表妙義山縦走 〜第四石門あずま屋倒壊〜

2020年04月11日(土) [日帰り]

• GPS: 08:48
• 距離: 10.0km
• 登り: 1,195m
• 下り: 1,159m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:07
• 休憩: 2:39
• 合計: 8:46

距離 10.0km 登り 1,199m 下り 1,173m

7:50 道の駅みょうぎ
8:06 8:09 妙義神社
8:46 8:51 大の字
9:24 9:31 見晴
9:51 10:02 大のぞき
10:20 10:33 天狗岳
10:53 11:26 妙義山
12:21 12:28 バラ尾根のピーク
12:33 12:34 堀切
13:08 13:29 鷹戻し
13:56 14:07 東岳
14:15 14:44 中ノ岳
14:46 14:56 第三石門
15:07 轟岩
15:11 15:13 中之嶽神社
15:19 第一石門
15:21 名勝石門群登山道
15:34 15:40 一本杉
16:01 大人場
16:36 ゴール地点

天候

快晴無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場は道の駅と道を挟んだ反対側に市営無料駐車場が、さらにその上方にもあります。ただし、道の駅は一般客用です。登山者は道の駅の下に専用駐車場があります。春と秋の観光シーズンは警備員がいて、道の駅には駐車しないように案内しています。
トイレは道の駅の他に妙義神社総門の横にもあります。キレイです。

コース状況／危険箇所等

「山と渓谷」昨年6月号に全国岩陵コースガイド20選の特集があり、表妙義山縦走コースは南アルプス鋸岳と共に、難度、体力度の最高ランクにグレーディングされています。
この日はしばらく好天が続いたので、岩は乾いていてベストコンディションでした。
岩が濡れていると、難易度が数倍上がります。大雨が降った昨年10月27日は、奥の院の鎖場で滑落死亡事故がありました。
登山道が不明瞭なところがあります。東岳の鎖場を下ったすぐ先は、下に踏み跡がありますがここはまっすぐ岩の方に行きます。そこの少し先には、第四石門に降りるエスケープルートがあります。ここは「第四石門」の標識とそこに降りる鎖があり無意識に行ってしまいます。ここは右上の陵線を行き中之岳を目指します。
中之岳の鎖場を下ったすぐ先は陵線上に明確な踏み跡がありますが、ここは鎖場を下ったらすぐ右下に道にはみえないようなところを下ります。
第四石門のあずま屋に落石があり、山側のあずま屋が一部倒壊しました。この日、そこに来たら規制線が張られ立入禁止となっていました。そこにいた人に聞いたら、10日と11日に直径2メートル位の岩が4つ落ちたとのことで、監視員がいて立入を規制しているとのことでした。

その他周辺情報

道の駅の舞茸ご飯とそのおにぎりは人気です。お昼過ぎには売れ切れになることもあります。
日帰り温泉は、妙義ふれあいプラザ「もみじの湯」があります。ただし、コロナの影響で休業しているかもしれません。
宿泊施設は、登山口の旅館の他に、ここから車で15分位のところに「磯部温泉」があり、旅館が数軒あります。

写真

4/11 7:48

道の駅から白雲山を見上げる。
よく見ると大の字が見えます。

4/11 7:48

道の駅の駐車場。
登山者駐車場の案内看板があります。

4/11 7:51

登山口の妙義神社。

4/11 7:51

ソメイヨシノが満開です。

4/11 7:53

参道を上がります。
正面に大の字

4/11 7:55

妙義山総門

4/11 7:57

左手の3本杉はパワースポット

4/11 8:02

3本杉の真ん中に立ち、本社に向かって「パワーをください」と念じるとパワーがもらえます。パワーをもらえると足が軽くなります。は

4/11 8:02

パワースポットから本社を見上げる

4/11 8:04

唐門

4/11 8:05

唐門横からの眺め

4/11 8:05

本社
国の重要文化財です。

4/11 8:06

本社の門からの眺め

4/11 8:08

本社の裏には天狗様

4/11 8:09

本社の右手が縦走路の入口

4/11 8:10

登山ポストがあります。

4/11 8:38

大の字下の鎖場
降雨後など、岩が湿っていると滑ります。
ここが滑るようなら縦走は諦めた方がいいと思います。

4/11 8:40

大の字下の鎖場

4/11 8:41

大の字下

4/11 8:42

大の字下から鎖場を振り返って

4/11 8:43

大の字の鎖場下部

4/11 8:44

大の字裏

4/11 8:44

大の字からの眺め

4/11 8:44

大の字からこれから登る縦走路を見上げる。
中央やや左上の杉の木が奥の院

4/11 8:48

大の字から安中市中

4/11 8:59

辻
中間道と縦走路の分岐

4/11 9:06

奥の院の鎖場

4/11 9:06

奥の院の鎖場下部。
ここはこのコースで3・4番目位の難所です。

4/11 9:10

鎖場を登ると奥の院内部が見えます。

4/11 9:10

奥の院鎖場上部
左手の鎖から、昨年10月に滑落死亡事故がありました。

4/11 9:16

7m外傾鎖

4/11 9:17

そこを登って道の駅付近の眺め

4/11 9:25

見晴
東方の展望地

4/11 9:27

メタボ判定岩
ここを通過できない人は、左手の岩を登ります。

4/11 9:29

メタボ判定岩を上から

4/11 9:30

ビビリ岩取付き

4/11 9:33

ビビリ岩上部

4/11 9:38

玉石下部

4/11 9:44

背びれ岩手前

4/11 9:46

背びれ岩
痩せ岩尾根なのでスタンスを広く取ると安定します。

4/11 9:48

背びれ岩上部

4/11 9:51

大のぞき
石碑の横を下ります。

4/11 9:57

大のぞき中間部

4/11 10:00

大のぞき下部

4/11 10:09

天狗岩手前の展望地から大のぞきを見る

4/11 10:16

天狗岩のピーク
休憩するなら、この先のピークに裏妙義山の展望地があります。

4/11 10:38

天狗岩を下るとタルワキ沢分岐があります。ここから30分で中間道に行けます。

4/11 10:48

相馬岳手前から天狗岩

4/11 10:53

相馬岳頂上

4/11 10:54

相馬岳から金洞山
金洞山とは東岳・中ノ岳・西岳・星穴岳の総称
北アルプスも見えました。

4/11 11:21

裏妙義山と浅間山

4/11 11:38

ミョウギイワザクラが咲いていました。
妙義山の固有種です。

4/11 11:38

ミョウギイワザクラ

4/11 11:41

相馬岳からの激下り。
ザレ場です。
注意していても落石が起きます。

4/11 11:43

ミョウギイワザクラ

4/11 11:46

激下り下部

4/11 12:17

茨尾根のピークから裏妙義山と浅間山
ここは数少ないランチスポットです。

4/11 12:18

これから登る鷹戻しと金洞山

4/11 12:32

堀切
ここから15分で中間道に行けます。

4/11 12:35

外傾バンド8m

4/11 13:04

鷹戻しの最初の鎖

4/11 13:05

最初の鎖を登るとアルミ梯子があります。

4/11 13:05

3段、約30mの梯子

4/11 13:11

鷹戻し中間部。
先行者に先を譲っていただきました。

4/11 13:11

鷹戻し上部
左に振られやすいのでスタンスを広く取ると安定します。

4/11 13:13

鷹戻し上部の登り。
この写真を撮るのも必死です。

4/11 13:15

上部を登ると鎖のトラバース

4/11 13:15

ここまでくると一安心ですが油断できません。ここから落ちると300m滑落します。

4/11 13:18

鷹戻しの頭から金洞山

4/11 13:19

鷹戻しの頭から相馬岳

4/11 13:20

金洞山

4/11 13:36

東岳の鎖場上部
オーバーハングになっているところがあります。

4/11 13:40

東岳の鎖場下部。
ここもオーバーハングになっていて、足の置き場が見えないところもあります。
この日はここでロープワークの練習をしている方がいました。

4/11 13:41

ここを下ると下に行く踏み跡がありますが、まっすぐに陵線上を、この岩を巻いて行きます。

4/11 13:45

そこから少し行くと、「第四石門」の標識と鎖があります。ここはエスケープルートです。
縦走は右上に行きます。

4/11 13:47

眼下にさくらの里が見えます。

4/11 13:54

落ちないように気を付けて！

4/11 13:54

石門群を見下ろす

4/11 13:58

中ノ岳と西岳

4/11 14:10

東岳方面を振り返って

4/11 14:12

中ノ岳頂上

4/11 14:14

中ノ岳からの下り。鎖場上部

4/11 14:16

鎖場下部

4/11 14:17

鎖場全景
ここを下るとすぐ右下に行きます。

4/11 14:23

西岳と下山道の分岐

4/11 14:46

中ノ岳神社と第四石門の分岐

4/11 14:51

第四石門に行く道は規制線が張られていました。

4/11 14:54

仕方なく中ノ岳神社に向かい、途中の見晴らしから第四石門を見下ろします。
山側のあずま屋が倒壊しているように見えました。

4/11 14:54

見晴から、先ほどまで居た中ノ岳を見上げる

4/11 15:06

中ノ岳神社に来ました。

4/11 15:08

中ノ岳神社

4/11 15:09

急な階段を下ります。

4/11 15:11

中ノ岳神社を見上げる

4/11 15:12

日本一大きな大黒様だそうです。

4/11 15:15

さくらの里
40種類4千本の桜が植えられていて、花は今月下旬頃まで見られます。

4/11 15:20

石門群入口
規制線が張られていました。
反対側にある休憩所も閉まっていました。トイレも使えません。

4/11 15:22

ソメイヨシノは満開

4/11 15:28

ミツバツツジのつぼみ
このあたりでは岩ツツジと呼ばれています。東国ミツバツツジと違って葉っぱが出るより花が先に咲きます。

4/11 15:31

ソメイヨシノ

4/11 15:32

満開

4/11 15:35

ソメイヨシノとは違う品種の桜

4/11 15:37

ミツバツツジ

4/11 15:39

一本杉

4/11 15:48

標高が下がるに連れ新緑が濃くなってきました。

4/11 16:00

大人場
ここから中間道に行けます。

4/11 16:04

ヤマブキ

4/11 16:09

金鶏山を迂回して車道に出ました。

4/11 16:15

民間のボケとミツバツツジ

4/11 16:15

ミツバツツジ

4/11 16:19

ヤマブキ

4/11 16:36

道の駅の戻ってきました。

撮影機器：

SH-04H SHARP

感想

女峰の爺

今年26回目の山行は、今回で45回目となる表妙義山縦走です。
妙義山のベストシーズンは、秋の紅葉の頃の11月と春の新緑と「さくらの里」の桜が見頃の4月です。
コロナの影響か、さくらの里のソメイヨシノは満開なのに、縦走路はがらがらでした。例年なら、団体様ご一行で、鷹戻しと東岳の下りの鎖場は渋滞するのに、今日はすんなりと通過できました。
快晴の中、充実した一日でした。