三ッ峠山 〜深山に舞うカモメに会う山旅〜


- GPS
- 06:31
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 571m
- 下り
- 571m
コースタイム
天候 | 晴れ 午後から曇りがち |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝6時に到着したが、すでにほとんど空きスペースは無かった |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ ・稜線の山小屋に物資を運ぶジープが通る道がそのまま登山道。タイヤで磨かれた石は滑る。山小屋を過ぎても歩いた道のほとんどはジープ道になっている。 ・登山口から中腹までジープ道とは別の登山道もある。木の根が多く滑りやすいし、道標やカラーテープもほとんど無いので、踏み跡を確認しながら進むこと。 ≪トイレ≫ ・金ヶ窪登山口、稜線上の四季楽園裏に公衆トイレ有。 |
その他周辺情報 | ≪危険動物情報≫ ・ヘビ、マダニ、ヤマビル、クマ:遭遇せず |
写真
感想
深い森に咲く小さくも美しいラン カモメラン。
図鑑で見てからというもの、一度自分の目でみて写真に残したいと思いずっとさがしてきました。
見先回の八ヶ岳山行の時も探していましたが見つけられず。
岐阜県内のどこかにも咲くのでしょうが、どこに咲くのかはわからず。
ネットにアップしようものなら盗掘者のターゲットになりますから、どこかで見つけても伏せざるを得ないのでそれはそうでしょう。
そんな中で、御坂山地の三ッ峠山で見られるとの情報を得たので、これまで登った山の中で最も遠方の山になりますが、出かけてきました。
県を越えての移動自粛が解除された週末。しかも梅雨の中休みの晴天。
家を3時に出て6時過ぎに到着したのに、登山口付近の駐車スペースは最後の一台と言ったところ。
みなさん自粛明けを待っていて、しかも関東の同好の諸兄にも人気の山となれば無理からぬことです。
何とか最後の1台分のスペースを確保できたので準備をして出発。
金ヶ窪登山口から稜線までは豊かな森の中の道ですが、足元は稜線の山小屋へ物資輸送をするためのジープ道なのがユニークです。
序盤から花を探して登りますが、序盤は花は少な目。
その中でも初めて見るヒメムヨウランやギンランを見つけられたのは幸いでした。
稜線近くになるとクサタチバナ、ミヤマカラマツ、ウマノアシガタなど花が増えてきますが、一番会いたかったカモメランはなかなか見つかりません。
山上台地の森の中を目を皿のようにして探していると、やっと見つけることができました。
地面からの高さ5僂曚匹両さな花だけど、拡大して撮影すると色も形も美しい。
マクロで撮影すると息を呑む美しさです。
岐阜から三ツ峠山へ来るのは大変でしたが、来たかいがありました。
御巣鷹山から開運山へ向かう途中のピーク手前に群生地があります。
登山道から観察できるので、コースを外れて森を踏み荒らさないようにしたいものです。
その他今日会いたかったのはホテイアツモリソウとキバナノアツモリ
アツモリソウは山小屋横の草原の中に咲いていますが、フェンスで囲ってあって近くで観察することはできません。
御巣鷹山への途中の登山道脇の囲い(檻?)の中に間近で観察できるきれいなものがありました。
以前は霧ヶ峰でもたくさん咲いていたそうですが、シカの食害や心ない人の盗掘で壊滅してしまったようです。
入笠山でも、ここ三ッ峠山でも今はフェンスの中でしか咲けないなんて、花がかわいそうになりますね。
キバナノアツモリは開運山頂上直下の柵の中で数輪咲いています。
みればみるほどユニークな色と形。「アツモリソウ」というからには大柄な花かと思いきや、小振りな花だったのが意外でした。
午前中は天気がよく富士山の頂も望めましたが、正午ごろには空は曇りがちになり、山頂からの大パノラマはおあずけになりました。
それでも見たかったラン科の花は全部見ることができ、特に美しいカモメランを鑑賞できたので、とても楽しめました。
カモメランやホテイアツモリソウなどの美しい花たちがいつまでもこの山で咲き続けますように。
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