荒倉山へ 信州百名山 舟岩・霧見・砂鉢山周回 戸隠眺望
- GPS
- 05:20
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 737m
- 下り
- 747m
コースタイム
- 山行
- 4:34
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:21
7:40 安曇野穂高発 大町 小川村経由 荒倉キャンプ場から林道
9:40 竜虎トンネル手前路肩着
<復路>
15:20 路肩発 歩いてきた林道を鬼無里方面へ 小川村経由
17:00 自宅着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
キャンプ場にもあるが林道の路肩へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
舟岩への登り、安堵が峰までの稜線は鎖などの連続 回り込むのか岩を登るのかマークがほとんどないので分かりにくいところがある。 安堵が峰の先は問題ない。 |
その他周辺情報 | 鬼無里の湯 国民宿舎 春先は水芭蕉でもよく知られている |
写真
感想
2020年(令和2年)6月4日(木)
荒倉山へ 舟岩・安堵が峰・砂鉢山周回
荒倉山へは2回目となる。
前回は「鬼女紅葉」伝説の山ということで岩屋経由で砂鉢山を往復している。
今回は難易度が高いとの情報ある舟岩コースで安堵が峰へ縦走。
砂鉢山からキャンプ場方面へ下る周回を計画した。
登り口が不安だったがキャンプ場から林道を行くと竜虎トンネル手前に
「安堵が峰・舟岩」の標示があり、その路肩に車を止めた。
入口の急登と草むらに本当に登山道かと疑うばかりだったが、わずかばかりの踏跡があり尾根沿いに登り始めた。
直ぐに大岩が目の前に現われた。
よく見ると鎖が取り付けられていた。岩と同化していて分かりにくかったがしっかりと利用して登り切ることができた。
岩の上には「スラブ岩」の標示がされていた。
その後何本の鎖を使い登ったことか。
数え切れない鎖など使い登り下り、ハードで緊張が続いた。
鎖ばかりでなく、岩を巻くのか登るのか不安になるところもあり時間がかかった。
舟岩は正に舟型の岩が尾根に鎮座し、小さな石造りの祠も祀られていた。
展望も良く飯縄山が長いすそ野を広げる姿、その先には黒姫山が見られた。
実はここからが稜線の核心部になっていた。
登り下りを繰り返し途中にはピークらしきところがいくつかあり竜光山も通っているはずだが、分からないまま安堵が峰へと着いた。
伝説でも鬼女紅葉を討ち「安堵」した武士たちから付けられた名前とのことだが、
鎖・ロープそしてワイヤーの連続する稜線の緊張感から、一般の登山道に着いた「安堵」感は大きかった。
安堵が峰からも厳しい道は続くが、踏跡がしっかりしているだけで安心して登り続けた。
霧見山に着いたかと思ったら、前霧見山。
「霧」が「霰」と標示されていたが間違えなのかそのままなのか。
展望が良く、北アルプス、西岳・戸隠山・高妻山が一望できた。
また怒りが感じられる凜々しい顔立ちの石仏が安置されていた。
数分進むと霧見山へ。
荒倉山を形成している一座になる。
前霧見山のように展望はなく樹林に囲まれたなだらかな山頂だった。
荒倉山最高峰砂鉢山に着く前に前山の分岐に出る。
200m先ということで時間に余裕もあったので行ってみた。
大正解だ。
前山をさらに下るのだが大展望台と書かれた標示があり、
そこからは前霧見山で展望した山々がより迫力ある姿を見せた。
ことに西岳の岩稜帯は人を近づけようとしない厳しさを醸し出していた。
存分に展望を楽しみ山頂、砂鉢山へと黙々と歩いた。
砂鉢山に着くと山頂標示の前で、自転車の下になっている人がいるではないか。一瞬ビクッとしたが可愛らし女性が顔を上げ、私の方を見て同じようにびっくりしているではないか。
ほぼ同時に山頂に着いたようだ。
その後にマウンテンバイクを担ぎ上げてくる男性がやってきた。
二人で尾倉沢登山口から登ってきたとのことで、下山はさほど問題ない古道でもあった登山道をマウンテンバイクを走らせるとのことだった。
鎖に悪戦苦闘した歩きとはまた違った世界があるようだ。
そしてマウンテンバイクで下れるのだから登山道も歩きやすいのだろうと想像できた。
山頂の様子が前回来たときよりも明るくなり、樹間からではあるが展望が良くなっていた。
虫倉山の稜線が飯縄山から大洞山、最高地点、そして虫倉山頂へと続くように見られた。
北アルプスの白馬、蓮華岳の稜線だろう白い峰も展望できた。
そしてこんもりとした飯縄山も確認できた。
下山だ。
キャンプ場へ直接下れそうな道がナビにはあるので、計画ではその道を尾根伝いに下る予定だった。
その方向に踏跡があるので二人に挨拶をして下る。
「お気を付けて」
ところが数十m下ると藪になり全く方向も分からなく、戻ってきましたと山頂へ帰った。
もう1本踏跡があるので、その道にも入ってみたが同じ状況で2度山頂へと二人に挨拶して、皆さんの登ってきた方向へ素直に行きますと伝え計画を変更した。
結局、尾倉沢古道方面へ。
道のりは長くなり、時間もかかるだろうが確実だろうと下り始める。
するとマウンテンバイクで下るというだけあって快適な下山道だった。
あっという間に問題なく尾倉沢登山口へと着くことができた。
後はひたすら舗装された長い林道を荒倉キャンプ場方面へと歩き続けた。
と同時に藪の下山道を無理矢理下っていたらまだ着いていないかなと思いながら車道をキャンプ場上部へと着くことができた。
そして最後のとどめ。
林道から車を止めたところへの短縮登山道を登り始めるとその険しいこと
舟岩を登り下りしたほどではないが思い起こさせてくれた。
最後の最後まで厳しい山だった。
車が藪の間から見えたときは満足感が湧いてきた。
ふるちゃん
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