紅葉と強風の那須岳(茶臼岳、ロープウェイ駐車場からピストン)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 540m
- 下り
- 529m
コースタイム
標高差525m 歩行距離約6,000m(一回目の撤退を含むと約9,000m)
【コースタイム】
紛風のため撤退)5:37ロープウェイ那須山麓駅-5:46峠の茶屋駐車場-6:34峠の茶屋避難小屋直下7:01-7:43ロープウェイ那須山麓駅
▲蹇璽廛ΕДて畤椹穫識11:42-12:31峠の茶屋避難小屋-13:19茶臼岳-13:52峠の茶屋避難小屋-14:50ロープウェイ那須山麓駅
【計画タイム】
峠の茶屋駐車場5:00-50分-5:50峠の茶屋避難小屋6:00-55分-6:55朝日岳7:15-15分-7:30熊見曽根-35分-8:05分岐-35分-8:40三本槍岳9:00-30分-9:30分岐-35分-10:05熊見曽根10:15-45分-11:00峠の茶屋避難小屋11:10-12:00茶臼岳12:20-40分-13:00山頂駅13:10-30分-13:40牛ヶ首-20分-14:00峠の茶屋避難小屋-35分-14:40峠の茶屋駐車場
参考マップ
http://www.nasukogen.org/trek/
天候 | ○6:00曇、強風(駐車場付近)→6:30小雨、強風(避難小屋直下)→11:30〜晴れ、強風だが朝ほどではない(駐車場〜山頂)→14:00〜風も弱まる(避難小屋付近) ○前日の天気予報は曇のち晴れ 当日5時頃に確認した天気予報は晴れ一時雨、3時間毎の天気予報で9時のみ曇マークで他の時間は晴れマークだった http://season.tenki.jp/season/mountain/ ○日の出日の入 福島県10/13 日の出5:44 日の入17:04 http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2012/hdni07124.html 栃木県10/13 日の出5:46 日の入17:07 http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2012/hdni09124.html |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
<レンタカー> 世田谷23:30-(首都高)-市川市0:20-(東京外環から東北自動車道、美郷南IC→那須IC、途中の上河内SAと那須IC近くのファミリーマートで30分ずつ計60分の休憩と朝食)-5:15那須岳ロープウェイ駐車場(峠の茶屋駐車場はすでに満車で係員の方の指示に従いロープウェイ駐車場へ) ○那須ICから那須岳までの道、栃木県道17号那須高原線 片側1車線の舗装された道で何の問題もありません。殺生石の駐車場付近で工事箇所があり道幅が狭くなっていますが、ここも問題ありません。 ○ロープウェイ駐車場 50か60台は停めれそうな舗装された駐車場です。 【帰り】 <レンタカー>那須岳ロープウェイ駐車場15:00頃-15:30小鹿の湯16:15-(東北自動車道と東京外環、那須IC→宇都宮IC、鹿沼IC→美郷南IC、岩槻付近で事故渋滞10km通過に45分)-21:15市川-(首都高)-22:00世田谷 【金額】 ○ニッポンレンタカーPRM価格(軽)22:45〜24時間6,195円 ○ガソリン代4,024円(520km) 20.26L2,877円+8.25L1,147円 ○高速料金5,750円 ●行き 首都高 900円 美郷南IC-那須IC 1,800円 (22-6時、深夜得割、軽自動車料金、普通車は2,200円) ●帰り 那須IC-宇都宮IC 600円 (6-22時、休日得割、軽自動車料金) 鹿沼IC-美郷南IC 1,550円 (6-22時、休日得割、軽自動車料金) 首都高 900円 合計15,969円÷2人=7,984.5円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【トイレ】 ロープウェイ那須山麓駅、峠の茶屋駐車場にあります。 【コース状況】 <駐車場-峠の茶屋避難小屋> 危険箇所なし。半分ほどで森林限界になります。そこからは風の通り道。右手に朝日岳、正面左側に茶臼岳を望みながら歩きます。 <峠の茶屋避難小屋-茶臼岳> 危険箇所なし。岩の合間から硫黄が吹き出しているのが、よく見えます。 <茶臼岳お鉢周り> 危険箇所なし。 【危険箇所】 皆無。 【周辺情報】 ○温泉 ●立花屋はなや 小鹿の湯 県道17号線沿い。常設のシャンプー等はなく、50円でリンスインシャンプー、ボディシャンプーを販売。入口に100円の有料コインロッカー、脱衣所にロッカーはなし。露天とはいっても景色はなし、内湯は常温と高温あり、洗い場は数人分。洗い場の足場も含めほぼ檜でつくられており、ずっといい匂いがしていた。乳白色で硫黄臭もすごい、温泉は非常によかった。趣がある温泉。 料金¥400 時間9:00〜21:00(閉館)、露天風呂は〜19:00 休み 無休 栃木県那須郡那須町湯本77 http://www.tachibanaclub.com/ ●元湯 鹿の湯 那須岳から 7.9 km、17分 県道17号線沿い 料金¥400 (1日券¥1500 相部屋の休憩室が利用できます) 時間8時〜19時(12月〜2月は18時まで) 休み 無休 栃木県那須郡那須町大字湯本170 http://motoyu-shikanoyu.com/ ●源泉 那須山 那須岳から 17.6 km、36 分 県道17号線沿い お菓子の城 那須ハートランド内 料金 平日¥850(9時半〜16時)・¥650(16時〜22時) 土日祝¥1000(9時半〜16時)¥800(16時〜22時半) 時間 9時30分〜22時(土日祝は22時30分まで)ハートランドは17時半まで 休み 無休 栃木県那須町高久甲4588-10 http://www.okashinoshiro.co.jp/facilities/onsen/ ●ホテルサンバレー那須 入浴料 大人1000円、小人500円 (土・日曜、祝日) 大人1500円、小人800円 栃木県那須郡那須町湯本203 http://www.nasu3800.co.jp/ ○道の駅 ● 道の駅 那須高原友愛の森 栃木県那須郡那須町高久乙593−8 http://www.nasumirai.com/yuainomori/index.html ○コンビニ 那須ICを降りてすぐ栃木県道17号那須高原線にファミリーマートとセブンイレブンがあります。その後もちらほらとあります。 |
写真
けど、雲がはれそう。
感想
百名山16座目。
とにもかくにも強風がすごかった。
今後のために先ず、風速と感覚について調べました。
10m/s 樹木が激しく揺れ、電線などがぴゅうぴゅうと鳴る。雨傘が壊される。
15m/s 取り付けの悪い看板が飛ぶことがある。
20m/s 身体を60度くらいに傾けないと立っていられない。子供は飛ばされそうになる。
25m/s 屋根瓦が飛ばされる。樹木が折れる。煙突が倒れる。
30m/s 雨戸または屋根が飛ばされることがある。しっかりしていない家が倒れる。電柱が倒れることがある。
35m/s 自動車や列車の客車が倒れることがある
40m/s 身体を45度に傾けないと倒れる。小石が飛ぶ。
50m/s たいていの木造家屋が倒れる。樹木は根こそぎになる
60m/s 鉄塔が曲がることがある。
自宅の世田谷から湾岸線を通り市川のDragonFireさんをピックアップしたのが午前0時半。
途中の上河内SAで仮眠をとる。前日の朝7時から寝てない。眠い…はずが寝れない。
ので仮眠もせず出発〜。
那須ICで高速を下り近くのファミマで味噌汁とおにぎりで朝食。
5時過ぎに麓に着くが峠の茶屋駐車場はすでに満車でロープウェイ駐車場に車を停める。
車を下りて用意しようとしたら…
強風!!!
車のドアも風に煽られ開けようとすると勢いよく隣の車にぶつかろうとするので一苦労。
帰宅してから調べると那須岳は風がふきはじめると強風になることが多く、風の通り道である峠の茶屋避難小屋周辺はヤバいとのことでした。
そんなことを知らずに登山開始。
たくさんの人が下山してくる。下山していた一人、20年那須岳に登っているというおじちゃんから「こんな風は初めてだ」との話しを伺う。
そんなでもないだろ、とこの時はまだタカをくくっていた。
樹林帯の木々が大きく横に揺れる中をもくもくと登り、30分ほどで森林限界まで来た。
ぬおおおお!
体が前に進まない。
風の強さには波があり、弱まったと感じたら歩きはじめるが、またすぐに強風がふく。
何度か体ごと飛ばされ、2、3歩後退しては踏ん張り歩くを繰り返す。
よくテレビなんかで、機械で人為的に強風をおこし、アナウンサーなんかが「すすめませ〜ん!」と言いながらリポートしいてる。それを観て楽しそうだな、体験してみたいなと思っていた。
こんなとこで体験したくなかった。
しかも小雨がパラつきはじめる。
顔に当たり痛い。
さらには小石が飛びはじめる。
さすがに危険を感じ、大きな岩の陰で待機することになる。
こんなんじゃ、稜線はもっとヤバいのは火を見るよりも明らか。
ガスがとんでもない速さで目の前にせまり通り抜けていく。
しかも寒い。
強風の動画を撮ろうと携帯を構えるがとたんに手がかじかむ。しかも強風に煽られブレにブレる。何度かチャレンジし携帯を落としてしまい諦める。
その間も、避難小屋まで行けず撤退してきた人達が下りてくる。
30分待っても状況が変わらないため俺たちも撤退。
下山したロープウェイ那須山麓駅では「山頂駅、山麓駅ともに常時風速30m、山の風の通り道ではさらに1.5倍の風速で風が吹いている」とアナウンスしていた。
小石が飛んでいたから確かに風速40mはあった模様。
撤退してきてよかった〜。
とりあえず車で待機するが風にあおられレンタカーの軽自動車は揺れに揺れる。
仮眠したいが揺れがひどく眠れない。
外では車は数珠つなぎで下から上がってくる。そして、下っていく。
警備のおじさんが拡声器を使いながら「満車だから、ロープウェイは運休だから」と車を流す。
その内、山の方が濃い灰色の雲から白い雲に変わり、時折、小さな青い空ものぞくようになってきた。
再チャレンジ。
風は相変わらず強いが朝ほどではない。それに何より顔に痛かった雨を降らせていた雲はない。
風の吹く方向に体重をのせながら歩く。
朝には奇麗に見えなかった朝日岳の紅葉が太陽に照らされ奇麗だった。
風に反発しながら峠の茶屋避難小屋に到着。
いや〜、本当に避難小屋だ〜。
そこから見上げる硫黄は雲とともにすごい速さで流れていた。
さらに40分ほど歩き茶臼岳頂上へ。
途中、風に煽られるので切れ落ちている方向へ体が持っていかれないよう気をつかった。
道は岩でゴツゴツしていて、歩きにくいところもない。
煙も吹き出しアトラクションのような楽しさだった。
頂上からは朝日岳、三本槍岳が重なりいい景色〜。
下山し避難小屋に着く頃にはさらに風が弱まってきた。
途中でジーンズや厚底の靴を履いて登山している人達がいた。
まあ、何とかなるだろうけど…怪我のないよう気をつけて下さい。ロープウェイがある山ではたまに見る光景。
下山してきてロープウェイ那須山麓駅を覗くと長蛇の列が。
さすが、人気の山。
帰りに宇都宮で餃子を食べようということになり、予定していたレストラン併設の温泉ではなく「鹿の湯」へ行く事に…
が、行き過ぎてしまい源泉は同じ「小鹿の湯」へ。
乳白色で硫黄臭がしっかりしている俺の大好きな温泉!
しかも、自分以外に人はいなくて貸切状態!
満喫しました。
宇都宮ICで高速を下り、目的の餃子屋さんである「まさし」戸祭店へ向かう。
宇都宮I.Cからお越しの方にオススメとの事だったが、渋滞もありICから20分ほどかかり到着。
が…残念…売り切れ…まだ午後6時にもなってないのに…
まぁ、仕方がない。餃子は次の楽しみにとっておくことにする。
レンタカーの時間もあるので夜食は佐野SAで軽くすませ帰路へ。
百名山に紅葉に温泉を満喫した登山でした。
かつ、過去最長の40時間睡眠なしでした。
そして次は那須三山と宇都宮の餃子だ〜!
hitohisaさん、はじめまして。
私も5時半過ぎに、ロープウェイの駐車場に到着(2枚目のお写真のとこです。写ってませんが)し、1時間程様子を見ていましたが、歩き始めもせず諦めて下りました。
とにかく凄い風でしたね。駐車場であれですから、森林限界を越えたところでは更に強烈だったと思います。レコも全然大袈裟ではなく、一旦撤退されて正解だったと思います。
再チャレンジのお写真、見事な紅葉ですね。青空に映えてとても綺麗です。
私ももう少し粘れば良かったかもですが、来年以降の楽しみに取っておくことにします。
はじめまして。コメントありがとうございます。
本当にびっくりするぐらいの風でしたね。風がやみはじめたのは正午前だったので、1時間程で判断されて登らずに帰られたのも、大正解だと思います。
おそらく多くの方が森林限界か峠の茶屋避難小屋まで行って下山され、そのまま帰路につかれていると思います。
今回は茶臼岳のピストンだけでしたが、那須三山がもともとの目的だったので、私も来年以降にまた来る予定です。
papibanさんの山行拝見しました。
各地、色々なところに行かれて山の大ベテランの方なんですね。またコメント交換できると嬉しいです。
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