摩周岳〜左門豊作の挑戦〜
- GPS
- 07:02
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 651m
- 下り
- 654m
コースタイム
天候 | 曇り/霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース序盤からアップダウンの少ない稜線歩きとなる珍しいコース 山頂までのラスト400mが正念場 |
その他周辺情報 | 近くに北海道が誇る名湯「川湯温泉」がありますが、今日は久々に標茶町の「オーロラファームヴィレッジ」に寄りました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
ストック
カメラ
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感想
5/31に西別岳〜摩周岳の縦走を計画した我らが一條君でしたが、残念ながらヌーウシベツ岳で撤退。今日はそのリベンジ登山として、一條君が摩周第1展望台から摩周岳へ再アタックを計画しました。
先週の白雲山での転落事故で心が折れた一條君でしたが、1日経ってスッカリ回復したようで、その翌朝に「来週末は摩周岳に挑戦したいです!」と表明します。その時点での天気予報はあまり良くありませんでしたが、直前になって劇的良化!やはり一條君、「持っている男」です。
と言うか、私を迎えに来たドライバーは坊主頭でした。丸刈りの一條君は左門豊作に変身していたのでした。私は試しに彼に九州弁で話しかけてみましたが通じなかったようです。
厚岸を発った時は予報以上に快晴でした。
「思っていた以上にいいお天気だね!」
テンションが上がります。
しかし、徐々に雲が多くなった標茶を過ぎ、弟子屈町に入ると完全に曇天。そして摩周第1展望台に近づくほどに車の窓には水滴が!路面も徐々に黒くなります。
登山口の摩周第1展望台は霧雨状態でした。
そして、車外に出ると思っていたより寒い!(一桁気温)
と言うか天気予報の気温も高くはなかったのですが。
それでも摩周岳山頂は雲に隠れていましたが、雲は標高800mくらいから上で流れており、摩周湖は良く見渡せて視界的にはそれほど悪くありません。そして実際に歩き始めると時々雲の切れ間から晴れ間さえ顔を覗かせます。
「歩いていれば寒くないし、そんなに悪い条件じゃないね」
このルートは一條君はもちろん初めてでしたが、私も10年以上ぶりであまり記憶も定かではなかったのですが、摩周第1展望台自体が外輪山上に位置するため、最初からいきなりアップダウンの少ない稜線歩きを楽しむことが出来るコースとなっています。これでお天気が良ければ最高のトレッキングとなったことでしょう。
とは言え、ルート自体は最高のハイキングコースです。
一條君が囁きます。
「皆さんが楽なコースだ、楽なコースだと口を揃えるので楽観していたんですが、やっぱり登山ですね。」どれだけ「楽なコース」だと思っていたのでしょうか。(笑
とは言え、一條君はほとんど大きく休むこともなく歩き続けます。時々、「立ったまま息を整える」ことはあっても、四つん這いになることはありませんでした。一條君の進歩が微笑ましいです。
そして西別岳分岐から山頂へ。
最後の400mがこのルートのクライマックスです。ここまでほとんど休まずに歩いてきた一條君がバテ始めます。私は今回、一條君の転落防止用にザイルとハーネスを用意してきたのですが、特大サイズの一條君にはハーネスはギリギリなんとか装着できたものの、もし本当に一條君が転落したとしたら、私一人ではどうにもならないであろうことを再確認します。と言うか、私も道連れになるだけでしょう。
「一條君、転落しないように気を付けてね」(笑
そして山頂へ!
山頂は想像通り真っ白な世界でした。何も見えません。しかも、3週間前には確かに存在していた山頂標識が見当たりません!?
思い起こしてみると、3週間前の登頂後、モノスゴイ豪雨の日がありました。私が朝外に出ると、数秒ごとに稲光が走り、続く轟音。雷のピークは2時間ほどで終わりましたが、ひょっとするとあの日、摩周岳山頂標識を雷が直撃したのかもしれません。
私は以前、大雪山系の北鎮岳分岐の標柱が雷で木っ端みじんに粉砕された痕跡を見かけたこともあります。木製の標柱は、「中から弾けて四散した」ような感じでした。
私は「登頂する一條君」を撮影するために先に山頂に登っていたのですが、山頂標識の無残な姿にショックを受けている間に一條君が登頂してしまいました。(笑
残念な山頂には長居せず、西別岳分岐まで戻ってから昼食にします。
分岐にはベンチとテーブルがあるのです。一條君はその一つに腰を掛けたのですが、ベンチの端(ベンチの脚より外側)に腰かけたため、ベンチごとひっくり返ります。
「一條君、ここまで転落しなかったのに、ここで転落かい!」
ここでの大休止以降、一條君のペースが落ちます。
ハイキングコースとは言え、山頂までのラスト400m往復は一條君も緊張したことでしょう。何より、このコースは片道7.2劼箸笋篦垢瓩任后5戮鵑世海箸念贓蠏の緊張の糸が切れたのかもしれません。
その後もなだらかなアップダウンのトレッキングを楽しみながら下山。
本来はこの後、食事→温泉の予定だったのですが、気温が低かったこともあって一條君が「先に温泉に行きましょう!」と提案。きっと身体が冷え切ってしまったのでしょう。オーロラファームヴィレッジへ向かいます。
私にとって、オーロラファームヴィレッジは2年ぶりでした。一條君は初めて来たと言います。ここは宿泊施設や食堂も併設されているのですが、コロナ騒ぎで食堂の営業は未だ自粛中のようでした。温泉は6月から営業を開始したようですが、コロナの影響は決して小さくはないことでしょう。近いうちにまた来ます!
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