入笠山(にゅうかさやま)の湿原と花園散策


- GPS
- 06:34
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 662m
- 下り
- 656m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 6:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢入登山口〜入笠湿原: 登山道は良く整備されており、勾配もなだらかで歩き易い。 入笠湿原〜入笠山山頂: マナスル山荘までは、車道に沿って遊歩道がもうけられており、遊歩道がお薦め。途中にクリンソウの群落がある。マナスル山荘〜入笠山山頂の間は、お花畑の中を登る道と、マナスル山荘から直登する道がある。お花畑コースがお薦め。 入笠山山頂〜大阿原湿原: 山頂直下の下りはちょっと急だが、登山道は良く整備されている。岩場コースと岩場迂回コースがあるが、岩場というほどの感じではないと思われた。 大阿原湿原周回: 湿原に下る道は、車道を歩くルートと沢沿いに下るルートがあり、沢沿いルートは、ぬかるみもあるが、笹等は刈られている。湿原を反時計周りに歩く場合、前半は歩き易いが、後半は、樹林帯の中の木道が傾いており、滑りやすく倒木もあるので注意が必要。 入笠湿原〜ゴンドラ山頂駅: 登山道は良く整備されている。ゴンドラ山頂駅の周辺には、いろいろな花木が植栽されているので、花好きの方にはお勧め。 |
その他周辺情報 | 公衆トイレは、沢入登山口、入笠湿原の山彦荘の隣、マナスル山荘の手前、ゴンドラ山頂駅にある。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
コロナ禍に伴う登山自粛で約3ヵ月山に行ってないため、足腰がなまってしまった。先週県間移動が可能になったため、何処かに出かけたいなと思い、行き先を探した。丁度6/27の土曜日は、梅雨の中休みで晴れ間が期待できそうだった。リハビリ山行に手頃で、いろいろな花が見られる場所を探した結果、入笠山に行き着いた。
早朝に自宅を出て中央高速を走り、甲府盆地に来ると、ガスが晴れ始め、八ヶ岳が見えてきた。諏訪南ICで高速をおり、入笠山登山口のある沢入登山口を目指した。6時過ぎに駐車場に着くと、既に10台程度の車が駐車していた。支度をして出発。
久しぶりの山行のため、ゆっくり歩いたが、歩き易い登山路だった。7時に入笠湿原に着いた。湿原では、ウマノアシガタ、クリンソウ、アヤメ、蓮華躑躅等が出迎えてくれた。
山彦荘前から遊歩道に入ると、沢沿いに点々とクリンソウが顔を見せてくれ、クリンソウの大群落もあった。湯歩道が終わるとそこは、花畑。入笠山山頂に向けてなだらかな斜面が拡がっていた。先ずは、入笠山山頂を目指し、マナスル山荘前を通って山頂を目指した。登山道は、花畑の右側を直線的に登る道だった。途中で岩稜ルートと迂回ルートの分岐があったが、岩稜ルートを登った。しかし、岩稜というほどの岩稜は無く、途中1ヶ所鎖がかかっていたものの、普通の登山路だった。8時に入笠山山頂に到達した。入笠山山頂には、2等三角点が設置されており、360度の眺望が拡がっていた。この山頂からは、日本百名山のうちの22峰が見えるとのことで、この日も富士山、甲斐駒ヶ岳、木曽駒ケ岳、八ヶ岳、御嶽、乗鞍岳、穂高岳等18峰が視認できた。山頂からの眺望が素晴らしく豊橋から来られた方と二人で30分近く眺望を楽しんだ。
時間が早いため、大阿原湿原に足を延ばすことにした。首切登山口(仏平峠)、首切清水を経て笹薮の中の散策路を歩き、8:54大阿原湿原に着いた。誰もいない貸し切り状態の湿原をぐるりと周回することとし、木道を歩いた。前半の木道は歩き易かったが、後半の木道は、樹林帯に中で木道が湿っており、かつ傾いているため転倒しないように注意して歩いた。湿原は、陸地化が進行しており、想像していたものと違ったが、鴬や郭公の鳴き声を聞きながら静かな林間コースの散策を楽しむことが出来た。
大阿原湿原からの帰路、本日の目標の一つの釜無ホテイアツモリソウを探して山彦荘を目指した。入笠山山頂で豊橋から来られた方に、その花が山彦荘前のお花畑にあると教えてもらったためである。
最初は通り過ぎていたが、10時過ぎになると、続々とハイカーが登って来ており、大賑わいだった。山彦荘前で絶滅危惧種になっている釜無ホテイアツモリソウ、黄花アツモリソウに出会うことが出来、30分近くゆっくり昼食休憩を摂った。
この後、ゴンドラ山頂駅に向かい、入笠すずらん山野草公園を散策した。この公園にも、様々な植栽されており、ニッコウキスゲの群落にもお目にかかることが出来た。また、釜無ホテイアツモリソウの保護栽培地でも貴重な花をめでることが出来た。この公園からは、正面に八ヶ岳の峰々が望まれ、八ヶ岳の存在感を改めて実感した。
中々去りがたい思いがあったが、11:40に下山の途につき、12:40に沢入登山口に帰着した。
今回は、久しぶりの山行だったが、入笠山の山頂からの素晴らしい眺望を堪能することが出来、数十種類の山野草が咲き乱れる湿原やお花畑を鑑賞することが出来、大満足の山行になった。
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