御池岳(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,588m
- 下り
- 1,574m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
感想
中高年山歩き教室の実践登山で御池岳に登る事になった。2005年4月24日、待ち合わせ場所の上石津緑の森公園に6時半に到着。すでに1人が待っており、ついでリーダーの堀井さんがやってきて、待ち合わせ時間の7時には総勢19名の大所帯となっていた。堀井さんが地図を広げて本日のコースを説明するが、地図が細かすぎて何のことやら分からない。一同、車を連ねて国道365号線を南下し三重県に入り、「簡易パーキング ふじわら」の広い駐車場に着く。「屋根のない学校」と記され立派なトイレも整備され、ここで仕度をして集合。堀井さんが19名をそれぞれ紹介する。中には24歳の自衛隊員もいる。7時40分に駐車場を発ち、10分ほど国道を歩いて戻り、山に向かう道に入る。廃屋を右にみて道端のイカリソウを楽しみながら進むと浄水場に着く。ここには数台が駐車できそうなスペースがあるが、とまっている車はいない。「白瀬峠登山口」とある標識に従って山道に入り、植林された薄暗い谷を19人が1列になって登る。最初は水がチョロチョロ流れていたが、いつのまにか枯れた谷となり、登山口から30分ほど登った少し開けた場所で小休止をとる。このグループは休む時間が長いので、休んだあとの登り始めは足が重い。やがて谷と別れて木和田尾にとりつくと、植林帯は雑木林に変わり、明るい日差しが差し込む。「白船峠」と標識が立っており、誰かが「登山口では白瀬峠となっていたが、違う道ではないか」という。「三重県では白瀬、滋賀県では白船だ」と誰かが答える。尾根を登り平らな雑木林が広がる場所で再び休憩をとる。地面には新緑の葉を持った山野草が群生し、皆さんアーダコーダといい加減に花の名前を挙げる。葉に斑点があるのでイチリンソウではなくニリンソウだと教えてくれる。ニリンソウのくせに一輪の白い花を咲かせているものもある。新緑のトリカブトが群生しているが、花にはまだ早い。さらに尾根を登ると高圧線の鉄塔が立ち、その周囲には遮る木々がないため東側に展望が広がる。真下に藤原の町と満々と水を貯えた中里ダム湖を見おろす。春の季節には珍しく遠望がきく。養老山脈のはるか向こうに雪を冠った御嶽山、その北側に乗鞍の頭が浮き、さらに北側の白い山は白山だろうか。御嶽山の南には黒々とした恵那山も見える。しばし景観を楽しんでから高圧線の垂れ下がった尾根を登る。所々に雪が残っているのが見えるが、登山道には雪はない。途中で坂本谷コースと合流するが、坂本谷は荒れており通らないほうが良いとの話しである。白瀬峠の手前はかなりの急坂で息があがる。十字路になっている峠に座り込んで休憩をとる。南の尾根に登る道は藤原岳へ向かい、東に下る道は真の谷から御池に続く。真の谷へは150mの下りで荒れた道との事であり、北の尾根に続く道を選ぶ。尾根を50mほど登ると荷ケ岳山頂に到着する。「冷川(ひえかわ)岳、標高1050m」の標識があり、ここに丸尾尾根からのコースが合流している。ここからは快適な三重県と滋賀県の県境の尾根歩きとなる。花の季節の筈なのにスミレ以外は何もないと思っていると、カタクリとイワカガミの花がちらほらと咲いている。尾根は下りとなり、カタクリ峠に降り立つ。峠は「天が平」ともいうようで、そこにコグルミ谷からのコースが合流している。峠で休んでいるとコグルミ谷から続々と列をなして登ってくる。見ているとどうも一つの団体ではなく、幾つもの団体が絶え間なく列をなしているようで、この山の人気の高さがうかがえる。コグルミ谷は荒れているとの話しであったが、白瀬峠から来たのはわれわれのみのようである。「6合目」の標識があり、まだ6合目かと疲れが増す。列が途切れたところで出発するが、じきに前の団体に追いついてわれわれ19名もその列の一部となる。これでゆっくり登れると思いきや、健脚の人ばかりなのか結構な速さで登って行く。真の谷に合流し、さらに進むと御池と鈴北との分岐に出る。ここから御池への登りは残雪もあり、ぬかるみもありの急登である。12時5分、駐車場を出てから4時間25分かかってようやく頂上に着いた。頂上は人で溢れかえっており、座る場所など全くない。頂上から出てボタンブチに向かうと、以前山火事があったせいか展望が開け、そこで昼食をとることにする。雲ひとつない青空のもと気持ちよく昼寝をする。Sさんがロープワークの実演をしているが、わたしには程遠い山の世界の話しで覚えようという気にならない。1時間半ほど頂上にいて、下山開始。ぬかるみを避けて、多少遠回りになるが鈴北への道を下る。こちらは勾配も緩やかで、道も乾いており快適である。鈴北からの道と合流し、真の谷に戻る。カタクリ峠で一服し、ここから冷川岳へ疲れた身体にむち打って登る。白瀬峠でまた一服。峠からは急な登山道を慎重かつ素早く下る。途中でまた一服。休んでいる時間も長くなるが、「ここで座っていても誰も迎えにきてくれないぞ」との声に再び下り始める。午後4時半、駐車場に帰り着いた。駐車場の案内板「鈴鹿国定公園 藤原岳・御池岳」には今回のルートは記されていなかった。
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