冬眠から目覚めたカエル様に祈祷「日本平山」（中山新道）

2020年05月02日(土) [日帰り]

• GPS: 07:07
• 距離: 17.4km
• 登り: 1,189m
• 下り: 1,178m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:10
• 休憩: 0:47
• 合計: 6:57

5:23 中山新道登山口
5:54 5:54 五十母清水
6:39 6:42 人分山
8:01 8:01 大池
9:00 9:24 日本平山
10:02 10:03 大池
11:04 11:19 人分山
11:49 11:53 五十母清水
12:20 中山新道登山口

天候

快晴☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●中山新道登山口の駐車場を利用
・駐車スペースは20台程度
・トイレはあるが、維持管理されておらず、男小のみ使用可能

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：3?（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：4.5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：3（難5・4・3・2・1易）鎖場、アイゼン等の頻度や時間等
★登山道の眺望：2（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：4（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：1人】


◆ルートの状況
・日本平山までの登山道（夏道）は、3ルート（早出川ダム、高石登山口日倉山経由、三川（谷沢、中山新道））あるが、早出川ダムルートは崩落による入山禁止、日倉山経由は廃道で通行不可となっている。
・今回歩いた中山新道は、山頂まで整備され通行は可能だが、夏場はヤマビルが活発となる山域なので年間を通して登山者は少なく、残雪期や晩秋期に登る人が多い。
・登山口から山頂までの標高差は900m程度となり、小さなアップダウンを繰り返しながら片道8km弱のロングルートを歩く。累積標高差は1100m程度かと思うが、体力的にややハード。
・本日は標高700m程度まで夏道を歩き、それ以上は残雪の雪上歩きとなった。夏道は、標高900m程度付近の急斜面トラバースで危険性があるらしいが、今回は残雪の尾根を歩いたので、特に危険性を感じる箇所は無かった。ただし、ノートレースの場合は、道迷いに要注意。
・残雪の雪面は、腐れ雪気味で締まっておらず、時折、踏み抜くこともあったが、終始、ツボ足で歩行でき、持参したアイゼンやワカン等は使用しなかった。

写真

5/2 5:23

誰もいない登山口に車を止めて出発。

5/2 5:23

目指すは、一番上の日本平へ。

5/2 5:26

登山口から3分ほど車道跡を歩き、中山新道に入る。

5/2 5:32

ノイバラ？

5/2 5:38

序盤は平坦な登山道歩き。
新緑に変わる広葉樹林が気持ちいい。

5/2 5:54

登山口から30分ほど歩くと水場を通過。

5/2 6:04

チゴユリ。

5/2 6:10

標高430mまで登ると急登にロープ設置区間あり。
濡れていなければ、ロープがなくても特に支障なし。

5/2 6:31

標高630m、人分山まで登りが続く。

5/2 6:36

新緑の中のヤマザクラはいいね〜

5/2 6:40

登山口から1時間半ほどで標高678mの人分山に到着。
山頂は、登山道から30mほど西側に入ったところにある。

5/2 6:40

人分山の山頂から菅名岳を眺める。

5/2 7:11

人分山から人分（分岐まで）標高差70mほどを一旦下り、西側斜面のトラバース道を歩く。

5/2 7:16

標高700mを超えると残雪が多くなってきた。

5/2 7:29

標高800m地点を通過。
前日までのトレースを参考に雪面歩きに変わる。

5/2 7:42

夏道を外れ、歩きやすい雪面をルーファイしながら登っていく。

5/2 7:50

標高900m地点を通過。

5/2 7:56

標高900m付近は高低差の少ない稜線歩き。
稜線が見渡せるようになってきたが、山頂はなかなか見えてこない。

5/2 8:02

標高870m付近にある大池に到着。
まだ、雪に覆われているね〜

5/2 8:13

標高900m付近の夏道はトラバース道が多くなるが、この時期は再び夏道を離れP934の稜線に乗る。

5/2 8:18

ようやく、右奥に日本平山の山頂が見えてきた。

5/2 8:21

標高900mを超えると積雪量は1〜1.5mほど。

5/2 8:29

残雪は少なくなってきているが、藪漕ぎせずに稜線を進む。

5/2 8:43

小さなピークを幾つも越えて長き雪稜を歩く。

5/2 8:48

ちょっとした痩せ尾根もあるが、雪庇やクラックもなく特段の危険性はない。

5/2 8:52

お〜、ついに山頂が目の前に現れた。

5/2 8:57

最後に雪面を登り詰めると、

5/2 9:01

日本平山の山頂に到着。

5/2 9:02

おっ、山頂にあるカエルの石碑が残雪から顔を出しているではありませんか。

5/2 9:04

御利益があるように撫でてみた。

5/2 9:05

山頂から南側に続く稜線を眺める。

5/2 9:05

山頂から南東方向の鍋倉山を眺める。

5/2 9:08

川内山塊の主峰である粟ヶ岳を山頂から眺める。

5/2 9:09

山頂の南西側には、川内山塊の中心付近の青里岳（左）、五剣谷岳（右）も見渡せる。

5/2 9:27

では、下山しよう！
片道が約8km弱の長き道のりを戻ろう。

5/2 9:34

下りの雪稜歩きは楽だね〜

5/2 10:03

あっという間に大池まで戻る。

5/2 10:15

雪面は締まりがイマイチで、時折、踏み抜くことがあるが、持参したワカンを使用することはなかった。

5/2 10:37

標高700m付近まで下り、再び夏道ゾーンへ。

5/2 10:37

夏道は、春の花を眺めながら静かな山を堪能。
ショウジョウバカマ。

5/2 10:48

カタクリ。

5/2 10:48

イワウチワ。

5/2 10:57

人分（分岐）から人分山まで標高差70mを登り返す。
久しぶりのロング、登り返しがキツイ。

5/2 11:05

再び人分山の山頂に到着。

5/2 11:22

タムシバ。

5/2 11:26

ブナの新緑。

5/2 11:51

水場の五十母清水に立ち寄り、顔を洗いサッパリ。

5/2 12:20

登山口に到着。
お疲れさまでした！

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

Joker

ゴールデンウィークは県外の名峰に行く予定でしたが、やはり自粛です。
ということで、今回も移動を含め濃厚接触ゼロとなるように、近所の静かな山を歩いてみることにしました。

訪れた日本平山は、山頂にカエルの石碑が建立されています。
まだ、雪下に冬眠しているかと思っていましたが、小雪の影響のようで、この時期でも顔を出してくれました。
ラッキーとばかり、カエル様をナデナデして祈願してみました。

コロナ騒ぎが早く収束し、平静が戻りますように！