くようで、わかりやすく歩きやすい。前日も天気が良かったので土がぬかるんでいるようなところもほぼ無かった。トレッキングポールもリュックに入れてはいたが、結局使わないまま全行程歩いてしまった。手がふさがっていると写真がさっと撮れないのが嫌なのだ。天気が良いことがわかっていたので、手と顔に日焼け止めは塗っておいた。ペースを上げれば汗ばみ、じっとしていると少し涼しいぐらいのちょうど良い天気だった。
当初、熊山神社と熊山三角点を訪れて下山するつもりでいたが、神社の駐車場の案内板に熊山山頂近くの見どころが案内されていて、それを見たら、せっかくなので行ってみようという気になり、少し遺跡の辺りを歩いてみた。GPSログが山頂辺りで迷走しているのはそういう事情だ。けれども、遺跡のピラミッドは見る価値のあるものだった。また、その周りの公園も明るく開けていて、静かにくつろげる良い場所だった。歩行距離はやや長くなったが、時間的にも体力的にもそんなに負担にはなっていない。
下りの熊山ルートは一番メジャーなコースなのだろうか、道も広く開けているし、木段も多く設置されていてる。実際、高齢の夫婦や小さな子ども連れの家族、若い男女など、多くの人達とすれ違ったり追い越されたりした。展望の良い場所があまりないのが少し残念だが、樹木にその名前の書かれた標識が取り付けられていたり、メッセージの記された札が掛けられていたりして楽しく歩くことができた。
熊山には東西南北いずれの方向からも登ることができるらしい。今回歩いたコースは西側から入って、北に抜けるコースだったので、次に来るときには東側の和気からのコース、または南の伊部(いんべ)からのコースも歩いてみたい。いずれもJRの駅があるので、いろいろなパターンが考えられそうだ。ただ、それは一年後のことになるかな。