南白山・北東尾根(長大なオオシラビソの森)
- GPS
- 13:48
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 2,988m
- 下り
- 2,985m
コースタイム
- 山行
- 13:36
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 13:47
0.40 905m 林道分岐
1.15 908m 尾根末端
6.38 1808m 二つ池
7.52 2011m 一つ池
9.24 2186m 南白山
9,32 2186m 南白山発
10.18 2011m 一つ池
10.55 1808m 二つ池
13.04 908m 尾根末端
13.37 905m 林道分岐
13.45 630m 平瀬ゲート
天候 | 小雪時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*900m付近で大白川方面のダート林道へ入る。大白川を渡る橋からは急な登りで落石多数。押し歩きとなる。500mほど登るとアワラ谷方面の下りの林道分岐となる。400mほど下るとアワラ谷を渡る橋があり尾根末端に出る。 *尾根末端は崖だらけだが崖を避け灌木を掴んで強引に登り上げる。尾根に乗れば今の時期木の葉っぱは少なくスキーを担がなければ比較的歩きやすい。 *尾根は最初急で細い場所もあるがだんだん広くなる。1250m辺りで雪は繋がり以降山頂までスキーで歩けた。ただし雪不足で1500mあたりまで藪っぽい *スキーの場合ポコは巻ける。随時シールを剥いでトラバース滑走した。帰りも何度か登り返し有り。 |
その他周辺情報 | 道の駅平瀬に温泉あり |
写真
感想
今日は大魔人と二人で南白山を平瀬から南白山北東尾根経由で目指した。自分は白水湖経由沢登で一度ピクッているが大魔人は初である、以前から是非挑戦したいと話していた。冬型が決まり天気は良くないことは分かっていたがお初のアドベンチャーコース、ワクワクして行くしかない。
深夜0時半ゲート発と約束していたが30分のフライイングで深夜0時平瀬ゲートを二人仲良くチャリでスタート。二人並んでおしゃべりしながらペダルを漕いだ。40分で林道分岐に着いてダートの下りを経て大白川の橋を渡る。橋を渡ると林道は急な登り荒れ放題、落石だらけチャリを押し歩きとしてアワラ谷への林道分岐でチャリをデポした。ここからしばらく下りアワラ谷をまたぐ橋を渡ると尾根末端に到着。
尾根末端は崖だらけでどこから取りつこうか?暗くてよく見えないが岩名人がここなら行けると藪の中を灌木を掴んでガシガシ登っていく。あっという間にライトが見えなくなる。自分は前日腰を痛めて電気治療中、何とか痛みは軽減したが無理はできないのでガシガシ番長を見送りマイペースで登る。ただ担いだスキーが木の枝に引っかかり遅々として進まない。倒木も多くてまたぐのも一苦労。
優しい番長は時折待っててくれる。一体いつになったら雪がでてくるのか?辛い登りが続く、もう勘弁して欲しいと思ったが1250mでようやく雪が出始めてスキーが使えた。これでもう木に引っかからない。少しマシになった。気温は低くて小雪がずっとちらついていた。暗闇の中先のルートも手探りで何度かミスった。
雪はカリカリにうっすら新雪がのっていてスリッピーだった。五時を回りようやく白んできてルート取りが楽になった。明るくなってスキーの機動力が活かせるようになり何度かシールを剥いでロングトラバースを行った。
南白山北東尾根にはいくつか池がある。結構地形が複雑で大人の遊園地と言った感じである。時折青空も見えてきた。今日も神はお見捨てにならなかった。ただ別山方面はずっとガスに覆われていた。これでもかと言うほどポコの多いこの尾根だがスキーがあればうまくトラバースできた。さあようやくピークが見えてきた。ピークは風が強いのかシラビソもかなり出ていた。
スタートから9時間半ようやくだだっ広い山頂に着いた。当初視界が良ければ別山まで足を伸ばすつもりであったがこの先視界は悪くて風も強そうなのでここを終点とした。さあシールを剥いで帰還しよう。雪面はカリカリなので板はよく走った。
面倒なポコはできる限り巻いた。ガンガン飛ばすが帰りも何度か登り返しがあった。尾根の下部は藪いが問題なくぶっ飛ばす、1250mまでスキーを使いここで板を担ぐことにした。板を担ぐと大魔人はあっという間に見えなくなった。早すぎだろう。下りの尾根も難儀そうだ。登りでは板が引っかかり随分苦労した。地図を見ると谷を降りればうまく林道に出れそうだ。降りるしかない。谷は雪崩の影響か立木はなく空いた笹のみだった。ガンガン降りていく。楽々林道に合流。
尾根末端で大魔人が待っててくれるかと思ったがいなかった。チャリまで戻ったか?急ぎ足で林道を登り返したが大魔人のチャリがある。どうやら自分のほうが先に着いたらしい。ヒトココで確認すると大魔人は200m後方にいることが分かった。オオぃと大声で呼ぶと返事も返ってきた。しばらくで大魔人が来た。やられたと、、、
さあ後はチャリるだけ、ただ落石が多いのでパンクに気をつけよう。本林道に合流する手前はダートの激坂で鬼の漕ぎであった。本林道に合流して後は仲良く平瀬ゲートにたどり着いた。
〆て13時間45分、完全燃焼であった。この山行を行うに当たり3/29単独でこのコースを開拓したhillwandererに感謝申し上げます。よくまあこんな大変なコースを単独ツボ足でピストンしたものです。僕も大魔人もこのコースで南白山に行けるとは夢にも思わなかった。道中ずっとワクワクしながらこの大変なコースを楽しむことが出来た。これぞ大人の山というコースであった。
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