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記録ID: 236674
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳 (八方尾根往復)

2012年10月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:22
距離
14.3km
登り
1,315m
下り
1,308m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:44駐車場-8:21唐松岳頂上山荘-8:35唐松岳-11:02駐車場
天候 ・標高の低いところは晴れ、高いところはガス。
・行動中は常に強風。
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・黒菱平の駐車場利用。駐車場までの林道は舗装されているものの、所によって道幅が狭くすれ違いが困難な箇所もあった。
・駐車場到着時(5:15頃)の気温約5℃。
コース状況/
危険箇所等
・黒菱平駐車場からの最初の登りはスキー場のゲレンデのため急だが時間にして30分程。それ以降は良く整備されていて歩き易い。山頂まで急傾斜の所もなく、危険なところも見当たらない。但し、樹林帯の中はほとんど歩かないため、この日のように風の強い日は遮る物がないため大変難儀する。特に八方池から先が風の通り道のようだ。この日は登山道に凍結・積雪なし。
・ゲレンデを登り切った後の木道を歩いていた時に、熊らしきものを見掛けた。相手が自分に気付いて逃げてくれたが、こちらは全く気付いていなかった。登山者や観光客が多いところだが、早朝など人の少ない時間帯に歩く場合は熊鈴などを付けて自分の存在を知らせるべき。自分は今回持参せず。
スキー場の登りの途中で雲海が見えた
2012年10月21日 05:58撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
10/21 5:58
スキー場の登りの途中で雲海が見えた
木道を歩き始めてすぐのところで熊を目撃。ピンぼけだが中央の黒っぽいのがそれ。
2012年10月21日 06:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
10/21 6:02
木道を歩き始めてすぐのところで熊を目撃。ピンぼけだが中央の黒っぽいのがそれ。
モルゲンロートの白馬三山
2012年10月21日 06:16撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10/21 6:16
モルゲンロートの白馬三山
鹿島槍方面
2012年10月21日 06:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10/21 6:33
鹿島槍方面
まだ雪が残っていた
2012年10月21日 07:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10/21 7:29
まだ雪が残っていた
このあたりからは大ガスで展望ゼロ
2012年10月21日 08:15撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10/21 8:15
このあたりからは大ガスで展望ゼロ
頂上山荘は今年の営業を既に終えている
2012年10月21日 08:23撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10/21 8:23
頂上山荘は今年の営業を既に終えている
山頂はガスで全く何も見えない。来た甲斐がない。
2012年10月21日 08:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10/21 8:36
山頂はガスで全く何も見えない。来た甲斐がない。
と思ったら、半分冬毛の雷鳥さんと遭遇
2012年10月21日 08:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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10/21 8:38
と思ったら、半分冬毛の雷鳥さんと遭遇
もう一枚
2012年10月21日 08:40撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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10/21 8:40
もう一枚
八方池は大賑わい
2012年10月21日 10:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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10/21 10:03
八方池は大賑わい
黒菱平の駐車場
2012年10月21日 10:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10/21 10:59
黒菱平の駐車場
撮影機器:

感想

 天気予報では終日晴れで風も強い予報ではなかったのだが、実際は、山頂付近(2500m程度以上)はひどいガスで展望ゼロ。風は早朝5時過ぎに駐車場に着いた時点から行動終了時まで強風が吹き荒れていた。晴れの天気でなかったら、歩き始めることを躊躇うくらいの強さだった。
 スキー場のゲレンデの登り切り、登山道に入ってまもなくの時に、自分の右手の藪で黒い影=熊が動くのが見えた。日は既に昇っていて十分に明るかったので見間違えることはないと思うが、自信はない。何枚か撮った写真にも写っていなかった。今日は日曜日で登山者も多だろうと思い、また、尾根歩きだからと思い熊鈴を付けて来なかったのがよくなかったか。前後左右に登山者はいなかったので、このタイミングで見掛けたのは自分のみだと思う。いきなりの遭遇で驚くが、こちらに向かってくる様子もないため行動を続けた。
 日が昇り気温が上がれば止むかと思った風は全く止まず、時折飛ばされそうになるくらいの強風が吹く。気を抜いて歩いていると本当に飛ばされそうになるし、実際一度風でよろけて転んだ。特に八方池から先のしばらくがひどい風で、撤退すら考えたが、まだ時間は早かったので行けるところまで、と決めて歩き続ける。しばらくすると疎林帯に入ったり、尾根の影に入って風が弱まるところも出てきたが、強風であることは変わらず。標高が上がると寒さも増してきたため、持参した防寒着を全て着込んで歩く。適当なウィンドブレーカーではなく、冬山にも着られるシェルを持ってきていて良かった。
 ガスで展望が効かなくなった登山道を風によろけながら歩いて頂上山荘到着。ここから剱岳を見たくて来たのだが、剱どころではなかった。山頂へ行ってもガスが見えるだけだとは思ったが、時間も予定よりだいぶ早かったので足を伸ばすことに。案の定、山頂標識以外は全く何も見えない山頂だったが、ほとんど冬毛に変わった雷鳥を見られたのは唯一の救いだった。風に飛ばされそうになりながら何枚か写真を撮りそそくさと下山開始。
 下りはあっと言う間かと思ったが、続々登って来る登山者、観光客のすれ違い待ちに時間がかかり、なかなか前に進めなかった。特に八方池周辺はほとんど観光地のようで、完全武装の登山者はかなり場違いな雰囲気思えた。

 紅葉も見に行ったつもりだったが、クマを見たり、強風に吹かれたりしているうちにすっかり後回しになってしまった。だが、駐車場付近は紅葉はまだしていたし、帰りに明るい時間にクルマで走った林道の紅葉がこの日は一番きれいではなかったか。

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