平ヶ岳
- GPS
- 08:24
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,770m
- 下り
- 1,755m
コースタイム
天候 | 晴れ!(山頂はガス) 中厚のベースレイヤーのみでギリギリOK |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
往路:都内〜関越道小出IC〜国道352号(樹海ライン)〜鷹ノ巣駐車場 復路:鷹ノ巣駐車場〜尾瀬御池〜檜枝岐〜東北道西那須野塩原IC〜都内 ※352号の奥只見湖畔は沢の箇所に橋がなく、 水は路面の上を流れているので大雨時や増水時に通行できるかどうかは不明。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 鷹ノ巣駐車場登山口にあり 【コース状況】 ●鷹ノ巣駐車場〜下台倉山 スタートは林道から。程なく進むと下台倉沢橋という簡易な鉄製の橋を渡る。 林道の終点付近に平ヶ岳登山口の標識あり。ここから本格的な登山道に。 登山道はいきなり急登から始まる。樹林帯を進むと登山道に蜂の巣があるとのことで迂回路あり。 しばらく樹林帯を進むと痩せ尾根に乗っかる。ここからは痩せ尾根だけに眺望あり。 登山道は尾根伝いに急登と平坦箇所とを繰り返しながら高度を上げていく。 下台倉山の直下からは、急傾斜で所々に補助ロープあり。 登山道も濡れた粘土質のため滑りやすいので特に下りは注意が必要。 急登を登り切ると下台倉山に到着。 ●下台倉山〜白沢清水 下台倉山を過ぎると登山道は細かなアップダウンを繰り返しながら、 稜線沿いと北側斜面を行ったり来たりして台倉山に到着。台倉山は三角点以外に標識なし。 台倉山を過ぎて小さなピークを1つ越すと台倉清水に到着。 水場は「台倉清水」の標識から少し離れているところにあり、水が出ているかどうかは不明。 台倉清水を過ぎた辺りから登山道は木道基調に。濡れている木道が多く滑りやすいので要注意。 また、泥濘もひどいので登山靴の汚れが気になる場合はスパッツを装着した方が良いかも。 白沢清水はただの水たまりでここの水を飲む場合は勇気が必要。 ●白沢清水〜池ノ岳(姫池) 白沢清水を過ぎると前半は木道の登山道をゆっくりと高度を上げて行く。 後半は池ノ岳への急登となる。 刈払いはしっかりされているが、全体的に登山道は抉れていて歩きにくい。 特に池ノ岳への急登は抉れも深く、脇を歩こうにも濡れた粘土質の道となっていてよく滑る。 ここも特に下りが難儀する。 急登の途中で森林限界を越えて視界が広がり、登り切ると平地となり、 少し歩くと姫池が目の前に飛び込んでくる。 ●池ノ岳(姫池)〜平ヶ岳 湿原の木道と木階段を歩き、一度樹林帯まで高度を下げてから緩やかに登り返すと平ヶ岳山頂到着。 玉子石は姫池まで戻り分岐から木道を1kmほど進む。 |
写真
感想
komemameは休養が必要とのことで、久々の単独日帰りで。
単独なら歩き応えのある山がいい、ということで
先週の燧ヶ岳から見えていた平ヶ岳を計画。まだ紅葉も楽しめそうだし。
日も短くなったので、6時には歩き始めたい。すると家を2時頃出る必要がある。
前夜、1:30に目覚ましを合わせて眠りに就く。
なかなか目覚ましが鳴らないなぁとアタマの隅っこで夢現に思いながら寝続けていたが、
イヤな予感がしてハッと目を覚まして時計を見るとなんと4時15分。
うわぁ、やっちゃった〜。
「もう今週はもう山はお休みでいいや!」と思う一方で、
「4:30に出て、頑張って運転すれば8時には登り始められるか?」
「8時から登り始めるとCTは往復12時間20分。
9時間で往復したとして17時。何とか大丈夫か?」
「遅れて帰りが暗くなったとしても、
ピストンで一度通ってる道だからヘッデンで何とか大丈夫か?」
などアタマの中をグルグル駆け巡りながら結局家を出ることに。
平ヶ岳はアプローチが長いというだけあり、予想よりも時間がかかる。
特に国道352号の樹海ラインはウネウネしていて中々距離が稼げない。
しかし、奥只見湖の紅葉が言葉も出ないくらい素晴らしい。
雲海に包まれ、朝日を浴びて輝く紅葉した木々。
この世のものとは思えない幻想的な風景。
こんなにドラマッチックな紅葉を見たのは初めて。
「あまりにも素晴らしい瞬間に出会えたのだから、
もう今日は山には登らなくても、この景色を写真に納める方が重要なのかも」
と一瞬アタマをよぎるが、登った方がもっと良い景色に出会えるかもしれないと
後ろ髪引かれながら先を急いだ。
目標の8時には間に合わず、鷹ノ巣登山口の駐車場に付いたのは8時20分頃。
予定の2時間半遅れ。すぐに準備して歩き始める。
ウォームアップ区間はほぼ無しで、いきなり急登にとりつくためペースが掴めない。
調子が良いのか悪いのか分からないまま下台倉山に到着。
この日の紅葉は下台倉山までがピーク。
凄まじいまでに斜面は赤と黄色に燃えている。
下台倉山から台倉山までは比較的平坦な道のり。
この日は晴れてはいるものの雲も多く燧ヶ岳の猫耳は雲の中。
そして、葉を落とした木々の間から一瞬だけ白い平ヶ岳の姿が見える。
「あっ、やっぱり積もったんだ!」とうれしくなる。
左手に平ヶ岳を見ながら池ノ岳までの最後の急登をヒーコラ言いながら登り切ると、
何ともまぁ素晴らしい湿原が広がっている。しんどい思いが報われる瞬間でした。
金色に輝く草黄葉と凍った池塘。所々に積もった雪。
そして、その先に穏やかでゆったりした山容の雪を纏った平ヶ岳。
すごく個性的だなぁ。
ここからは疲れも吹っ飛び元気に景色を楽しみながら山頂に到着。
頂上標より先にも木道が続いていたので、ちょっと散策をして、
「平ヶ岳と言えば玉子石」ということらしいので早速向かうことに。
玉子石もおもしろいけど、
玉子石までの山頂湿原を進んで行く道からの景色も負けていなかった。
玉子石でお昼にして、さて下山。
池ノ岳からの下りが濡れた粘土質の斜面が滑りまくって難儀する。
木道も油断をしているとすぐにツルッと。
序盤に足を使ったせいか、下台倉山に到着するころには疲れた〜という感じに。
最後の痩せ尾根の急登を下り、何とか暗くなる前に下山完了。
帰りは352号のクネクネがイヤだったので、
檜枝岐方面から帰ることにするが西那須野塩原ICまでの距離がとにかく長い…。
紅葉も素晴らしく、下台倉山〜池ノ岳までが長くてちょっと飽きるけど、
変化に富んだコースを楽しむことができた。
寝坊したけど諦めずに行って良かった〜。
私はこの夏行ったが今の時期の平ヶ岳はすごいね、大拍手
danyamaさん、初めまして
素晴らしい紅葉ですね〜
若い頃、夏に一度だけ行きましたが、秋もいいですね〜
来年行きたい秋山がまた一つ増えてしまいましたよ
確かに、小出に出るか西那須野に出るか迷いますよね
meganezaruさん
コメントありがとうございます!
平ヶ岳の紅葉もスゴかったのですが、
運転しながら眺めた奥只見湖の美しさが尋常ではありませんでした。
感想にも書きましたが、この日は雲海がちょうど降りていて、
この世のものとは思えない幻想的な風景でした。
この辺りは、標高が低くても色付きが良いのがいいですね。
FRESCHEZZAさん
初めまして!
コメントありがとうございます。
この辺りの紅葉はこんもりした感じで、
涸沢や立山などとはまた違う良さがありました。
FRESCHEZZAさんの山行記録拝見させていただくと、
どの山で紅葉を楽しむか直前まで決めかねていたようで
その迷う気持ちにすごく共感しました。
来年の秋は平ヶ岳もぜひ候補に加えて、
より楽しく悩んでくださいね!
時間的には小出の方が早いのだと思いますが、
下山が暗くなる直前だったので352号はちょっとイヤだなと思って
帰りは檜枝岐から西那須野塩原にしましたがとにかく遠くて、
こちらも悩ましいです。
danyamaさん、こんにちは。
いや〜、燃えていますね
こんな写真を見せていただくと、行きたくなります!
私もスタートが遅れるとモチベーションが急降下
なので、迷う気持ちが良く分かります。
行ってよかったですね
私もこちら方面に行くときは、行きは東北道で
帰りは小出ICからなどとすることが多いですが
遠いですよね。
しかし、奥只見湖周辺の紅葉が素晴らしかった
ということで、アプローチの苦労も問題なし
ですね!
youtaroさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
前回、youtaroさんがよく行かれている尾瀬に行ってみると、
燧ヶ岳から西に見える紅葉が良かったので、
今回は平ヶ岳にしてみました。
予想以上に燃えていてビックリ!でした。
この時期しか味わえない景色なので、
寝坊でモチベーションダウンでしたが、行って良かったです。
奥只見湖の紅葉はドライブだけで楽しむ価値があると思いました。
そう言えば…
冬になるとどこかのお山(八ッ辺り?)でまたまたyoutaroさんと
会える気がしているので楽しみにしています!
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