安達太良山
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 740m
- 下り
- 738m
コースタイム
天候 | 曇り一時雨 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
登山口でもあるあだたらレストハウス前の駐車場はとても広く、スペースには困らない。この日は観光バスとかがいっぱい停まっていて、結構人は多かったようだ。でもあいにくの天気・・・。今にも雨が降りそうだし、前日もこのあたりは雨だったみたいなので、足元も心配・・・。
4人とも準備をひととおり済ませて、9時前に天気を心配しながらの出発。最初は林道と林道をショートカットする登山道を歩く感じだけど、早くも雨が落ちてきて早速ザックカバーの登場。(ない人はゴミ袋。。)
登山開始後2時間半ほどでようやくくろがね小屋に到着。すると雨は次第にやんできてひと安心!このあたりに来ると景色もがらりと変わって、火山を思わせる「異様」な山容と「硫黄」のにおいに包まれる・・・。くろがね小屋の後ろにそびえる鉄山は自然の砦のような感じでそびえ立ち、小屋の周囲のあちこちには「毒ガス注意」てな感じの看板だらけ。
小屋の前で昼食を取って、いよいよ核心部へ!とその頃には雨もすっかりやんでありがたいっ。くろがね小屋を過ぎると森林限界を越えるようで、突然アルプスの山のような山道を歩く感覚になる。しばらくは急坂なので辛抱。
峰の辻の分岐で、僕たちは牛の背を歩くために山頂には遠回りの方向へと進むことにした。雨はやんだものの、ガスのせいで視界は良くない・・・残念。
牛の背でもガスはなかなか切れなかったけど、時折視界が晴れた時、下に広がる沼ノ平がちょっと見え、なんとも表現のしようのない景色だった(注:ちなみに2001年時点では沼ノ平は有毒ガス発生のため立入禁止)。
牛の背を20分ほど歩くと目の前に大きな10mくらいの岩山がそびえる。これを登りきれば山頂だ!僕たち4人はもうひとふんばりして、午後1時ちょうどに登頂ー!
周りを見渡したがあいにくのガスのため、なかなか周囲の山々は望めなかったが、僕たちを貫くように流れてくるガスが不思議と心地よい。それに東側は比較的晴れ渡っていて、雲海を見ることができた!これには4人とも感動。山頂の岩山は狭いが、その下はかなり広いので僕たちはしばし横になる(これまた気持ちよいっ)。
さて、いよいよ下山。しばらくはガレた道を下るので足元に注意。また県民の森分岐近くになると、先ほどまでの雨のせいで道はかなりぬかるんで歩きにくくなるが、我慢して黙々と下っていく一行。そして、どこからともなく「ウォンウォン・・・」という音が聞こえてきたら、ゴンドラ駅はすぐそこ。
天気には恵まれなかったけど、4人とも大満足の山だった。最後はゴンドラ駅前の水道で登山靴の汚れを落とし、ゴンドラで楽々とあだたらレストハウス駐車場に到着。
今度は紅葉の頃に是非訪れたい山である。
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