記録ID: 2314503
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越
栂海新道 【過去レコ】
2012年09月20日(木) ~
2012年09月23日(日)
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 46.9km
- 登り
- 3,627m
- 下り
- 5,006m
コースタイム
3日目
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:40
4日目
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:40
小野健さんに感謝。
2014年3月 栂海新道の開拓に尽力されたサワガニ山岳会の代表小野健さんが亡くなられました。81歳だったそうです。2012年9月、私がこのルートの菊石山にさしかかった時、たまたま小屋の管理に登ってこられた小野さんとすれ違い短い時間でしたがお話をさせていただきました。その風貌ですぐ小野さんとわかったので、私が「大変ですね、」と挨拶すると小野さんは、「自分の別荘だからハハハ〜、別の季節にまたおいでよ。」と笑っておられました。普通の登山者でも大変なこの道をたった一人高齢の身で通われる体力に感心したのですが、それから一年ほど後に入院されたようです。
50年におよぶ切り開き人生お疲れ様でした。合掌。
2014年3月 栂海新道の開拓に尽力されたサワガニ山岳会の代表小野健さんが亡くなられました。81歳だったそうです。2012年9月、私がこのルートの菊石山にさしかかった時、たまたま小屋の管理に登ってこられた小野さんとすれ違い短い時間でしたがお話をさせていただきました。その風貌ですぐ小野さんとわかったので、私が「大変ですね、」と挨拶すると小野さんは、「自分の別荘だからハハハ〜、別の季節にまたおいでよ。」と笑っておられました。普通の登山者でも大変なこの道をたった一人高齢の身で通われる体力に感心したのですが、それから一年ほど後に入院されたようです。
50年におよぶ切り開き人生お疲れ様でした。合掌。
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その費用1万円ちょうど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山者の少ないコースではあるがそこそこ整備されている。 難所はないが、熊との遭遇は覚悟しておいた方がいい。 |
その他周辺情報 | 親不知観光ホテルのお風呂は時間が遅いと利用できないので注意。 |
写真
小蓮華で追い抜いていった「モリリン」というニックネームの女の子は、船窪小屋の小屋閉めを手伝いにここから縦走していくのだと話してくれた。かなりのスピードであっという間に見えなくなってしまったが、それにしても何日かかるのだろう。中央やや右の黒いのがその後姿。
2日目のルート中唯一目が嬉しかった場所。高層湿原の中に木道が付けられていてとっても幻想的。しかも前後に登山者の影はまったくないので余計静けさを感じる。今日の行程(白馬―朝日間)ですれ違った登山者ゼロ。
朝日小屋の食事は豪勢だという情報は入っていたが、噂どおり山小屋らしからぬ品数とメニューに思わずシャッターを押してしまった。食堂には他に1組(2名)いたが同じように写真を撮って感激していた。別に4人の年配女性グループが遅くなって到着したが、予約なしで入ってきたため夕飯はカレーライスに。残念でしたね。
3日目。
朝日岳山頂。3日目にして初めてすがすがしい天気になった。これから進む栂海新道をはるか先まで見渡せる。どれだけアップダウンを繰り返せば今日の予定をこなせるだろうかという不安と、30年抱き続けたこのルートへの期待が交錯する。
朝日岳山頂。3日目にして初めてすがすがしい天気になった。これから進む栂海新道をはるか先まで見渡せる。どれだけアップダウンを繰り返せば今日の予定をこなせるだろうかという不安と、30年抱き続けたこのルートへの期待が交錯する。
「文子の池」という小さい沼地。そこで見かけた熊の足跡はまだ新しいもので、この先日本海に到達するまで人の匂いより獣の匂いのほうが強く感じらた。実際坂田峠では本物の熊と30mぐらいの距離で遭遇してしまい、生まれて初めての体験にしばらく心臓のバクバクが治まらなかった。
栂海山荘は増築を重ねてけっこう立派な建物になっていた。この日の同宿者は雪倉避難小屋から一気に歩いてきた青年と二人だけで、あと日本海側から登ってきた滋賀の夫婦が小屋前にテントを張っていた。
栂海山荘は無人小屋なのでこのように献金箱が置いてある。2012年当時1,000円が相場だったのだが、2014年現在朝日小屋のHPでは2,000円となっていた。利用する皆さん、快く進んで献金しましょう。
黄蓮の水場は道がはっきりしていて、しかも看板から案外近い。縦走途中ここでの水補給を予定していて涸れていたらどんな気持ちになるのだろう。もっと下っていけば出ているところがあるのだろうか?
菊石山を越えたあたりから白鳥山を見上げる。この登りが今回の山行中最後の大きな登りになる、と地図では見ていたのだが、日本海までの道中数え切れないぐらいピークを越えなければならなかった。下っていくだけではないのです。
坂田峠まで下りザックに腰をおろし休んでいると道路右手に突然 熊が!! たぶん30〜40mぐらいの距離だったとおもうが、予期せぬ出来事に仰天。ただ熊は私以上に驚いたようで、大慌てで山の中へ走り去って行った。30年登山をしてきて初めてこれほど間近に野生の熊に遭遇したのだ。ここから国道までの道中、また出てきやしないかとびくびくしながら下って行くことになる。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
マムシの姿は数えきれないぐらいたくさん目にした。
文子の池で真新しい熊の足跡をみてビビった。
坂田峠では野生の熊に近距離で遭遇し凍りついた。
歩き通す体力以上に心臓を鍛えておかなければいけないルートである。
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