君ヶ畑〜天狗堂〜御池岳〜T字尾根周回
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- GPS
- --:--
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,748m
- 下り
- 1,745m
コースタイム
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:20
天候 | 晴時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
君ヶ畑P〜サンヤリ 一般登山道 サンヤリ〜ミノガ峠 バリルートRF必要 ミノガ峠〜T字尾根P878 一般登山道 T字尾根P878〜小又橋 バリルート 小又橋〜君ヶ畑P アスファルト道路 |
写真
感想
先週は雨で休養、今週は何としても歩きたいところであった。しかし土曜日は町内の役を仰せつかったため、指をくわえて青空を仰ぎ見ていた。土曜日が潰れたので、近場日帰りの条件で頭の中を検索した。そしたら鈴鹿南部の仙ヶ岳か君ヶ畑からの今回ルートが思い浮かんだ。昨春大貝戸から藤原岳〜土倉岳〜御池岳〜藤原岳の周回をした際にT字尾根を見ていつか歩いてみたいと思っていたのだ。またロングコースのバリルートにも惹かれ決定した。下調べのコースタイムは周回だと12時間位となった。他人のレコを拾っているので、CTにどれだけの誤差があるのか分からない。日の入り時刻も遅くなってっきたので、6時発なら18時着。休養十分だし、何とかなるんじゃないか。だが結局出発は6時半過ぎだ。
○君ヶ畑P〜サンヤリ
駐車場は村の入口にあり、10台位は駐車可能であった。立派な看板があったので、登山口も案内板がありわかるだろうと思った。5分位で神社入口に差し掛かったが案内板無し。地形図からするとここなんだがなあ〜。もう少し行ってみようかと思ってずんずん進んだ。集落の外れまで来てしまい、山奥の村には似つかわしくない立派な建物(ノエビア高山植物研究所)が現れた。さすがにおかしいと思い引き返し、たまたま見かけた村人に尋ねた。すると「神社の右側に登山口がある」とのこと、やっぱり!案内通り社務所の右側には立派な登山口があった。この出だしが今回一番の道迷いのロスタイムとなった(情けなや)。ここに7時。アバウトな計画ながら1時間の遅れ。ちょっとヤバイな。以降一般登山道で問題なし。お助けロープがあったが、普通であれば必要なし。天狗堂山頂は東側が少し開けているが眺めはよくない。数分先の展望岩からの眺望がよい。サンヤリも眺望がない。順調だが何せロングコースだ、時間によっては引き返すことも考えて出発した。
○サンヤリ〜ミノガ峠
バリエーションルートでルーファイが必要。行先の御池岳が東に見え気持ちが東に引っ張られ、ついつい東の方に行きたくなってしまう。進行方向は北西又は北なのでコンパスと地形図で確認しながら進んだ。踏跡とピンクテープがあるのでよく確認することが必要だ。こんな周回ルートを歩くのは物好きだけだ。今日も一人だろうと思っていたら、なんと先行の二人組に追いついてしまった。帰宅してレコを見ると同じルートを歩いている人がいることを知った。
○ミノガ峠〜鈴ヶ岳
林道を進むと左に砂利道の作業道が現れるので、これを辿った。見晴らしの良い鉄塔に出た。風の陰になり日当たりも良いのでここで昼にすればよかったと後悔した。作業道を詰めると案内板があった。ここから再び登山道である。鈴ヶ岳まで一般登山道で問題なし。山頂周辺には福寿草が満開であった。
○鈴ヶ岳〜御池岳〜下降点
鈴北岳は360°の展望が楽しめた。樹には霧氷が輝いていた。遠くの樹々は満開の桜のようだ。沢山のお客さんとすれ違ったのに御池岳頂上には誰もいない。皆帰ってしまったか。別天地のようなテーブルランド歩きをし下降点に着いた。実は下降点がわかるか心配していたが、しっかりした看板がありすぐわかった。
○下降点〜君ヶ畑P
最初はトラバースするが、すぐに急な下りとなる。多少判りにくい所もあったが、T字尾根が下に見えるので安心だ。すると今度は登ってくる登山客がいた。こんな時間から登って行くのか?鞍部にはまた案内板があった。道は多少悪いが要所に案内板があり、ほぼ一般登山道であった。P918で90°曲がり南進した。T字尾根の所以か?P878過ぎに分岐があり、案内板があった。案内板に従って御池林道に下ればいいものを、へそ曲がりはこのまま下っては面白くないとP815に進んだ。P815は簡単に分かった。西側に開けた所があり、天狗堂は真正面に見えた。ここからがルーファイの面白さだ。着地点は小又橋袂である。右に振れば林道擁壁で降りられなくなる恐れがある。一方左に振ると小又沢で水量もわからないし、危険な沢歩きになる恐れがある。ドキドキしながら尾根を外さないように下った。ここまで時々ピンクテープが見えていた。しかしテープが見つけられなくなり不安となったが、もう下って行くしかない。尾根は途中左に少し振ったが、尾根に従って下って行くと右下に林道が見えてきた。傾斜はますますきつくなり左の植林地帯に逃げようかとも思った。あと少しだと思ったときに岩があり、巻くように下った。あと10mというところで木を掴み損ねて転倒滑落。といっても落葉や枝が堆積している所で数m滑り落ちたがケガもなく、痛いところもなかった。最後の最後でヒャッとした。最後まで気を緩めてはいけないと反省し、残り数mを下り無事橋の袂に着地。小又橋を渡ると土倉岳の登山口があり、大きな駐車場が2ヶ所あった。あとはゆったりとロードを歩き、君ヶ畑集落入口の駐車場に到着した。着いてみれば計画より2時間も早かった。決して異常にペースが速かったわけではないから、そもそものコースタイムが甘かったのかもしれないなと思った。
※感想
一日中北風が強く寒い一日であった。しかし朝のうちの雲も次第に晴れ、ロングコースでバリルートのルーファイも楽しめ、鈴ヶ岳では福寿草、鈴北岳では霧氷、テーブルランド歩きと変化に富んで飽きないルートであった。暖かくなってくるとますます花が楽しみなルートである。次はどのルートを歩こうかな。
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