金剛堂山(膝上ラッセル・山頂でのご来光間に合わず)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,031m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
北陸自動車道から福光IC〜国道306号を南下・五箇山トンネルを越え〜国道156号〜利賀村への看板を右折・新山の神トンネルを越え、県道34号線を左折〜国道471号線を右折〜県道228号線を右折してしばらく走ると旧スノーバレー利賀の駐車場へ。 上記ルートはほぼ全線2車線路の快適な道路です。アップダウンとカーブは多いですが、このエリアでは比較的走りやすい快適なルートです。(約43辧60分程度) ※東海北陸自動車道からだと五箇山IC〜国道156号を北上し、上記ルートに合流します。ちなみに利賀村から南砺市に向かう国道471号線は通行止めの看板が上がっていました。 【福光IC〜駐車場までの道路状況】 この日は凍結・積雪なし。夜中0:00到着時は2台ほど車が停まっていました。前泊の方でしょうか?気温-1℃でした。寒さは感じませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 駐車場そばの登山口周辺には見当たりませんでした。インターネットで登山届けを提出しました。 【コース状況】 <駐車場〜P997> 駐車場脇の川にかかる橋を渡りすぐ左に折れると登山口。いきなり滑りやすいです。夜中だったので凍結・雪・枯れ葉・泥のミックス状態。P997までは急登で滑りやすい。特に帰りはドロドロ状態。スリップにかなり気を使いました。 <P997〜方折岳〜P1451> ノントレース。ここから徐々に積雪が増えてきます。方折岳を越えると深いところで膝上までのラッセル続き。時折、藪もうるさく心が何度も折れます。P1451のピークから金剛堂山の稜線が見え始めます。 <P1451〜山頂> クラスト・踏み抜きの連続で体力をさらに奪われます。途中2か所、ナイフリッジがあり、特に北東斜面がかなり切れ落ちてるので注意が必要です。風が強いとバランスを崩しやすいので、かなり気を使いました。スノーポンは使用せずにアイゼンとストックにて切り抜けました。 【ルート全体の状況】 全体的にトレースがあれば歩きやすいルートだと思うのですが、全線ノートレースだったので途中でばててあきらめようかと思った瞬間、下から一筋の希望の灯りが!!。P1451付近で救世主に出会い救われました。P1451以降の2か所のナイフリッジは風が強かったのでかなり気を使いました。ここは注意が必要と思います。 |
その他周辺情報 | 【駐車場・トイレ・コンビニ】 大きな駐車スペースあり(約2−30台程度)。さらに手前にも大きな駐車場スペースあります。駐車場にトイレありません。山行途中もありません。近辺にコンビニ等ありませんのでご注意を。福光IC降りて、城端駅近くにローソンがありますが、国号沿いではないので見過ごさないように。 【駐車料金】 無料。 【温泉】 すぐ近くの小高い丘に「天竺温泉の郷」があります。駐車場から県道229号線を北上、約5分ほど(600円) |
写真
装備
個人装備 |
スノーシュー
レインウェア
ツェルト
アルパインポール
アイゼン
ピッケル
防寒着
ファーストエイドキット
ストーブ・クッカー
非常食・水
GPS・地図・コンパス
ランプ・予備電池
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感想
登山口駐車場で仮眠してからと予定していたのですが、思いのほか到着が遅くなり、少しだけしか仮眠できずに登山開始。
山頂でのご来光を目標。自分の体力のなさと睡眠不足、前日までの積雪でラッセルも予想していたので、早めに出発しました。
予想通りのノートレース・ラッセル続き。方折岳から上部は膝上までのラッセル。そして、暗闇の中のルートファインディング。吹き溜まりや急斜面のクラストは自分のスノーポンでは越えられず、アイゼンに切り替えたりを繰り返し、かなりの時間のロス。
P1451手前あたりで、バテてしまい、心が折れかけたその時、後方から一筋の灯りが!!真っ暗闇のこんな時間に誰??(よく考えると自分もそうだけど(笑))ちょっと怖くなりましたが、どう見ても登山者だ!!やったー、助かった〜
京都から来られたという登山者さん。「今までトレースをお借りしていたので、今度は私が先行します」とありがたいお言葉。その方はスノーシューを装着されぐいぐい登って行かれました。むっちゃ早い!!
あっという間に見えなくなりました。バテバテの自分はその方に勇気をもらい、その後ものろのろと山頂めざし、それでも何度も心が折れそうになりながらも、苦手なナイフリッジを2か所通過し、何とか山頂にたどり着きました。
山頂からは写真の通りの何とも言えない絶景が待っていてくれました。山頂でのご来光には間に合わず、爆風で長居はできませんでしたが、山頂までたどり着けたのは京都からのそのお方のおかげです。ありがとうございました!!
また、どこかの山で出会えることを楽しみにしています!!
<追伸>
今回の山行は何度も心が折れそうになり、途中で登頂をあきらめようとしましたが、途中で出会った登山者さんに救われ、勇気をいただきました。そして、思いのほか深いラッセル続きで苦しい登山となりましたが、あきらめずに一歩一歩あゆみを止めなければ、のろまでも山頂にたどり着けるということを学びました。
温かい人(山仲間)からいただいた勇気とあきらめない心。これからの登山と自分の仕事や人生にも活かしていきたいと思える、思い出に残る学びの登山となりました。
いつも素晴らしい絶景を見せていただいています。
ありがとうございました。
s_fujiwaraさん、コメントありがとうございます。
お返事遅くなり申し訳ございません。
今回の山歩きは、何度も心が折れそうになりました。
積雪後だったので、ある程度覚悟してましたが、予想以上にラッセルが大変でした。
自分の力量と体力に合わせた山歩きをしなければ・・・と反省させられました・・・
と思いつつ、また雪山へ行きたいという思いがふつふつと・・・(笑)
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