ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2330418
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

伊勢尾・鈴ヶ岳・茶野・山毛欅 懐かしき鈴鹿の山と谷

2004年04月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
6.5km
登り
585m
下り
472m

コースタイム

日帰り
山行
5:00
休憩
0:00
合計
5:00
8:00
60
小鈴谷橋
9:00
0:00
75
伊勢尾P894
10:15
0:00
25
10:40
0:00
35
11:15
0:00
15
11:30
0:00
90
13:00
ミノガ峠東下 御池林道
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2004年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
●2004年当時は特に問題なし
●2004年当時は小鈴谷橋〜伊勢尾は踏跡あまりなし。
●伊勢尾からヒルコバへのトラバースは傾斜あり注意。2020年最近は鈴ヶ岳より南へ直進して伊勢尾への踏み跡などあるらしい。最新のデータ取得で山行願います。
その他周辺情報 参考図書:西尾寿一著 ナカニシヤ出版 鈴鹿の山と谷2
佐目から霜ヶ原へ左折して集落東の林道を上がり、近江放、万野や大見晴の南下を通り、ミノガ峠。ここから南に行くと滝谷山・サンヤリ・天狗堂の尾根。
佐目から霜ヶ原へ左折して集落東の林道を上がり、近江放、万野や大見晴の南下を通り、ミノガ峠。ここから南に行くと滝谷山・サンヤリ・天狗堂の尾根。
御池林道線の災害復旧工事。この辺りで伐採材木を大型トラックに積載する作業に何度もあったことも。
御池林道線の災害復旧工事。この辺りで伐採材木を大型トラックに積載する作業に何度もあったことも。
小鈴谷橋(標高666m)。ここらで御池川は分岐して、真っ直ぐ北に上がるのが小鈴谷で茶野直下の桜峠に上がっている。もう一方は西のミノガ峠に上がる。まあどちらも御池川源流だろう。
小鈴谷橋(標高666m)。ここらで御池川は分岐して、真っ直ぐ北に上がるのが小鈴谷で茶野直下の桜峠に上がっている。もう一方は西のミノガ峠に上がる。まあどちらも御池川源流だろう。
小鈴谷橋を少し下ると林道に木製標識があった。東の伊勢尾ピークP894に尾根伝いに上がる踏み跡があるはず。
小鈴谷橋を少し下ると林道に木製標識があった。東の伊勢尾ピークP894に尾根伝いに上がる踏み跡があるはず。
中へ入っていくと写真のような感じでとても登山道とは言いがたい踏跡だった。傾斜はあまりない尾根でまもなくP894に到着。伊勢尾の尾根に乗る。
中へ入っていくと写真のような感じでとても登山道とは言いがたい踏跡だった。傾斜はあまりない尾根でまもなくP894に到着。伊勢尾の尾根に乗る。
昔は炭焼きの大基地があり、近江側からは大君ヶ畑〜茶野〜桜峠、川相東の大杉〜ユリゴ峠〜ミノガ峠経由。伊勢側からは藤原〜白船峠〜鈴北岳経由。
昔は炭焼きの大基地があり、近江側からは大君ヶ畑〜茶野〜桜峠、川相東の大杉〜ユリゴ峠〜ミノガ峠経由。伊勢側からは藤原〜白船峠〜鈴北岳経由。
遠距離だが伊勢側人夫の方が多く、殆どの炭は伊勢側へ出た。伊勢尾の名前由来もそこかららしい。
遠距離だが伊勢側人夫の方が多く、殆どの炭は伊勢側へ出た。伊勢尾の名前由来もそこかららしい。
伊勢尾。静寂。すくすくと勢いよく山毛欅が伸びる。落ち着いた深い尾根でいつまでもいたくなる。
1
伊勢尾。静寂。すくすくと勢いよく山毛欅が伸びる。落ち着いた深い尾根でいつまでもいたくなる。
西を見て滝谷山方面。
西を見て滝谷山方面。
鈴ヶ岳を仰ぐ。江戸〜明治期は大勢の炭焼人夫が闊歩していたことが信じられないくらいの静寂が支配する。
鈴ヶ岳を仰ぐ。江戸〜明治期は大勢の炭焼人夫が闊歩していたことが信じられないくらいの静寂が支配する。
鈴ヶ岳の南を右に回り込む。
鈴ヶ岳の南を右に回り込む。
鈴ヶ岳南の傾斜のあるトラバース道をヒルコバに向かう。奥に天狗堂
鈴ヶ岳南の傾斜のあるトラバース道をヒルコバに向かう。奥に天狗堂
「セタ」と呼ばれる背負子(しょいこ)が炭や薪や小枝を運搬するのに使われた。炭は藁で作られた俵に入れた。大勢の運搬人が長い尾根道や谷道を移動した。
「セタ」と呼ばれる背負子(しょいこ)が炭や薪や小枝を運搬するのに使われた。炭は藁で作られた俵に入れた。大勢の運搬人が長い尾根道や谷道を移動した。
ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食)
ミヤマカタバミ(深山片喰、深山傍食)
右より回り込んで上がるとやがてヒルコバ。
右より回り込んで上がるとやがてヒルコバ。
ヒルコバ(P1041)鞍掛橋から御池谷を上がってきた鈴ヶ岳と鈴北岳の間の鞍部。南にはアザミ谷が伊勢尾に平行し下りる。この辺りも杣人や炭焼人が行き来していたはず。
ヒルコバ(P1041)鞍掛橋から御池谷を上がってきた鈴ヶ岳と鈴北岳の間の鞍部。南にはアザミ谷が伊勢尾に平行し下りる。この辺りも杣人や炭焼人が行き来していたはず。
鈴ヶ岳へ向かう。
鈴ヶ岳へ向かう。
桃色ミヤマカタバミ
桃色ミヤマカタバミ
山延胡索(ヤマエンゴサク)
山延胡索(ヤマエンゴサク)
鈴ヶ岳より鈴北岳・御池西端・お花池方面。一番奥は御池丸山。鈴ヶの名は鈴北から見る丸い形からだが、茶野のから見る鈴ヶは凜々しい印象がある。
鈴ヶ岳より鈴北岳・御池西端・お花池方面。一番奥は御池丸山。鈴ヶの名は鈴北から見る丸い形からだが、茶野のから見る鈴ヶは凜々しい印象がある。
鈴ヶ岳(P1130)標識。昔は笹に覆われ山頂を確認できないほどだった。
鈴ヶ岳(P1130)標識。昔は笹に覆われ山頂を確認できないほどだった。
福寿草が春先に多いが、もう時期は過ぎている。江戸期から、御池での雨乞神事のために、大君ヶ畑・茶野・鈴ヶ・鈴北・御池の尾根登拝路があり鈴も信仰の一部だったのかも。
福寿草が春先に多いが、もう時期は過ぎている。江戸期から、御池での雨乞神事のために、大君ヶ畑・茶野・鈴ヶ・鈴北・御池の尾根登拝路があり鈴も信仰の一部だったのかも。
ドーム状の茶野を見る。
ドーム状の茶野を見る。
鉄塔(P912)
垪・三国
ドームの茶野を見る。名前は山麓の大君ヶ畑付近に茶畑があったことから?
ドームの茶野を見る。名前は山麓の大君ヶ畑付近に茶畑があったことから?
桜峠(一本木)。昔、大君ヶ畑の人々は桜峠から御池川や伊勢尾、またアザミ谷や御池方面へ向かったらしい。君ヶ畑との関連?
桜峠(一本木)。昔、大君ヶ畑の人々は桜峠から御池川や伊勢尾、またアザミ谷や御池方面へ向かったらしい。君ヶ畑との関連?
茶野を上がる。石灰岩が散乱。
茶野を上がる。石灰岩が散乱。
茶野(P929)にて三国・焼野・鞍掛峠・鈴北・鈴ヶ岳
1
茶野(P929)にて三国・焼野・鞍掛峠・鈴北・鈴ヶ岳
茶野にて天狗堂・サンヤリ・大滝山
茶野にて天狗堂・サンヤリ・大滝山
茶野から見る背後に御池岳を従えた鈴ヶ岳は格好が良い。いつまでもぼんやりと佇みたい場所。
1
茶野から見る背後に御池岳を従えた鈴ヶ岳は格好が良い。いつまでもぼんやりと佇みたい場所。
茶野にて
茶野にて高室・ザラノ・鍋尻・霊仙
茶野にて高室・ザラノ・鍋尻・霊仙
茶野にて
茶野を下りる。伊勢尾を見る
茶野を下りる。伊勢尾を見る
送電線巡視路
鈴ヶ岳と伊勢尾 
鈴ヶ岳と伊勢尾 
大見晴・万野・茶野。大見晴と茶野の間には恐ろしい滝洞谷があり、その下部に大君ヶ畑集落がある。滝洞谷は石灰岩質の急峻な谷で悪絶な廊下帯が連続。
大見晴・万野・茶野。大見晴と茶野の間には恐ろしい滝洞谷があり、その下部に大君ヶ畑集落がある。滝洞谷は石灰岩質の急峻な谷で悪絶な廊下帯が連続。
大見晴(近江晴)と茶野。両山ともその北麓にある大君ヶ畑(おじがはた)と関連が深い。惟喬親王関係。北畑が大君ヶ畑。南畑が君ヶ畑。鞍掛峠道で藤原・山口。
大見晴(近江晴)と茶野。両山ともその北麓にある大君ヶ畑(おじがはた)と関連が深い。惟喬親王関係。北畑が大君ヶ畑。南畑が君ヶ畑。鞍掛峠道で藤原・山口。
鈴ヶ岳と御池岳
ボタンネコノメソウか?
ボタンネコノメソウか?
キランソウ(金瘡小草)
キランソウ(金瘡小草)
御池林道・霜ヶ原より彦根・青龍山を見る
御池林道・霜ヶ原より彦根・青龍山を見る

感想

凜とした神聖さを感じられる伊勢尾の尾根の山毛欅林に心を打たれた。茶野からの鈴鹿の景色は360度素晴らしい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:404人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら