残していた宿題〜大崩山〜宿題溜めると苦労する
- GPS
- 11:17
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,315m
- 下り
- 1,304m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
平湯野営場内はシール歩行可 沢分岐からの最初の急登は雪切れているのでシートラ |
写真
装備
個人装備 |
チェストバッグ
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル(雨具兼)
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
ブーツ
ヘルメット
ゴーグル
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
保険証
携帯
サングラス
非常食
行動食
保温ボトル
ツェルト
ウィペット
ナイフ
カメラ
スキー
シール
SJCAM4000:通称パチプロ
トランシーバー(VX-6)
ドンジョイ
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感想
先月6日に時間切れ敗退した大崩山。
すぐにでもリトライしたかったが、天候条件厳しかったり家の都合で時間取れなかったりで一か月もほったらかしだった。
このままでは来季に持ち越してしまうので、時間を取ってリトライとなった。
日曜は他用が入りそうなので、何とか土曜にキメたいと思っていたら、天気予報も後押ししてくれた。
土曜の予報は気温高めで晴れ。
夕方に雨の可能性だが、余程遅くならない限り大丈夫。
前回は短板のYAHOO XLだったが、頂上尾根からのオープンバーンを(半分だったけど)滑るのに短板では気持ちよく滑れなかった。
あの斜面を滑るにはフルサイズの板じゃないと…。
持ってる板は
ディナの7サミットの派生モデル レスキュー170
同じくディナのバルトロ176
ロシのバンディットB4 168
同じような板ばっかりだが、経緯あって所有している。
候補はバルトロかバンディットなのだが、バルトロは正直長過ぎ。
でもバンディットはクソ重い クソと付けるくらい重い おまけにディアミール 余計重い tltに換装するか?と思うが、どうせムダと思うくらい重い。
要はとにかく重い。
さて、どれくらい重いか伝わっただろうか?
で、graveltrekさんの30日のレコからシートラ必須と分かっていたので長いを承知でバルトロを選択。
レスキューと言う手もあったけど、ヤツは怪我した時の板であり、次に乗るときは怪我した位ヶ原で厄払い的に、と取ってある。
バルトロにしたのは良いが、先月まで120cm乗っていて今回176cmは脚が慣れて来ないか?
また、上の方のオープンバーンは良いとして、中盤の尾根はどうすんの?
と不安要素もあったのだが、まぁ何とかなるでしょうと簡単に考えていた。
これが大失敗。
朝、予定通り4時スタート。
締まり雪のつもりでいたら、ガリの上に5cm位の新雪。
しかもドライ気味。
これは予想外だった。
まぁ、滑る滑る…。
普通に踏んだだけではガリと新雪の接合が悪いのでズルズルだ。
トラバースでも半端に新雪の厚みがあるので幾度も足踏みしないとエッジがガリに届かない。
仕方ないのでクトー装着。
それでも直登するとバックスリップ連発。
とにかく疲れた。
しかし、ラッセルがある訳でもなく天候も安定で無事登頂。
頂上尾根は前回来た時(2月2日)から積雪量が増えていた。
猫岳を見ると北面を登る二人の山スキーヤーの姿。
少し見ているだけであっという間に登り詰めて登頂されていた。
足元の状況は似たようなものだと思うのだが、驚く程のペースで標高を上げていた。
スゲーな、と感心。
さて、滑走だ。
気温高めと言うもののザラメになってはおらず新雪の下にガリなので自分には少し難しい。
案の定、ターン直後に谷脚がガリに乗ってすっぽ抜け転倒。
8〜10m位かな、ズリ落ちていった。
立木のすぐ脇を落ちたので焦った。
その後結構ビビリが入ってしまい気持ちよく滑れない。
おっかなびっくりだ。
短板ならビビっていてもそれなりに滑ることになるのだが、長めの板でビビってると最悪の滑りになるワケで、もう何しに来たんだかわからない。
おまけに尾根エリアに来たら当然、板回し切れないので横滑りばっかり。
何とか高度下げて少しは開けたエリアに来たら今度はスラフが流れまくる。
板を回そうにも足元がごっそりと流れ落ちて、とにかく滑れん。
おまけにウィペットの下段が抜け落ちて回収せにゃならんオプション付き。
もう最悪の下山。
更に最後のシートラでは板が長いものだから、前向いて下ると板のテールが地面に当たって前方に転びそうになる。
ここで転倒はシャレにならんので仕方なく後向いてクライムダウン。
笹を踏んでスリップダウン。
泥にまみれてテンションダウン…。
ダウンダウンで車に着いたらラインチェックだけしてそのままダウン…。
エネルギー補給と一時間の仮眠を取って起き上がったら左腿の内側が強烈に痙攣。
落ち着かせるのに1リットルほど水分補給。
ヤレヤレだ。
酷いヤマになったものだが、強いて良かった点を挙げればコロナに感染していない見込みが立った事だろうか。
仮に感染無症状だったとしたら、これだけの身体的負荷を掛けたのだから発症して当然。
現在ピンシャンしてるのだから、どうやら健康体らしい。
とは言え今後はどこで感染してもおかしくない状況になるだろうから、高負荷のヤマは控えないとマズイだろうなぁ。
立山バスの予約を持っているのだけど、キャンセルやむなしか…。
もったいないなぁ。
雷鳥沢滑りたかったけど今年は諦めるか。
今後は乗鞍か、乗スカチャリで上だけ滑走か。
春スキーどうしよう…?
コメント
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バルトロ愛用者でしたか?
自分も158cmの同じバルトロ愛用してます!
なんちゃってテレマーク滑りですが。
追伸・・・自社商品ご愛顧ありがとうございます。
ktn92さんコメントありがとうございます。
「同じ」バルトロならもっと多用するのですが、私のは長過ぎ!
やっぱり160以下の板が扱いイイですね。
乗鞍ツアーコースや立山室堂周辺などの開けた所なら良いのですが大崩山の尾根伝いは私の滑走技術では板回せずスイッチバックの連続でした。
もっと練習しなければ
写真送ったタイプが好みです。
寒いとノーマルタイプは歯が折れますw
お疲れ様(笑)
最初(帰りは最後)の急登は雪が無く成っちゃって、シートラしかないんで気分最悪ですよね。
コロナウィルスの感染が心配で、春の山小屋泊まりと、高原バスに乗るのが躊躇われます。
graveltrek
まさかの11時間でした。
登りはグリップせんわ、滑りは板回せんわで根性試しと体力作り、コロナ感染してない確認には良かったですが、ヤマとしてはダメダメ
でも、今回はコロナの感染拡大を考えると、目一杯のヤマにトライは一区切りになるかもしれなかったので頑張ってきました。
春スキーも立山駅から室堂の18日、19日、26日の一番バスの予約持ってるのですが(今思えばやる気満々だったなぁ…)緊急事態宣言でたらキャンセルするつもりでしたので、明日か明後日にはキャンセルですね…
しかし、感染が深刻な地域の方々や実際感染された方、コロナの犠牲になってしまわれた方々を思うと自分は今の所は凄く恵まれているのだと、今後は自重しなければと戒めの思いもあります。
また、医療関係者の方々は現場で命懸けで闘って見える訳で、ノホホンとヤマに行くのも申し訳ないような…。(ウチの坊主も消毒薬作りで毎日奮闘中です。)
かと言って世界中が暗くトーンダウンしてしまうのも、それでいいのか?と疑問に思ったり。
正解は見つかりませんね。
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