広河原〜北岳〜間ノ岳周回
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- GPS
- 27:57
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,429m
- 下り
- 2,430m
天候 | 22日 晴れ 23日 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
終始よく整備された道で岩登りも殆どありません。 稜線に出ても殆どは巻く様に進んで行きますので、アップダウンも少なく、 疲労を感じることは少ないと思います。 ただ山頂付近はやはり寒いので、秋服は必須かと思います。 芦安の日帰り温泉は一般580円。200円のタオルも販売していますが、薄いタオルが1枚だけですので、体を拭くほどのタオルはないので注意。 シャンプー等は備え付けてあります。 食堂もありますので、食事も出来ます。 バスは広河原〜甲府間だと芦安を通らない快速もあるので、本数は少し少なめですが、調整すれば広河原から乗り合いタクシーで芦安まで降りて温泉。は十分に計画に入れても損はありません。 |
写真
感想
土曜日出勤な私は、祝日連休が遠征のチャンス。
それが2週連続ともあれば当然山に行きます。
というわけで今回は広河原から日本第2高度を誇る名山北岳に行ってまいりました。
金曜日の内に甲府駅に入り、バスターミナルで時間を潰し4時始発バスに乗り込んでいざ広河原へ。
広河原は朝から大勢の人が集まって八本歯までの道が人で混み合います。
何人かの人と同じペースで上り続け途中で一緒に休んで雑談などしながら左俣コースを上り続けると、きつい角度に珍しく太ももが辛い。
八本歯まで上がってくると晴れ間も見えて景色は広がりを見せてきます。
いやー南アルプスは広いなー!!!
目の前に広がる一つ一つの尾根が大きな裾野を広げる南アルプスの広大さが八本歯の分岐からあります。
そして、見えてくる北岳の姿は雲で白く隠されていますが、その角度が急になり、岩場が険しくなるといよいよ日本で2番目に高い場所です。
残念ながら雲の中にすっぽりと頭を入れた北岳からの眺望はありませんでしたが、日本で2番目に高い場所でお昼ご飯。
来た道を下って、今日の宿場である北岳山荘に到着するとテントを張り、
少し軽くなったザックで足取り軽く間ノ岳を目指します。
間ノ岳までの稜線はとても360度に開けた景色の中を歩けるはずですが、今回は西側の空しか晴れなく富士山も鳳凰三山も見えませんでしたが、それでも西側の空は広いし涼しい稜線の風が気持ちいい。
帰りの道中は、間ノ岳山頂で知り合ったソロの方々と4人で雑談をしながらになりました。70歳だという一番年配の方は、とてもその歳には見えないほど足取りも軽く色々なお話を聞かせて頂いきました。
4人とも全員ソロで来ているのに、山頂で雑談をしてそのまま一緒に歩いているのは初めての経験で、山を歩いているというより近所の散歩道を歩いているような感覚だというのに、その場所は現実離れした美しさでした。
北岳山荘に到着すると、3人とも別れて自分のテントに戻り初日は終了。
小屋に戻ると何やら予報では、朝から雪だとか・・・・・・。
夕方にはすっかり小屋はガスの中に包まれてしまい。夕焼けも星空も朝焼けもお預けのまま、先週に引き続き二日目の雨撤収スタート。
水を吸ったテントが重いぞちくしょー。
再び景色の無い北岳の山頂を踏み。そのまま肩ノ小屋方面へ稜線を歩きます。
そして下山道でも新しい出会いがありました。
同じくソロの青年と肩ノ小屋のテント場付近で地図を見せ合うとそのまま同行する事に。彼とはこれまで登った山だとかを話ながら好きな登山家の話などしながら、足取り軽く進みます。
草スベリの急登を下りながらこれを登る事を想像するだけで息切れしそうになりながら、濡れていても安定した道を駆け下ります。
結局、広河原まで一回も休憩なく北岳山荘から3時間半もかからずに到着。
がっしりと同行した彼と握手を交わしてここで、初めて自己紹介。
広河原に到着すると、偶然にも始発のバスで同じ席に座っていたご老人とも再会し、3人で乗り合いタクシーに滑り込んで芦安まで下ると、そこで青年とは別れ、ご老人と一緒に温泉へ浸かると、冷え込んだ体が生き返りました。
風呂上りのビールだなんて贅沢は普段しないのですが、今回はとても気分が良く。
ビールは美味いし昼ごはんのカレーもとても美味い。
甲府行きのバスは中々来ませんが、心地よい疲れを感じながらとてもいい時間を過ごせました。
今回の山行は、いつも通りの1人旅だったはずなのに、何やら色々な人と出会い時間を共有できました。これは南アルプスという場所だからなのでしょうか。
天気はまたまた曇りと雨でしたが、お気に入りのコースとなりました。
きっと人生のうちに何度も通うコースだと確信しています。
いやぁ・・・写真を見返すとため息ばかりが出ます。
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