紅葉真っ盛り稲村ヶ岳、観音峰を周遊
- GPS
- 06:46
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,393m
- 下り
- 1,433m
コースタイム
12:10稲村ヶ岳(展望台)12:15〜大日岳(ピストン)〜12:50稲村小屋〜13:30法力峠〜
14:15三ツ塚〜14:35観音峰〜15:00観音峰展望台15:10〜15:50観音峰登山口
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山は一つ手前の観音峰登山口バス停へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
洞川温泉から稲村ヶ岳への登山道は、山上ヶ岳への参道と同じように斜面に沿って比較的なだらかにつけられていてとても歩きやすい。この時期、標高1200m以上では、綺麗に紅葉していて楽しい気分で歩くことができる。 稲村小屋の周辺にはテーブルとベンチが多く設置されていて、色鮮やかな紅葉を楽しみながら昼食が楽しい。稲村ヶ岳・大日岳へは、ピストンになる。途中険しいところもあるが、全て鉄製の梯子などが整備されていて危険な箇所は殆ど無い。 下山は、山上ヶ岳方面へ向かってレンゲ辻経由で下りるものと、法力峠まで戻って観音峰への稜線を観音峰登山口バス停(駐車場、休憩所あり)へ下るものが考えられる。 今回、後者のルートを辿ったが、法力峠からの道は、洞川温泉からの登山道に比べると遥かに踏み跡も薄く、テープなどの印をよく注意していく必要がある。また、急坂を直登したり下る部分も多く、また幾つかのピークをアップダウンすることから存外に厳しいものが有った。 観音峰登山口から更にミタライ渓谷を天川川合まで行くことも可能だが、距離も長く今回は当然パスして、16時のバス(このバスを逃すとその次は18時になる)で帰途に着いた。 |
写真
感想
天気予報は軒並み晴れ、秋晴れ100%の予感。。2週間前に大峰山(山上ヶ岳)を登山したばかりであったが、その時には少し早かった紅葉を楽しみに、改めて5時起きで電車に飛び乗って洞川温泉に降り立つ。
期待したとおりの快晴、旅館街を抜ける段階から2週間前には無かった山肌の色付きが目に飛び込んできた。法力峠までは暗い斜面を登ることになるが、峠(1,210m)を越え山上辻を目指すようになると明るい自然林の斜面の道となり、色付きも鮮やかになってきて、至るところでカメラを構えてはシャッターを押すことになった。
登山口から2時間ほどで稲村小屋に到着。小屋付近の色付きは最高だった。山上ヶ岳の宿坊は9月半ばで閉じているが、この小屋は11月まで営業するそうである。小さな小屋では有るが、縦走などをする人にとってはありがたい小屋だろう。小屋の前にサービスで温かいお茶のポットが置かれていたのは嬉しかった。ありがたく一杯頂戴した。
稲村ヶ岳と大日岳にはこの小屋からピストンすることになる。稲村ヶ岳の山頂には5mほどの高さの展望台が作られていて、目前の山上ヶ岳から大普賢岳、弥山、釈迦ヶ岳へ続く奥駆け稜線のパノラマがダイナミックであった。また、西側には和歌山県の護摩壇山や高野山の山並み、靄に薄いが葛城・金剛山から和泉山脈へ続く山並みも楽しい。
大日岳へのピストンは急峻な岩場に掛けられた梯子を伝って山頂に到達できる。山頂には大日如来と思しき祠がいくつか鎮座していたが、何せ狭いスペースに沢山の登山者がいてかわるがわる記念撮影をしていたので、早々に失礼して下山した。
小屋まで戻って、更に法力峠まで再び紅葉の道を逆方向になる景色として楽しみつつ30分ほどで戻る。
法力峠からは、洞川温泉方向への道と分かれて観音峰方向への稜線を辿る。この道、意外と急坂のアップダウンが繰り返され、道自体も薄いのでテープなどをよく注意しなければならないため、結構疲れることになった。
それでもススキ原の観音峰展望台へ出たときにはその疲れも吹き飛ぶほどの絶景に暫し見とれてしまう。先ほどまでそのピークに居た稲村ヶ岳・大日岳から右へバリゴヤの頭、弥山へのパノラマが展開し、赤や黄色の錦に染まった山肌がとても美しかった。この展望台から下、登山口までは余り展望の利く場所は無いので、逆方向から登ってきたときにこの展望台へ飛び出したときの感動はすごいだろうなと感じた。今回は、紅葉の山肌とススキの景観が楽しめたが、春夏秋冬のそれぞれの季節毎に美しい展望を見せてくれるのだろう。
今回の歩行距離:17.4km 今年の累積距離:431.7km
今回の累積標高:1,474m 今年の累積標高:37,451m
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