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記録ID: 2366668
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ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

【過去レコ】朝明渓谷から根の平峠越えで雨乞岳へ

2013年05月03日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.1km
登り
1,057m
下り
1,040m

コースタイム

日帰り
山行
7:00
休憩
0:00
合計
7:00
8:05
420
15:05
ゴール地点
この山行はYAHOOのブログにレコ書いていましたがヤマレコに書き直しました。
2020.5.30
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車で北九州新門司港から大阪南港までフェリー利用。帰りは自走しました。鈴鹿から福岡まで自走で8〜9時間ぐらいです。
三重県側の朝明渓谷駐車場を出発し伊勢谷を経て滋賀県の県境である根の平峠で一休み。
昔、人々がこの峠を生活路として利用していた頃、滋賀県側に茶屋と宿代があったそうです。
標高は手元の高度計で800mほど。滋賀県側に下り上水晶谷を横切り神崎川上流に出ます。
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三重県側の朝明渓谷駐車場を出発し伊勢谷を経て滋賀県の県境である根の平峠で一休み。
昔、人々がこの峠を生活路として利用していた頃、滋賀県側に茶屋と宿代があったそうです。
標高は手元の高度計で800mほど。滋賀県側に下り上水晶谷を横切り神崎川上流に出ます。
神崎川上流部のコクイ谷出会い付近。丸木橋を渡ります。
神崎川上流部のコクイ谷出会い付近。丸木橋を渡ります。
神崎川上流の本流。沢登りやテント泊での渓流釣りでよく来ました。私の愛した渓谷です。
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神崎川上流の本流。沢登りやテント泊での渓流釣りでよく来ました。私の愛した渓谷です。
コクイ谷出会いより神崎川本流に沿って行きます。
沢を見ると魚が淵を泳いでいるのが見えます。ここにいるのはイワナかアマゴ。
釣りがしたくなりますね。神崎川は下流側から谷を遡行するか、峠越えで歩いてアプローチするしかなく、魚影は濃いけど釣り人は少ないです。
コクイ谷出会いより神崎川本流に沿って行きます。
沢を見ると魚が淵を泳いでいるのが見えます。ここにいるのはイワナかアマゴ。
釣りがしたくなりますね。神崎川は下流側から谷を遡行するか、峠越えで歩いてアプローチするしかなく、魚影は濃いけど釣り人は少ないです。
杉峠への登りの途中、御池鉱山跡があります。
 ここは明治末期ぐらいに多くの人達が住んでおり、小学校や郵便局、果てまた女郎小屋まであったといいます。ここに来るには、峠越えでかなり歩いてでしかアプローチ出来ず生活は相当大変だったことが想像できます。鉱山から掘り出した鉱石は神崎川に沿ったトロッコで搬出したようですが、その面影はもう、見あたりません。鈴鹿の山特有の人と山との関係を感じます。
杉峠への登りの途中、御池鉱山跡があります。
 ここは明治末期ぐらいに多くの人達が住んでおり、小学校や郵便局、果てまた女郎小屋まであったといいます。ここに来るには、峠越えでかなり歩いてでしかアプローチ出来ず生活は相当大変だったことが想像できます。鉱山から掘り出した鉱石は神崎川に沿ったトロッコで搬出したようですが、その面影はもう、見あたりません。鈴鹿の山特有の人と山との関係を感じます。
杉峠へあがります。標高1042mほど。峠を越えて西へ行けば滋賀県の集落へ抜けます。杉峠の大杉がポッキリ折れています。折れた幹はまだ青々しているので、ここ数日のことでしょうか?

 杉峠から雨乞岳へ急斜面を登ります。
杉峠へあがります。標高1042mほど。峠を越えて西へ行けば滋賀県の集落へ抜けます。杉峠の大杉がポッキリ折れています。折れた幹はまだ青々しているので、ここ数日のことでしょうか?

 杉峠から雨乞岳へ急斜面を登ります。
稜線から東を望む。左に釈迦ヶ岳(1092m)。右に国見岳(1165m)。凹部分の真ん中は越えてきた根の平峠。向こう側は朝明渓谷になります。
 天気が良いので名古屋市街?が見えます。遠くに雪を頂いたアルプスがみえます。
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稜線から東を望む。左に釈迦ヶ岳(1092m)。右に国見岳(1165m)。凹部分の真ん中は越えてきた根の平峠。向こう側は朝明渓谷になります。
 天気が良いので名古屋市街?が見えます。遠くに雪を頂いたアルプスがみえます。
見通しがよく琵琶湖が見えています。
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見通しがよく琵琶湖が見えています。
雨乞岳(1238m)山頂。
 この雨乞岳の山頂には池があります。今回はのぞきませんでしたが、確かこの看板の裏あたりに・・
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雨乞岳(1238m)山頂。
 この雨乞岳の山頂には池があります。今回はのぞきませんでしたが、確かこの看板の裏あたりに・・
雨乞岳山頂より鈴鹿山脈主稜を見ます。
 今日は天気が良いので登山者が多いだろうな。鈴鹿山脈人気の山々。
 昔、何度となく主稜を縦走したのを思い出します。
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雨乞岳山頂より鈴鹿山脈主稜を見ます。
 今日は天気が良いので登山者が多いだろうな。鈴鹿山脈人気の山々。
 昔、何度となく主稜を縦走したのを思い出します。
東雨乞岳より雨乞岳を望む。ここは冬にはかなり積雪していたのを思い出します。
東雨乞岳より、帰途につきます。
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東雨乞岳より雨乞岳を望む。ここは冬にはかなり積雪していたのを思い出します。
東雨乞岳より、帰途につきます。
クラ谷を下る。クラ谷から下流のコクイ谷辺りは、色々伝説が有るところです。
鈴鹿山地は昔、東西交通の要地にあたり多くの人達が入山したので、人間の業が染み付いたところですが、公共交通の発達等々で登山者以外が入山する事もなくなり無になっていると思います。
クラ谷を下る。クラ谷から下流のコクイ谷辺りは、色々伝説が有るところです。
鈴鹿山地は昔、東西交通の要地にあたり多くの人達が入山したので、人間の業が染み付いたところですが、公共交通の発達等々で登山者以外が入山する事もなくなり無になっていると思います。
コクイ谷出会い。このまま登山道通り行けば鈴鹿スカイラインがある武平峠へ出るが

 私達はコクイ谷を下り神崎川上流部を目指す。

 コクイ谷の登山道はあまり歩かれてないようで、説明書きの看板をみます。16年ぶりぐらいですが、好きな渓谷で過去に結構歩いているので沢づたいに下っていきます。
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コクイ谷出会い。このまま登山道通り行けば鈴鹿スカイラインがある武平峠へ出るが

 私達はコクイ谷を下り神崎川上流部を目指す。

 コクイ谷の登山道はあまり歩かれてないようで、説明書きの看板をみます。16年ぶりぐらいですが、好きな渓谷で過去に結構歩いているので沢づたいに下っていきます。
途中にある滝を見ながらコクイ谷を下ります。
途中にある滝を見ながらコクイ谷を下ります。
炭焼小屋の跡付近。この谷には鉱山の大きな飯場があったらしいですが、その面影はもう、無いです。
炭焼小屋の跡付近。この谷には鉱山の大きな飯場があったらしいですが、その面影はもう、無いです。
を下り神崎川上流部に出合います。雨乞岳への行き道で通った所です。左側が下りてきたコクイ谷。真っ直ぐが登った神崎川本流。
を下り神崎川上流部に出合います。雨乞岳への行き道で通った所です。左側が下りてきたコクイ谷。真っ直ぐが登った神崎川本流。
来た道を朝明渓谷に向かって戻ります。途中、懐かしい上水晶谷を跨ぐ。根の平峠越えて帰って来ました。
来た道を朝明渓谷に向かって戻ります。途中、懐かしい上水晶谷を跨ぐ。根の平峠越えて帰って来ました。
鈴鹿の山は私に山の面白さを教えてくれた山系です。
 鈴鹿の山と谷全6巻。私の宝物です。20年以上前〈1992〜3年ころ)に購入したのですが、結構高い本で、1冊1冊購入して増やしたのを覚えています。
鈴鹿の山は本州の真ん中南にあり、本州の南部を東西に山脈が分けています。よって公共交通が発達する以前は、その山脈に多くの峠があり伊勢や近江の人達が生活路として行き来していたようですが、今では登山者が利用するのみです。
この全集はある意味生活の糧となった鈴鹿の山の歴史や地名の由来、尾根や谷、登山道が事細かく記載されています。特に沢はよく調査されており遡行図は沢登りをしていた私には貴重な資料でした。
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鈴鹿の山は私に山の面白さを教えてくれた山系です。
 鈴鹿の山と谷全6巻。私の宝物です。20年以上前〈1992〜3年ころ)に購入したのですが、結構高い本で、1冊1冊購入して増やしたのを覚えています。
鈴鹿の山は本州の真ん中南にあり、本州の南部を東西に山脈が分けています。よって公共交通が発達する以前は、その山脈に多くの峠があり伊勢や近江の人達が生活路として行き来していたようですが、今では登山者が利用するのみです。
この全集はある意味生活の糧となった鈴鹿の山の歴史や地名の由来、尾根や谷、登山道が事細かく記載されています。特に沢はよく調査されており遡行図は沢登りをしていた私には貴重な資料でした。

感想

2013年の5月連休は一人で車を運転し鈴鹿へ行きました。行きは新門司港〜大阪南港までフェリー利用。帰りは高速を自走して帰ってきました。
鈴鹿は昔、12年ほど住んでいまして、元々車やバイクしか興味がなかったのですが鈴鹿の山に出会い山の面白さを覚えました。ハイキングから沢登り、夏冬と構わず岩登りやアイスクライミングなど楽しんでいました。

この日は鈴鹿に住む元後輩の友人と久しぶりに根の平峠越えで雨乞岳へ上りました。
ルートは、朝明渓谷駐車場〜伊勢谷〜根の平峠〜神崎川上流〜杉峠〜雨乞岳〜クラ谷〜コクイ谷〜根の平峠〜朝明渓谷駐車場 山地図でのコースタイムは8時間ほど。結構歩く少し健脚向きルートです。
鈴鹿在住当時は、好きなルートでした。鈴鹿の山の良さが楽しめるコースですが多分16年ぶりです。

休憩も含めて7時間強ほどの山登りでした。この山域に久しぶりにきましたが、看板が多くなり、道の分岐点で背丈以上にあった笹が伐採され見晴らしが良くなったりと、遭難しないように対策がされているようです。
天気も良く楽しい山登りでした。久しぶりに来ましたが、とっても良い山でした。
一緒に同行したY君。今日はありがとう。仕事で日本と海外を行ったり来たりのようですが、また時間があったら福岡に遊びに来てね。お疲れ様でした。

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