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Yamareco

記録ID: 2308875
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

【過去レコ】蓼科 北横岳

2015年07月04日(土) ~ 2015年07月05日(日)
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GPS
32:00
距離
8.6km
登り
1,153m
下り
818m

コースタイム

1日目
山行
3:15
休憩
2:00
合計
5:15
12:30
14:30
60
蓼科山荘
15:30
40
16:10
2日目
山行
5:40
休憩
0:00
合計
5:40
7:00
140
9:20
120
11:20
80
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
イワカガミ
ツガザクラ
蓼科山荘 荷物デポ、山頂目指した。
1
蓼科山荘 荷物デポ、山頂目指した。
ごはん♪
ゴゼンタチバナ
シロバナノヘビイチゴか?
シロバナノヘビイチゴか?
2015年07月05日 09:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
7/5 9:38
2015年07月05日 12:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 800 IS, Canon
1
7/5 12:02

感想

*時刻は当時の記憶と写真を頼りにしての推測。
蓼科山荘さんが茅野駅まで送迎車を出してくれた。よって7合目からの登山。1日目は蓼科山荘に荷物をデポして蓼科山頂を踏んだ。山荘には鳥のウソが飛んできていた。(動画あり)
2日目は北横岳まで縦走。帰りはロープウェイで下山。天気は今一つ。


残念ながら当日は曇りとなったが、何とか降り出さないことを願いつつ列車に乗り込んだ。途中Mさんと合流し、某駅で乗り換え。乗り換え時間3分なので同じホームかと思いきや一番通りホームまで移動せねばならず、こんなところで体力を使うのかよ、と思いつつちょっと小走り。まあ、無事に乗れて、予定通り茅野駅に到着。これまた待ち合わせのSさんと無事会えて一安心。土曜日だというのに蓼科山荘の小屋番さんが迎えに来てくれてちょっと恐縮。途中小屋番さんの買い物に付き合い、アドバイスに従ってゴンドラリフトに乗るのはやめて、7合目登山口まで連れていってもらうことにした。途中、眺めた蓼科山は雲がかかっており、諏訪富士と言われる姿の全容は拝めなかった(残念)。7合目に着くとそこで企画がボツになったカメラマンさんとその連れの女性2人を紹介され、丁重に一緒に登るのを断り、我々は鳥居をくぐって登山開始。小屋番さんは30kgの荷物を担いでゴム長靴で登山開始。小屋番さんはあっという間に見えなくなったが、我々も7合目から登ったおかげで予定より1時間早く蓼科山荘到着。蓼科山荘では昼食のラーメンを食べ、休憩して、いざ蓼科山頂にアタック。これがつるつる岩の急登で滑らないよう注意しながら35分掛けて山頂到着。しかし、霧でまったく周囲は見えず、帰り道を間違えそうになりながら登山道に戻った。
 蓼科山荘に戻ってからはまったりお菓子タイムである。小屋番さんがコーヒー無料券を後出しジャンケンのように出してくれたり、チョコをくれたり、とても親切だった。その小屋番さんからは翌日蓼科山を降りていく行程が谷を行くことになるので、今夜雨が降った場合には危険だ、とのアドバイスをもらった。まあ、それは翌日考えることにして、今、重要なのは夕飯だ。今日は(いつもかもしれないが)ハンバーグだ。これはなかなか美味であった。なんでも山小屋夕食1みたいなものに選ばれたこともあるそうで、「燕山荘とどっちがうまい?」とか聞かれてしまった。その日の宿泊者は、先のカメラマン一派(こちらは客ではなく蓼科山荘の内輪という感じ)と男性4人組。我々は男性4人組と同部屋で、その人たちはちょうど我々が明日予定している行程の逆コースで来たらしい。北横岳から下ってくる道がかなりしんどかったとのことで貴重な情報を得た。どうもこの人たちは某東京近郊大都市の小学校の先生の集団だったようだ。
 さて、個人的には標高の高さゆえにあまり寝れなかった感じであったが、みなさんいち早く起きており、ウソに餌をあげたりしていた。ウソは鳥である。ホントである。胸元のオレンジ色がきれいな野鳥で山荘に巣箱もあり、手に乗って餌を食べたりするのでなかなかかわいかった。さて朝食後小屋番さんと今日の行程を相談したが、危なかったら戻ってくるという前提で当初の天祥寺原に抜ける道を行くことにした。出発前にくだんのカメラマンさんに集合写真を撮ってもらい、雨装備をして出発した。下りは小生が先頭である。ゆっくり行っているつもりだが先頭だとどうもちょっとずつ早くなるようだ(後で一番困るのは自分なのに)。この道は途中から沢にそって下るようになる。正規の登山道でないところを行ってしまったり、道を間違えそうになったりしたが、リーダーの冷静な判断等々により、概ね予定通り天祥寺原に到着。ちょっと休憩してから出発したら、前日同泊の男性4人組に遭遇。彼らは大河原峠を回ったはずなので我々の2倍以上の距離を歩いているはずだが早いものだ。聞くと予定を変更して竜源橋のほうに降りるとのことで、必要なくなった北横岳ロープウェイの下りのチケットを半額で譲ってもらった。
次に我々は次に亀甲池を目指した。この行程はなだらかで快適である。途中蛇イチゴの親戚みたいな植物を見つけたりしながら歩いていくと亀甲池に出た。男性4人組が言っていた通り、この亀甲池は周囲の森を水面に映し出し静謐で美しい池だった。ここでちょっと休憩し、目の保養と水分補給をして、いざ、北横岳山頂への登山道へ入った。登りは小生はしんがりである。登り始めるとちょっと日が出てきたりしてもしや山頂での眺望が開けるのでは、と期待しながらひたすら登った。さすがにこのあたりの登山道は苔が見事で、北八ヶ岳の魅力を堪能した。しかし例の男性4人組の情報通り、この登りは長い。九十九折の急登が続く。小生は登山2日目にへろへろになったトラウマがあるので、ストックの力も十分に活用して多少遅れても自分のペースを守って登ったのだが、リーダーからは後で「バテてるのかと思ったよ」と言われてしまった。そろそろ登りも飽きてきたころ、急に森林限界を超え周囲がハイマツとなった。そこでストックをしまうため休憩を要請し、いざ再び登り始めたら数十mで北横岳山頂(北峰)に到着してしまった。そして周囲はまたしても霧。眺望は今日もお預けとなった。
 そこから南峰まではものの5分。北横岳ヒュッテまでもすぐで、北横岳ヒュッテで待ちに待ったトイレ休憩をした。わがパーティの山トイレ・ミシュラン選考委員によればここのトイレは四つ星相当だそうで、トイレを堪能したかどうかはともかく、気分よく休憩をし、再出発した。ツアーの大集団とすれ違ったあと、地図上では等高線のすごく詰まったところを斜めに降りていくことになっていたのでちょっと心配したが、大したことはなかった。地図の読み方が全然未熟であることを知らされた。30分ほどで「坪庭」というあたかも森林限界上であるかのような風景の場所に着き、植物とその名札を見比べながらロープウェイ駅へと向かった。ロープウェイはガラガラで、当然だがあっという間に山麓についた。タクシーを呼んで運転手さんに「小斉の湯」のそばのそば屋を聞くと200m先にあるという。おなかも空いたので腹ごしらえをを先に済ませることにし、信州そばと「おやき」を腹いっぱい食った。そして最後は温泉である。「小斉の湯」は女湯から男湯がのぞける珍しい(??)温泉だとの運転手さんのよく分からない解説を聞いてどんなところかと思ったが、普通の温泉旅館であった。展望露天風呂にはシャワーが無かったので、時間の都合上小生は内湯で済ませたが、他のメンバーは短時間に旅館内の階段を直登して展望風呂を見に行った(入りに行った)らしい。最後まで登山を堪能したと言える。
 そこから茅野駅まではすぐであった。結局蓼科山の姿は見られなかったが、本格的な雨にも合わず、山小屋の人は親切で、けがもなく降りてこられたのは何よりであった。特に登山2日目のトラウマを抱える小生としては、ちょっぴり自信のついた山行であった。なお、翌日からの筋肉痛も予想したよりは軽かったことも申し添えておく。

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