男体山
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 699m
- 下り
- 1,194m
天候 | 雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
2008年6月21日、男体山と日光白根に登ることにした。中央道、長野道、上信越道から関越道と高速道路が続き、沼田ICでおり、沼田街道を通って片品に入り、本日の宿、「シャレーモンテローザ」に着く。2階の奥のベッドが二つ並んだ小さな部屋に、伊勢の男性と相部屋。59歳のこの男、定年前に退職し、失業手当を貰って山登りや四国のお遍路さんをやっているという。食事の前、近くの「花咲の湯」へ。宿に帰って食事の前にブランデー、そして食事時にはチーズフォンデュとアイガモをつまみに缶ビール。寝る前にもう一度ブランデー。大雨注意報が出ていて、屋根をたたく雨音を子守唄に、眠った。
翌日、ゆっくり朝食を摂り、男体山に向かった。ぐるぐると林道を走り、志津乗越に至る。ここはすでに標高1,785m、男体山頂上まで標高差700mである。雨は止んでいるのでカッパは着込まず、スパッツだけ着ける。登山道に入り、しばらくすると鳥居と社が現れ、傍らに「二荒山神社志津宮」と書かれた黒光りする石柱がある。そして社務所を兼ねたしっかりした行者非難小屋が建っている。ここからもしばらく緩やかな道が続き、小屋から15分ほどで1合目の柱がある。徐々に勾配を増し、土が露出し、登るにつれとろどころ崩壊した登山道となる。小さなゴゼンタチバナやコイワカガミが咲き、見上げればミネザクラが満開だ。溝状の登山道には倒木が立ちはだかり、道は荒れ、段差道も高くなる。花が咲いていないハクサンシャクナゲが目立ち始める。急斜面にはところどころロープが掛けられており、これをにぎって登る。溝状の登山道を過ぎると、周囲が開け火山を思わせる赤茶けたザレ場の道となる。登山口から2時間半で三角点のある頂上に到着。山頂は霧がかかり展望は無い。頂上の先には日光二荒山神社奥宮があり、横の広場には、右手に槍、左手に太刀を持った二荒山大神の御神像が立っている。ザックをおろして昼食。宿が作ってくれたオムスビは柔らかく、トリカラ付きで美味い。デザートにバナナもついている。晴れていれば見下ろすことが出来る中禅寺湖は霧の中。頂上で20分ほど休んで下山。中禅寺湖に向かって表登山道を下る。赤茶けた軽石が転がるガレ場を下り、樹林帯の急坂となる。途中、霧が晴れ、眼下に中禅寺湖をみることが出来たのが本日唯一の慰めであった。大きなザックを背負った若者たちと何度も行き交い、若い人が多い山であることに驚いた。林道に出るまで長い急坂をほぼ真っ直ぐに下り、下りついたところは中禅寺湖畔、立派な社の建つ二荒山神社であった。登りは700m程であったが、下りは1000m以上、下りの方がしんどい山であった。
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