谷川岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 644m
- 下り
- 1,185m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
谷川岳はなかなか晴れることのない山で有名な山。今回も晴天にはあまり期待せず、紅葉の美しさが楽しめれば十分かな。
早朝谷川岳ロープウェイ乗り場の駐車場に着く頃、空は厚い雲。そしてほんの少し霧雨が降る・・・。ロープウェイに乗り約10分で天神平に到着。幸い雨にはあたらなかったが、足場は悪く視界もいまいち。天神平一帯はちょっとした散策コースにもなっているので、一般の観光客でも楽しめるところ。そして冬から初夏にかけての長い期間にわたり、スキーができる所としても有名。僕たちはさっさと天神尾根伝いに谷川岳を目指すことにした。
しばらくはなだらかな森の中を歩くことになるが、向かいの尾根の紅葉を見渡せる場所にさしかかると、思わず足を止めてうっとり。紅葉のピークにはちょっと遅れたかもしれないけど、十分満足できる眺めである。あとは山頂のガスさえ晴れてくれれば・・・。
そうこうしているうちに熊穴沢ノ頭避難小屋に到着。避難小屋なので無人だし造りも非常に簡素。いい休憩ポイントにはなる。僕たちも軽く休憩して再び目指す山頂へ。ここからは谷川岳の岩峰群がますます間近に眺めることができ、それと紅葉との見事な風景を楽しめる!でも山頂に近づくほどガスは濃くなっていき、ますます展望は悪くなってくる・・・。
そして、山頂まであとわずかなところにある肩ノ小屋に到着した頃には、視界はほんの数m・・・。そしてじっとしていると寒いっ。早く山頂を拝んで下山しよう・・・。
そして山頂(トマノ耳)で記念撮影。背景は真っ白・・・。山頂を楽しむ術もなくいきなり下山。肩ノ小屋〜トマノ耳間は、この日のような非常に視界の悪い時には、道がわかりにくくなるので要注意だ!僕たちもちょっとあせった。
なんとか道を間違えずに下山ルートの西黒尾根にさしかかったようだ。西黒尾根はクサリ場や岩場があり、さらにここからのマチガ沢方向の眺めは格別との評判。下山開始後しばらくすると、僕たちを悩ませていた濃霧帯の下に来たようで下界の眺めは鮮明になった。すると前方には僕たちが歩く西黒尾根の稜線、そしてその周辺一帯の赤や黄色の紅葉が!また向かって左側は、恐ろしいほど鋭くそびえる東尾根。山というよりもはや大きな壁、人を寄せ付けないその威容は何とも表現しがたい。
登山道は次第に森林の中に入っていき、しばらくその中を歩いていくと谷川岳ロープウェイの駅前にたどり着く。天候のせいで達成感はいまいちだった気もするけど、くだりの西黒尾根は印象に残る山道だった!コース全体も歩きやすい状態だから、いつでも登ることができそう。今度登るときはいい天気でありますように。
下山後は、水上の市街地の方向まで下り、ちょっと山間部に入ったところに湯テルメ谷川があり、そこで入湯。
ただし駐車スペースが少ないようなので、運が悪いとかなりの駐車待ちを覚悟しなければならないかも・・・。
いいねした人