（徳島）天行山、東宮山 ；[四国百名山]

2020年04月27日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 4.9km
• 登り: 460m
• 下り: 448m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:50
• 休憩: 0:40
• 合計: 3:30

10:30 川井峠
10:30 10:40 白い神社のしだれ桜
11:20 大師堂下のベンチ
11:30 11:40 天行山
12:00 天行山分岐
12:40 13:00 東宮山
13:30 天行山分岐
14:00 川井峠

天候

晴れ　時々　曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

徳島市からアクセスしたが、まっすぐ向かう国道192号線は道路工事個所が多いようだったので、徳島道　脇町ICより、国道492号、438号を使った。二車線のところと一車線のところが混在しており、運転には要注意。

なお登山口には、無料の駐車場（10台くらい）があった。

コース状況／危険箇所等

この山々は、あまり登山者が多くないようで、標識、赤テープが少ない（ところどころにはある）。特に杉林（人工林）の中は、林業作業道の分岐が多いので要注意。スマホGPSの利用をお勧めする。

その他周辺情報

登山口（川井峠）は、しだれ桜の名所。無料駐車場、WCあり。ただし今回はしだれ桜の花期はすでに終わっていた。

写真

4/27 10:20

標高700m付近にある登山口。無料駐車場あり。この日はほかに登山者はいないようだった。

4/27 13:56

登山口にあるでっかい表示板は、「天行山窟大師」入り口と書いてあり、ちょっと解りにくい。

4/27 10:25

登山口周辺は、本来はしだれ桜の名所らしいが、さすがに4月下旬なので、花期は終わっていた。代わりに山桜だろうか？ピンク色の花がたくさん咲いていた。

4/27 10:27

八重桜の一種だろう。ちょうど花盛りだった

4/27 10:47

登山道脇は、岩が多い。よく見ると、結晶片岩である

4/27 10:54

杉林の中は花も少ないが、灌木に白い花がパラパラ咲いていた

4/27 10:52

アップで写してみた。何の花だろう？

4/27 11:15

途中にベンチがあり、麓の風景が見える。白っぽい建物群は、木屋平村の中心部。木屋平村からほど近い里山なんだな、

4/27 11:16

山頂直下に、小さいお宮、石碑、石仏などが多い場所があった。おそらくこの山自体を信仰の対象としていた、麓の村人の、お参りの場所だろう。

4/27 11:22

これは、小さいお社。お社の裏手が絶壁となっており、その岩場も含め、天行山自体がご神体のようだ。

4/27 11:21

山の中に、石仏がたくさん並んでいるのは珍しい。よ並んでいる石仏をよーく見ると、千手観音など、いろいろな菩薩、如来のようだ。いずれにしろ、明治〜昭和初期（戦前）のもののようだ。麓から担ぎ上げたんだろうな

4/27 11:22

花々は意外と少ない。キランソウだっけ？　花の名前に疎いのは、勉強不足のせい！

4/27 11:51

天行山の頂上から先に進むと、次のピーク、東宮山が木々の合間に見える

4/27 12:11

稜線は杉の植林地帯で、意外と登山道が明確ではない。たまにこのような標識があって、助かる

4/27 12:28

長い杉林を抜けると、ようやく自然林の気持ちいい道になった。

4/27 12:26

標高1000m程度なのに、ブナの大木があった。

4/27 12:28

山桜も咲いている

4/27 12:28

ミツバツツジ、これらもそれほど多くはなかった

4/27 12:30

これは、フデリンドウとかいう花かな？　コバルトブルーの色が鮮やかだ

4/27 12:32

もともとのこの付近の植生だろう、ブナとヒメシャラ

4/27 12:35

ようやく、東宮山の山頂に到着。ここには小さなお宮が2つあった。一つは木屋平村集落を向いている

4/27 12:37

もう一つのお宮は、北東方向を向いている。この山の周辺の人々の身近な信仰の山だったんだろうな

4/27 12:37

東宮山は、北東方向に多少、展望があった。薄曇りで良く分からないが、吉野川流域あたりが見えているのであろう

4/27 12:37

頂上の三角点と小さな山頂表示、ひっそりと佇んでいた

4/27 13:05

南西方向、木屋平村の中心部を望む。昔の人々はここまで登ってきて、自分の住んでいる地域を眺めたんだろうな

4/27 13:45

帰り道は、天行山を通らない道を通ったが、倒木が多い

4/27 13:56

はい、登山口に下山した。今日は平日ということもあり、誰一人として登山者に出会わなかった

4/27 14:24

車での帰路、木屋平村の中心部から、登ってきた天行山を望む。ここから見ると、900m程度の山ではあるが際立った山容をしていて、麓の人々が日々、この山を眺めていたことが想像された

撮影機器：

Canon PowerShot SX720 HS Canon

感想

ベルクハイル

※　徳島の低山巡りもこの日が最終日。
　あまり名前を聞いたことがない山だが、四国百名山にもなっている、東宮山（とうぐうやま；1090m）と、手前の天行山（てんぎょうやま；925m）を目指す。

・ガイドブックによると、これらの山は、登山口にある「しだれ桜」が有名とのことで、まだ咲いているか？　と期待してたが、さすがに4月も下旬なので、しだれ桜はもう、花は終わっていた。かわりに山桜の一種だろうか、八重桜が色とりどりに咲いていた。

・まずは天行山へと向かう。道は割と整備されていて歩きやすい。天行山の頂上直下にはお宮、石仏群、石碑などがあり、麓の人々が、古くからお参りに来ていた場所だと知れる。

・天行山の山頂自体は、それほどのものではなかったが、ちょっとは自然林があり、なごむ。

・そのあとは、次のピーク、東宮山へと向かう。登山道は杉の植林地帯を通っており、あまりふみ跡は定かではないし、標識や赤テープもたまにしかない。スマホのGPS地図が役立った。

・東宮山も、山頂手前からようやく自然林となり、ブナの大木、ヒメシャラ、ヤマザクラ、ミツバツツジなどが見れた。山頂部にはお宮が2つあり、この山も、古くから、麓の人々の信仰の対象だったことが知れた。