【弓張山地】雨生山(313m)金山(424m)上の浅間山(519m)下の浅間山(479m)
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- GPS
- 06:37
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 941m
- 下り
- 920m
コースタイム
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 8:12
◆宇利峠の駐車箇所について;森林局の方が林道の巡回を担当されているので、駐車については配慮がいります。私は宇利林道側のトラサク沿いの路肩を選び、邪魔にならないよう駐車。
◆中新戸(なかにいと)の集会場(山王バス停横)に車を停めさせて頂こうと思いましたが、バスの転回場となっているため思いとどまりました。山王バス停の西側のゼブラ・ゾーンへの駐車もはばかられたので、結局は「木嵐(きあらし)橋」北側の道路余地へ。推奨は道の駅『鳳来三河三石』。駐車と買い物のセットかな。
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
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写真
感想
<雨生山と金山>
宇利峠には説明のつかない憧れがあった。それがまた、単純な理由だったりする。旧友が東三河出身。「峠を越えると遠州」って聞かされてたからね。
実際には国道が通る峠なので、古い時代を彷彿とさせる情緒なんてものはない。けど、普通は国1とか東名使っちゃうんで、比べれてみれば人の流れは限られてる。
東名高速走ると宇利トンネルくぐるし、「宇利峠」はそれなりの知名度かと思う。でも、歌川広重が肩入れした 薩埵(さった)峠には水をあけられてるかな。
早朝の宇利峠は通行車両なし。静寂の宇利林道前にマイカー置いて登山開始です。林道ウォーキングは新緑のシャワー全開。いきなり、キツネが出迎えてくれました。
稜線に上がると大パノラマ。のんびりモードで、キンランに癒やさる。金山の反射板脇に立つと三河本宮山が手中に収まった。
戻り返して雨生山めざすけれど、あちこちの雄大な眺めに引き止められて一向に足が進まない。低山だからと言って侮れないね。捨て試合に登板した投手がノーヒットノーランを達成したって感じか。
奥浜名方向には、猪鼻湖と浜名湖がのどかな表情でまどろむ。遠州灘へと伸びゆく湖西連峰が緑の洪水だ。あれが雨生山で、あれが坊ノ峰なら、あのあたりが神石山だね。
一方、西方面には三河本宮山が寝そべっている。吉祥山がひとまたぎの距離だ。遠景が五井山、三ヶ根山。右手には近景の常寒山や船着山。その奥には三ツ瀬明神山、鳳来山、大鈴山、雁峰山など、奥三河の山並みが青空に映える。
いつまでもいたいという心に折り合いをつけて宇利峠に戻った。
<上の浅間山と下の浅間山>
お百姓さんが田植えに励み、薪屋さんの電ノコが唸りを上げています。絵に描いたような山里なのに、頭上に突然出現した新東名の高架橋。それも21世紀の景観の一部なんだろうけど、村の景色にちっとも溶け込んでいません。車の走行音が民族音楽のドローン・サウンド。
田んぼのあぜ道からお茶畑を通って山道へ。途中、林道を何度か横切ります。「林道で道が途切れたもんで、矢印方向へ行っておくれん」の案内にホッコリ。
山頂では、ずらり並んだ祠が出迎えてくれます。山の名前からも想像できるように、ここは浅間信仰の山。「富士山覗き穴」のパイプが据え付けられてサービス満点ですが、この日の富士山は春霞をまとってお休み中でした。
下の浅間山まで往復。もう一度ひだまりの山頂広場を楽しみます。帰路は北東方向に、県境を拾って歩こう。やがて林道が沿うようになり、大森山や浜松いなさJCTが見えてきました。
林道「的場空山線」に降りると、新東名を往来する車列が見えます。県境ラインが分断されちゃいましたね。大量の土砂が切り出され、地盤変位観測システムが地盤変動を監視しています。
そんな林道沿いにも、男女双体の道祖神が置かれています。ここも歴史ある三州街道の一つです。
高架の下をくぐり、駐車地へ。田舎の昼下がり。相変わらず薪屋さんからは電ノコ音が響き渡っていました。
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