稚子ヶ墓山、帝釈山、丹生山系縦走
- GPS
- 05:09
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 809m
- 下り
- 815m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:09
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
自宅テレワークを休日にして連絡し、自宅からクルマで30分ほどの近所の山となる稚子ヶ墓山、帝釈山、丹生山に初めて登ってきました。悲しい伝説のある歴史の深い山です。雨には降られませんでしたが、厚い曇天の日で、登山路も薄暗くて、少々選択を誤った感もありましたが、ひしひしと歴史を感ずることができました。
今回歩いた丹生山系縦走路という名前にもなっている『丹生』は、個人的には『にゅう(にう)』と読んでしまうのですが、山や神社の名前として読む場合は、『たんじょう』が一般的なようです。この神社は、丹生都比売神を奉る神社なのですが、神様の読み方は『にうつひめじん』となります。川も丹生川(にゅうかわ)と読むようです。
丹生都比売神と聞いて最初に思い出されるのが、高野山のふもと、かつらぎ町にある丹生都比売神社なのですが、空海に高野山の地を譲ったということで有名です。「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されていますね。
そもそも「丹」とは朱砂のことであり、その鉱脈のある所を「丹生」というらしいのですが、朱砂はそのまま朱色の顔料となり、精製すると水銀がとれます。寺社では社殿などに塗る朱色の塗料が大量に必要となり、これが空海をして高野山を選択せしめた大きな理由の一つだろうと勝手に考えています(個人的な解釈です)。
丹生神社を調べてみたら、全国にこんなにたくさんありました。
http://kamnavi.jp/ny/nyuiti.htm
どうやら、大陸から水銀の採掘技術をもたらした丹生一族という渡来人の動いた後に丹生神社があるようです。水銀というのは人体にとって猛毒ですが、過去には鉱毒事件などもあったでしょうね。
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コメント
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稚児ヶ墓山とは悲しくも恐ろしい歴史のある山なんですね。
秀吉にちなむこういった遺跡は関西圏に多くありそうですね。
「丹生」について、そういう意味なんですか。初めて知りました。
さくちゃん、まいど。
高野山から流れ出て紀ノ川に流れ込む川のひとつに『丹生川(にゅうかわ)』があります。おふくろの里がその近所の『九度山』という場所で、ボクもガキの頃、丹生川によく泳ぎに行ったものです。また、真田幸村が幽閉された『真田庵』でもよく遊んでましたね。
空海が高野山を選んだ理由はいろいろ語られていますが、朱砂が採れる場所がその理由の一つだなんて言ってるのは、ボクだけですので、鵜呑みにしないでくださいね。
クマ
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