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記録ID: 2408694
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ハイキング
丹沢

忍び寄る敵の鍋割山【稲荷信者登拝記35】

2020年06月24日(水) [日帰り]
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GPS
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距離
16.9km
登り
1,265m
下り
1,253m

コースタイム

日帰り
山行
7:00
休憩
1:30
合計
8:30
7:20
90
8:50
9:00
40
9:40
9:50
80
11:10
12:10
40
12:50
100
14:30
14:40
70
大倉から鍋割山を登り、人通りの少ない小丸尾根を下って周回してくるコース。前半の林道歩きがなだらかな分、登山口に入ってからは容赦のない急登が続く。小丸尾根は「遭難多発」の看板があり不明瞭な箇所が多い。全体的に休憩に適した場所も少なく、お隣の大倉尾根よりもタフなコース。標高差1100m、歩行距離17km。
天候 曇り 気温は20℃前後 風はほとんどなし
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■往復 小田急小田原線【渋沢】→神奈川中央交通バス(15分・210円)【大倉】
コース状況/
危険箇所等
ヒル
始発のバスに乗って7時過ぎに大倉到着。ここに来るのは1年半ぶりだ。バスは満員ではないが満席だった。
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始発のバスに乗って7時過ぎに大倉到着。ここに来るのは1年半ぶりだ。バスは満員ではないが満席だった。
梅雨時は緑が鮮やかで綺麗だな。3年前に初めて大倉に来た時のドキドキした気持ちを今も覚えている。去年の1月に表尾根を縦走して、真っ暗な中でここに着いた時の安心感も。
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梅雨時は緑が鮮やかで綺麗だな。3年前に初めて大倉に来た時のドキドキした気持ちを今も覚えている。去年の1月に表尾根を縦走して、真っ暗な中でここに着いた時の安心感も。
ヒル対策に足首に巻きつけたリストバンドにジョニーを噴霧しておこう。新品の靴下を血で染めたくはないぞ。
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ヒル対策に足首に巻きつけたリストバンドにジョニーを噴霧しておこう。新品の靴下を血で染めたくはないぞ。
いつもグズグズしているので一番最後に出発。朝から日差しが強い!これが続くようだと今日は辛いが…。
いつもグズグズしているので一番最後に出発。朝から日差しが強い!これが続くようだと今日は辛いが…。
今日は曇り予報だが、朝は中々の晴れだ。右の山は三ノ塔かな。
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今日は曇り予報だが、朝は中々の晴れだ。右の山は三ノ塔かな。
住宅街から林道に入り、鹿除けの網を潜りぬける。
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住宅街から林道に入り、鹿除けの網を潜りぬける。
うむ…。
鍋割山の登山口はまだまだ先だ。まずは1時間半のなだらかな林道歩き。
鍋割山の登山口はまだまだ先だ。まずは1時間半のなだらかな林道歩き。
なんだか凄艶な緑。
なんだか凄艶な緑。
気温は20℃。
通行止めになっている黒竜の滝への分岐を越えたチョイ先に休憩ポイントあり。
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通行止めになっている黒竜の滝への分岐を越えたチョイ先に休憩ポイントあり。
二俣に到着。林道を結構飛ばしてきたつもりだったが、CT通りの到着となっている。ここの掘山の家への道は遭難多発の看板が出ているところだ。
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二俣に到着。林道を結構飛ばしてきたつもりだったが、CT通りの到着となっている。ここの掘山の家への道は遭難多発の看板が出ているところだ。
最初の渡渉地点。先日は大雨だったが、橋を使うほどでもない。
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最初の渡渉地点。先日は大雨だったが、橋を使うほどでもない。
あれに見えるが鍋割山のようだ。昨夜ほとんど眠れなかったせいか、すでに足が重い。これは久しぶりに苦戦の予感だ…。
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あれに見えるが鍋割山のようだ。昨夜ほとんど眠れなかったせいか、すでに足が重い。これは久しぶりに苦戦の予感だ…。
広い河原のような場所に出た。この辺り、日没後は怖いだろうなあ…と思いながら通過。
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広い河原のような場所に出た。この辺り、日没後は怖いだろうなあ…と思いながら通過。
変なキノコを撮ろうと思ってしゃがみこんだ所に一目散に向かってくるヒルをとうとう発見!ジョニーで撃退。意外に動きが早い…。
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変なキノコを撮ろうと思ってしゃがみこんだ所に一目散に向かってくるヒルをとうとう発見!ジョニーで撃退。意外に動きが早い…。
大倉から2時間弱、やっとこさ登山口に到着。これは鍋割山荘で使う水のボランティア荷上げ。1Lくらいなら…と覗きこんだが、2L以上しかなかった。
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大倉から2時間弱、やっとこさ登山口に到着。これは鍋割山荘で使う水のボランティア荷上げ。1Lくらいなら…と覗きこんだが、2L以上しかなかった。
一変して険しい急登がスタート。前半なだらかだった分、ここからが辛くなる。すでに手拭いはビッチョリで交換したい。やっぱり夏場は二枚いるよな。
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一変して険しい急登がスタート。前半なだらかだった分、ここからが辛くなる。すでに手拭いはビッチョリで交換したい。やっぱり夏場は二枚いるよな。
この辺りの森はきれいだ。丹沢の森はほとんどが植林だと読んだことがある。見事なものだね。本日の日差しはこれで最後だった。
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この辺りの森はきれいだ。丹沢の森はほとんどが植林だと読んだことがある。見事なものだね。本日の日差しはこれで最後だった。
次々と芽吹く新しい命。
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次々と芽吹く新しい命。
お、これは戦いの跡だ。
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お、これは戦いの跡だ。
後沢乗越。ふうん、栗の木の洞なんてものがあるのか…。
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後沢乗越。ふうん、栗の木の洞なんてものがあるのか…。
ここからは更に急登。西側が切り立った細い尾根の上のようだ。森永ラムネを口にポイポイ放り込みながらどうにか登る。
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ここからは更に急登。西側が切り立った細い尾根の上のようだ。森永ラムネを口にポイポイ放り込みながらどうにか登る。
だんだん冷えてきたかなと思ったが、大して下がっていなかった。霧に包まれているからか。周囲は真っ白で、たまにあるはずの展望は0。
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だんだん冷えてきたかなと思ったが、大して下がっていなかった。霧に包まれているからか。周囲は真っ白で、たまにあるはずの展望は0。
木道までくると急登もやっと一息。休み休み歩く。大倉尾根と違ってベンチなどは一切ない。
木道までくると急登もやっと一息。休み休み歩く。大倉尾根と違ってベンチなどは一切ない。
花は好きだが名前には興味がない。だから人と花の話はできない。
花は好きだが名前には興味がない。だから人と花の話はできない。
こんな苔がうちの庭にもあったらな。
こんな苔がうちの庭にもあったらな。
11:10、ほぼCT通りに鍋割山に到着!
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11:10、ほぼCT通りに鍋割山に到着!
霧に包まれ展望はなし。まあ、最近は低山はトレーニングに訪れるものと思っているのでそれほど残念でもない。富士山はこの前に石割山でさんざん見たし。
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霧に包まれ展望はなし。まあ、最近は低山はトレーニングに訪れるものと思っているのでそれほど残念でもない。富士山はこの前に石割山でさんざん見たし。
鍋割山荘は「立ち入り禁止!マスク無し受付不可!」というこれぞ山小屋という感じの尖った山小屋。立ち入り禁止というのはヒル対策なのかな。入り口から呼べと書いてあるけど、小屋番さんは耳が遠い様子。ゴソゴソと音が聞こえるのに呼んでも呼んでも反応なし。
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鍋割山荘は「立ち入り禁止!マスク無し受付不可!」というこれぞ山小屋という感じの尖った山小屋。立ち入り禁止というのはヒル対策なのかな。入り口から呼べと書いてあるけど、小屋番さんは耳が遠い様子。ゴソゴソと音が聞こえるのに呼んでも呼んでも反応なし。
何とかバッジをゲット!ここはうどんが名物のようだが、汗をかいたからしょっぱいうどんが美味く感じるというだけだろう。別に降りてから食べても同じだ。冬なら食べたいけどね。
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何とかバッジをゲット!ここはうどんが名物のようだが、汗をかいたからしょっぱいうどんが美味く感じるというだけだろう。別に降りてから食べても同じだ。冬なら食べたいけどね。
久しぶりにお勤めができました。今年はいよいよ初アルプスで槍ヶ岳に向かいます。御神恩を賜らんことを。
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久しぶりにお勤めができました。今年はいよいよ初アルプスで槍ヶ岳に向かいます。御神恩を賜らんことを。
新しく買ったサーモス250ml。セブンのアイスコーヒーのRサイズが氷まで全部入ってジャストの容量!6時間後でも氷がガラガラしている。うまい。
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新しく買ったサーモス250ml。セブンのアイスコーヒーのRサイズが氷まで全部入ってジャストの容量!6時間後でも氷がガラガラしている。うまい。
今回新投入のモンベルのkamiko靴下。ここまで汗だくで登ってきたにも関わらず、湿っているかな…?という程度。しかも少し風に当てるとすぐに乾く。これは夏にピッタリだ。
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今回新投入のモンベルのkamiko靴下。ここまで汗だくで登ってきたにも関わらず、湿っているかな…?という程度。しかも少し風に当てるとすぐに乾く。これは夏にピッタリだ。
すぐに散らかす。汚い。ADHDではない。疲れたのでクエン酸の錠剤を遠慮無く飲む。
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すぐに散らかす。汚い。ADHDではない。疲れたのでクエン酸の錠剤を遠慮無く飲む。
のんびり1時間。さて出発。余裕があったら塔まで行くか?と思っていたけどやめとこう。それに大倉尾根は飽きる…。
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のんびり1時間。さて出発。余裕があったら塔まで行くか?と思っていたけどやめとこう。それに大倉尾根は飽きる…。
鍋割山稜を東へ。まだ登りがあるという事を忘れ、ついうっかりウインドシェルを着たまま出発してしまう。暑い。何も見えないが、ここはひょっとして展望がいいのか…?
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鍋割山稜を東へ。まだ登りがあるという事を忘れ、ついうっかりウインドシェルを着たまま出発してしまう。暑い。何も見えないが、ここはひょっとして展望がいいのか…?
二俣分岐。ここを下ればぐるりと回って二俣へ戻れる。地図では実線だが、遭難多しとの看板がある。
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二俣分岐。ここを下ればぐるりと回って二俣へ戻れる。地図では実線だが、遭難多しとの看板がある。
小丸尾根は歩く人が少ないのか、狭くて荒れた箇所が多い。かなりの勾配で雨の後なのもあり少々危ない。これはCTをオーバーしそうな予感。
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小丸尾根は歩く人が少ないのか、狭くて荒れた箇所が多い。かなりの勾配で雨の後なのもあり少々危ない。これはCTをオーバーしそうな予感。
ちょうど半ばで貴重な休憩ポイントを発見。
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ちょうど半ばで貴重な休憩ポイントを発見。
あれからヒルは全然見ないな。つまむための割り箸まで持ってきたんだぞ。
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あれからヒルは全然見ないな。つまむための割り箸まで持ってきたんだぞ。
急坂の連続で膝への負担を感じ、ここで久しぶりのザムストを装着。これで関節が安定しペースアップ。やはりあると助かるんだよな。
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急坂の連続で膝への負担を感じ、ここで久しぶりのザムストを装着。これで関節が安定しペースアップ。やはりあると助かるんだよな。
不明瞭な箇所が多々あり、YAMAPを見ながら慎重に進む。
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不明瞭な箇所が多々あり、YAMAPを見ながら慎重に進む。
色々と怪しいが、なんとか正しい道に合流。
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色々と怪しいが、なんとか正しい道に合流。
作業道らしい場所に出た。道標もありひと安心。
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作業道らしい場所に出た。道標もありひと安心。
遅れるかと思ったが、ほぼCT通りに二俣に帰着。ここからは林道。
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遅れるかと思ったが、ほぼCT通りに二俣に帰着。ここからは林道。
渡渉点で一息。まだ2時半なのにかなり薄暗くなってきた。
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渡渉点で一息。まだ2時半なのにかなり薄暗くなってきた。
林道歩きの最中、ふと気付くと靴の上に2匹のヒルが!
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林道歩きの最中、ふと気付くと靴の上に2匹のヒルが!
すぐさまジョニーで退治。あぶねえ。ずっと速足で歩いていたのにいつ付いたんだ?これは手強いな…。割り箸でつまんでポイ。
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すぐさまジョニーで退治。あぶねえ。ずっと速足で歩いていたのにいつ付いたんだ?これは手強いな…。割り箸でつまんでポイ。
こう暗くなってくると、ヒルに付かれても見えないな。
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こう暗くなってくると、ヒルに付かれても見えないな。
この辺はもう電波が入る。林道が退屈なのでRadio Tunesをかけて歩く。ヘッドホンは危ないのでもちろんスピーカーだ。
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この辺はもう電波が入る。林道が退屈なのでRadio Tunesをかけて歩く。ヘッドホンは危ないのでもちろんスピーカーだ。
なんだかんだで15:50、予定通りに大倉に到着。9時半ころからはずっとこの曇り空だったけど、夏の日差しはそれはそれで辛いので悪くはなかったですね。
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なんだかんだで15:50、予定通りに大倉に到着。9時半ころからはずっとこの曇り空だったけど、夏の日差しはそれはそれで辛いので悪くはなかったですね。
つい先日、うかつな登山者が連れ帰った大量のヒルが秦野駅前で見つかるという事件があった。ザックまで念入りにチェックしてから帰宅!お疲れさまでした。
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つい先日、うかつな登山者が連れ帰った大量のヒルが秦野駅前で見つかるという事件があった。ザックまで念入りにチェックしてから帰宅!お疲れさまでした。

装備

MYアイテム
inaritozan
重量:0.10kg
備考 ■飲料 VAAM、麦茶、水500、コンビニ珈琲250 鍋割山荘で烏龍茶500

感想

35回目の登拝は久しぶり丹沢の鍋割山。
本来は連休で金峰山・瑞牆山の予定だったが、天候が優れないという予報だったので残念ながら見送った。

鍋割山は塔ノ岳のオマケくらいの印象だったが、前半がなだらかな分だけ登山道に入ってからはかなりハード。整備もあまりされておらず、大倉尾根よりも体力を使った。下りに使った小丸尾根もかなり急な上に不明瞭な箇所があり、多少ドキドキした。CT通りに歩けたのは意外だった。

鍋割山荘はマスクを着用していない人は受付不可とのことなので、うどんが食べたい人やバッジが欲しい人は、親父さんに怒鳴られたくなければマスクを忘れないように。ネックゲイターで許してくれるかどうかは不明。


【満足度 ★★2/5】
前半の林道歩きが退屈。森は綺麗だし登山道はそれなりにハードでトレーニングにはよかったが、また来たいというほどでもない。むやみに腰を下ろせないなどヒル対策も面倒。せめて展望があればまた印象は違ったかもしれない。

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