【荒島岳】誰が言ったか地味な100名山?展望に優れた登りごたえのある名山でした(勝原スキー場駐車場〜荒島岳 ピストン)


- GPS
- 05:41
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,253m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
天候 | 晴れ♪ 事前の予報では強風でしたが、うって変わって風も穏やか。 気温も高めで、しゃくなげ平まではベースレイヤーと厚手の長袖1枚だけ。 ハードシェル、オーバーズボンと真冬並みの装備を持っていきましたが、明らかにオーバースペック。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
福井駅前に前泊。 中央縦貫道経由で勝原スキー場駐車場まで40分くらい。 07:00前の到着で、30台くらいはいた感じ(数えておらず、ざっくりと)。 帰りには国道近くまで車が止まっていました。 ◆帰り 行きと同じ道で福井北ICまで。 北陸IC経由で滋賀方面へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全体に急登。登りごたえは十分。この日は登山客も多く、トレースばっちり。 ・800mを超えたあたりから雪がチラホラ、1,000mを過ぎると雪道。しゃくなげ平まではツボ足。ですが、しゃくなげ平手前は急坂で、結果的には坂の手前からアイゼン装着で良かったかも。しゃくなげ平から先はダブルストック&アイゼン(12本爪)。 ・この日は1〜2日前に降ったであろう雪が、登りのタイミングでは適度にしまっていい感じでした。チェーンの方もいれば、ツボの方もいました。が、個人的には前爪がある10本以上の方が安心かなあ、と思いました。いったん、溶けている箇所もありましたので、今後は再凍結もあるかもしれませんし。 ・過去レコを見ていて、もちが壁の手前でピッケルに持ち替えがいいのかと思っていましたが、気が付いたら前荒島岳。いつの間にかもちが壁を通り過ぎていた模様(ということは、事前に思っていたほどの急坂ではなかった)。せっかくピッケルを持ってきたから使おうかなあ、くらいの感覚で、山頂からの下山時はピッケルに持ち替え。 ・下りはしゃくなげ平の手前からだいぶ雪が腐っていました。登りのしゃくなげ平手前で苦労したので、1,000m付近までアイゼン。後から見ると、ちょうど深谷ノ頭でアイゼンを外していた模様。ですが、雪も腐っていたし、人が多くて足場を崩していたので、しゃくなげ平から下は、あまりアイゼンきかず。 ・下山時の1,000mから700m付近までは泥んこ祭り(笑。キャップを持っていなかったのでストックもしまっており、バランスとりづらく降りるの大変でした。ゲイター必須(私は車に忘れましたけどね・・・)。 |
その他周辺情報 | ・前泊時、好日山荘に買い物へ。その横にあった越前そばの西村屋へ。 テンプラ越前そば(大盛) 1,300円 瓶ビール(キリン) 620円 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(40L)
クッカー
ガスボンベ
コッヘル
非常食
水
帽子
手袋
ストック
アイゼン(12本爪 / チェーン)
ピッケル
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
サバイバルシート
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
|
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備考 | 車の中にゲイター忘れた・・・ |
感想
関東からだと日帰りは無理、かといって何泊かしようという気にはならない微妙な距離の荒島岳。
所用があって関西方面へ行ったついでに、ちょっと足を延ばして登ってきました。
登り始めから急登、時おり平らなところもあるものの、基本、急登の山(笑
逆に急登の山は景色が開けるのも早いもの。
荒島岳も、早いタイミングから白山を始めとした周囲の山々の好展望(^^♪
ちょっと登っただけで、来たかいあり。
雪が出てくるのは800mあたりから。
1,000mを超えると雪の道。
しゃくなげ平手前は意外と急な道。
ステップはしっかりと切られていましたが、ツボだと少し登りづらいところだと感じました。
しゃくなげ平で来た方角を振り返ると、真っ白な白山が控えています♪
ここで白山に癒されながらアイゼンを装着。
多くの方がしゃくなげ平で一息入れながら、アイゼンを装着していました。
しゃくなげ平からはいったん、下った後にもちが壁へ(行きにはそうと思わずスルーした)。
もちが壁を登り切った辺りからは森林限界を超えてきます。
さすが北陸の山、森林限界の標高がかなり低い。
関東の山で言うと、丹沢で森林限界を超えているようなものですからね。
開けてからは景色のよい稜線歩きを楽しみながら山頂へ。
事前の予報では風も強く、上層の雲の多そうな感じでしたがなんのその。
すでに春の晴れ方でかすみがちではあったものの、見事な晴れ間が広がっており、稜線沿いで風が強いタイミングはあったものの、比較的、穏やかな方。
コーヒーを飲みながら周りの絶景を楽しみ、気がついたら30分くらいノンビリと。
もっとノンビリしていたところではありますが、体も冷えてくるし、人も多くなってくるし、名残り惜しくも下山の途につきます。
コロナがうるさい世の中ではありますが、車の移動であればリスクも少なく、山の中まではウィルスもやってこまい。
って思う人が多かったのか、山中は意外と多くの登山客の方で賑わっていました。
登りのタイミングより、下りのタイミングですれ違う方が多くいました。
正面に広がる絶景を楽しみながらの、楽しい下山路。
ただし、それも途中までは。
途中からはまずはしゃくなげ平を超えたところの腐った雪に難儀。
1,000m付近でアイゼンを外してからは、雪解けの泥んこ祭りに大難儀。
木の根っこも多いし、土質も相まって、滑りまくってしょうがない。
おそらくここで変な力を使ったのか、翌日はひどい筋肉痛に苛まれます。
先に下山した我々が、いい感じに土と水を混ぜ込みましたので、後から下山した方々はもっと大変だったのではなかろうか。
足元が泥んこまみれになりながらも無事に下山。
場所柄もあってか、地味に語られることの多い山ですが、実際に登ってみると景色もよく、距離も標高差もあって登りごたえのあるいい山でした。
新緑の季節や、紅葉の季節も良さそうですので、その時期を狙ってまた登りに行きたいと思います。
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