日向大谷から両神山往復
- GPS
- 05:29
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,570m
- 下り
- 1,563m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:30
天候 | 晴れ 微風・無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道明瞭で、危険箇所特になし。弘法の水場も利用可能。 |
写真
感想
緊急事態宣言が解除され、県内であれば山行を再開しても良かろうと思い、両神山を6年ぶりに訪問した。前回が12月初旬で今回が5月終盤、季節が全く違ったこともあり、全く違う山を登ったような感覚になった。新緑と沢の水が美しく、平日のため登山者も少なく、混雑するような状態は避けられたように思う。以下に詳細。
5:24に日向大谷の駐車場を出発。駐車場は既に何台も先客あり。この登山口からの両神山は二度目だが道中の記憶はほぼなく、歩き始めて少し思い出す程度だった。前回は誤って有料駐車場に停めてしまい駐車料金を払ったが、今回はそのエリアが囲われていて停めようがなく、誤って停めることもなさそうだった。埼玉県内の山はここと武甲山くらいしか登ったことがなく、自宅からはもちろん近いのだが、今回の両神山も、現在のような状況になっていなければ再訪はなかっただろうと思った。歩き始めるといきなり息が切れる。前回の山行から50日以上のブランクが空き、その間在宅勤務が主で出勤はほぼなく、運動と言えば、自宅周囲のウォーキングとランニングのみで、それすら雨天などでできない日も多かった。歩き出しは到底急登とは言えないまでも、体が全然ついてこない感じだった。5月も終わりになり、日の出も時刻も早く、気温はまだ上がらないが、標高が低いために蒸し暑い。久々の登山としては条件はあまり良くはなかったが、ようやく登山ができるようになったので贅沢は言えない。序盤はとにかく体がきつく、特に腿上げが全くダメで、今日はもう帰ろうかとさえ思ったほどだった。天気は晴れ予報だったが思った以上に雲が多く、また風は全くと言っていいほどなかったので、とにかく暑く汗を滲ませながらの登りとなった。自宅周囲をブラブラ歩くよりも、ザックを背負って階段登降をひたすら繰り返していたほうが、山登りのトレーニングになっていたかもしれない。
大きく標高が上がり始めるのは沢を渡ってからで、既に汗をかいていたが、ここからの登りは更に暑さを感じるようになった。しかし沢音は涼しげで気持ちよく、何より新緑の緑が眩しいくらいで、これらを見聞きするだけでも今日は来た甲斐があったと思えた。標高が上がるに連れて暑さも少し和らぐ。清滝小屋手前の弘法の水場は利用可能だった。水場なら大抵ひしゃくやマグカップが置いてそうなものだが、今日はその手のものはなく、昨今の事情を考慮して撤去されたのかもしれない。水場で小休止したので、清滝小屋は外見と中身を少し見ただけで先を急ぐ。相変わらずきれいで宿泊に適しそう。トイレも開いており、水場も使えるので利用価値は高そうだった。この先の登りは今日の自分にとってはかなりきつく、既に足がプルプルになりながら登ることになった。登るのは何とかなっても、帰りの下りのことを思うと、この急坂を転げ落ちそうで、帰りのことも考え体力を温存しながら登ることに。小屋を過ぎたあたりから少し風が出始め、体を適宜冷やしてくれた。尾根に上がっても展望が広がる訳ではないが、今日に限っては、山行がリハビリ的な意味が強いのであまり失望しない。花はあまり咲いていなくて期待外れだったが、トウゴクミツバツツジは各所で咲いていて、標高の高い所はまだつぼみになっていた。神社の付近まで上がるとあとは大きく上がるところもなく、無事に8:06に山頂に到着。ここに至ってようやく周囲の山々が見えたが、思った以上に雲が多くて快晴の空の元、とはならなかった。それでも50日ぶりに無事山頂に立てたのでそれでよしとした。山頂は狭くて我々以外にほぼ同時に付いた登山者3名がいると、あまり座っていられるスペースはなかった。それでも各々密にならぬよう配慮していたと思う。
今日に限っては下りのほうが核心と思われ、山頂での水分と栄養補給後に下山を再開。下り始めると続々と登りの登山者とすれ違う。平日とは言え百名山らしい。子供連れのパーティもあり、今の時期特有と思った。本格的な夏休みの時期なら、子供連れのパーティもあるだろうが、その代わり暑過ぎて登山には適さないかもしれない。順調に標高を下げ、清滝小屋へ至る。小屋の上の坂も転げずに降りてくることができた。小屋を過ぎると沢沿いの道を何度も渡渉を繰り返しながら進む。新緑も沢もきれいで、12月の寒い季節の両神山しか知らなかった自分としては、目から鱗が落ちる思いだった。しかしあまり新緑に見とれていると、確実に足下が疎かになり、躓いたり滑ったりするので要注意だった。今日に限っては、絶対無事に戻らなければならない。久々の登山で足が満遍なく痛くなり、ザックの重さで肩も痛かったが、痙攣などにはならず下り、10:48に駐車場へ到着。駐車場までのアスファルト道路歩きはかなり暑くて既に夏のようだった。また山頂で予想したように、登りと下りにかかる時間に大差がなかった。下りはあちこち止まって写真を撮ったのも原因だが、そのため、足が棒になることも防げたと思うので、きれいな新緑様々だったと思った。
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