羅臼岳〜雄大な知床の大自然を歩く
- GPS
- 09:20
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,393m
- 下り
- 1,382m
コースタイム
天候 | 曇り、上部はガス。山頂周辺のみ薄日。 気温10度。雪渓歩きは寒いです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ナビは、木下小屋 0152( 24 )2824でセット。 ホテル 「地の涯」の上部に、駐車スペース。 あまりたくさんは、駐車できなさそうです。 木下小屋は、この日はお休み。 現在は営業中。 下山後は、ウトロに宿泊。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜大沢(雪渓)まで 美しく深い森を進みます。 ここから、560m岩峰までは ヒグマの多発地帯だそうで、 周囲に注意を払いながら 進みます。 弥三清水、銀冷水と水場がありますが 要煮沸とのこと。 道は、至って歩きやすいです。 大沢〜羅臼平) 「北アルプスの雪渓とは、大違い」 踏み抜きはありませんが、進路が 大変分かりづらいです。 北アルプスの雪渓のように 雪が切ってあり、旗竿が立っていて 迷いようがないほど、トレースがバッチリ〜 なんて整備とは大違いです。 急傾斜なところには、 長いロープがありますので 利用します。凍ってますので 防寒グローブ推奨。 雪渓の合間に、岩場もあります。 特に、三回目に登場する雪渓は ルーファイに難儀しました。 下山時のことを考慮しますと 軽アイゼン以上は、必携かと思われます。 羅臼平〜山頂(途中撤退) 「山頂直下で撤退」 羅臼平の、広々した眺めは まさに、ここにしかない景色。 ここでようやく、山頂部が見えます。 さらに進むと、岩清水の水場があり その先に、雪渓があります。 テープが途切れた箇所から先の ルーファイが、ガスも濃くなり 難しく感じたことと、ガサガサという ヒグマかも?な音が聞こえたので、 撤退しました。 (ちゃっかり、登った山に、手動で羅臼岳を 追加しました。) |
その他周辺情報 | 地の涯ホテル 7月1日から営業再開だそうです。 https://iwaobetu.com/ |
写真
装備
MYアイテム |
komaki
重量:-kg
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個人装備 |
クマ鈴必須
虫対策必須
軽アイゼン以上必携
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感想
北海道の百名山2座目は、知床の名峰
羅臼岳です。
今回の遠征で、最長の歩行距離14kmと、
最大の標高差1400mの数値。、
山頂直下に岩場、
数か所の雪渓など
一番難易度が高いと
見込んでいた山です。
今回の遠征におきまして、
ターゲットは3座。
斜里岳、羅臼岳、雌阿寒岳。
それぞれ、予備日を1日ずつ設定した
宿泊先を確保しました。
羅臼岳は、難易度の高さなどから
17日よりも、18日に登りたかった
ところですが、18日の天気予報が
よろしくありません。
やむを得ず、2日連続の登山となりました。
結果論ですと、たぶん、登っておいて
正解でした。
斜里から、車で移動中に目に入った
巨大な名瀑、「オシンコシンの滝」
いよいよ、知床ゾーンに入ったなと
実感します。
アイヌ語の地名は、響きが素敵です。
いよいよ、登山開始。
急坂と、雪渓で苦労しつつ、到着した
羅臼平の景色は、ガス多めながら
荒涼とした平原に、色とりどりの
小さな花が咲きだしていて
来てよかったと感じる場所でした。
その後、山頂への登りを始めますが
進路が分からず停滞。
GPS、スマホなどを、ごちゃごちゃと
操作しているときに、ガサガサと音がします。
しかも割と近くで。
本日は、登山口に、自分以外の
車の駐車はなく、貸し切りのはず。
これは、ヒグマか?
いやいや、他の方向から登ってこられた
登山者の方かもと思い、
「どなたかみえますか?」と
自分が出した声には
応答がありません。
そして、もう一度、ガサゴソと音が。
これは、いよいよ、マジでヒグマかっ?
無理に岩場を登っても
何も見えそうになかったですし
何より、怖かったので
早々に下ることとしました。
今回の羅臼岳登山。
評判の、知床連山一望の景観は
全く見ることが、叶いませんでしたが
深く豊かな森、変化ある地形、
氷河のような雪渓、そして可憐な花など
知床の雄大な自然を、十分感じることが
できました。
羅臼岳、なかなか、実現は難しいですが
天気がよいときに
ぜひ再び、登ってみたい、
余韻たっぷりの名峰でした。
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