白山(御前峰〜新雪の大汝峰へ)
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- GPS
- 09:12
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,697m
- 下り
- 1,688m
コースタイム
6:00別当出合 - <砂防新道> - 6:30中飯場 - 7:05別当覗 - 7:35甚之助避難小屋 - 8:00南竜分岐 - 8:35黒ボコ岩 - 9:05白山室堂 - 9:45御前峰10:10 - <お池巡り> - 11:00大汝峰(昼食)
【復路】
12:20大汝峰 - 13:00白山室堂 - 13:25黒ボコ岩 - 13:40南竜分岐 - 13:55甚之助避難小屋 - 14:30中飯場 - 14:55別当出合
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雪が降ったこともあり、駐車場もガラ空き。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
別当出合から既に雪があります。 自分の場合、 別当出合〜甚之助避難小屋まではノーアイゼン。 甚之助避難小屋〜御前峰までアイゼンのみ。 御前峰〜お池巡り〜大汝峰〜白山室堂までアイゼン&ピッケルを使用しました。 特に御前峰から先のお池巡り〜大汝峰方面はトレースがほとんどないのと、吹きさらしで凍っている場所があるのでアイゼン・ピッケル必須です。 |
写真
感想
冬型の気圧配置が続く中、つかの間の晴れの日曜日。
間違いなく白山には雪が降ったはず・・・ということで雪の白山を期待して車を走らせる。
石川の家を朝4時に出て、6時登山開始を目指して別当出合を目指す。
家を出る時、夜空を見上げると星空が広がっていた。
これは期待かなり期待できそうだ。
出発前は寝ぼけていたが、期待から来るアドレナリンのせいで一気に目が覚めてくる。
別当出合にはまだ車は少なく、上の駐車場に停めることができた。
そしてまだ暗い中、ヘッドライトの明かりを頼りに登山開始。
別当のつり橋を渡るとすぐに雪が出てきた。
思ったより雪の量が多い・・・
しかし、トレースはありそうだ。
それに夏道が消えるほど降ったわけではなさそう。
中飯場。
シーズン中は人でごった返しているのにこの日は全く人がいない。
そういうギャップを見るのもシーズンオフの楽しみ方かも。
テント泊が多かったせいか、日帰り装備はやたらと軽く感じる。
亀仙人の甲羅を外した孫悟空もこんな感じだったのか!?
甚之助避難小屋。
ここからアイゼンを装着することにした。
特になくても歩けそうだが、十二曲がりで間違って滑落でもしたら洒落にならないので念のため。
しかし十二曲がりも特に凍った場所等はなく、夏道をそのまま歩けたので結果的にはアイゼンはなくても問題なかったと思う。
白山登山をする人にとって黒ボコ岩は大抵チェックポイントになると思うが、この日もやはり特別な場所だった。
黒ボコ岩につくと一気に弥陀ヶ原〜五葉坂、御前峰山頂の視界が開ける。
しかもこの日は一面の銀世界という最高のおまけ付き。
それに圧倒的に人が少ない。(視界に入ってきたのは1人だけ)
まるでいつもの白山ではない、別の山に来ているようだ。
本当はここでしばらく景色を眺めていたいところだが、この日の目標は、
「大汝峰でカレーを食べながら北アルプスを眺める」
である。
名残惜しいがその場を立ち去る。
室堂は風の影響か不思議と雪が少なく、また、人も少なかった。(というよりこの時点では誰もいなかった)
トイレ、水場はクローズとなっており、特に用事もないので御前峰を目指す。
室堂から先はさすがに雪の量が増えてくる。
ところどころ夏道が出ているが、吹き溜まり等、道を見失いそうな場所もある。
それでも御前峰まではトレースがあるし、方角も見失わないので問題ない。
御前峰の山頂につくと、期待通りの大パノラマが待っていた。
北アルプスはもとより、八ヶ岳や南アルプスまで展望が広がっている。
白山からみた景色としてはこの日がベストかもしれない。
写真を撮りまくってお池巡りに出発。
御前峰からお池巡り方面にはトレースがなかった。
ピッケルを装着し、急斜面を下る。
時々凍っているが、巻道を無視して直に下るのは爽快だ。
(というより本来のルートは雪で埋まって見えない)
紺屋ヶ池あたりからトレースが復活するので、適当に参考にさせていただきながら翠ヶ池を目指す。
翠ヶ池も無人。
池は表面が凍って、その上に雪が積もっている。
そしていよいよ大汝峰。
最初の登りは急なのでピッケルを使いながら注意して登る。
途中から気持ちの良い尾根歩きになるが、端を歩くと危ないので適当に内側へ。
大汝峰につくと、やはりそこにも人はいなかった。
元々シーズン中でも人が少ない場所だが、この占有感はたまらない。
しかも辺り一面の銀世界。
一通り写真を撮ってからメインイベント開始。
「大汝峰でカレーを食べながら北アルプスを眺める。」
急遽追加イベント、
「南アルプスもついでに眺める。」
カレーを作っているところに登山者が1人やってきた。
「いや、最高の景色ですね」と声をかけられたが、全く同感だし、他の言葉も必要ない。
そして、この上なくおいしい(と感じる)カレーを食べて、心もお腹もいっぱいになったところで下山の途についた。
今年の白山はこれが最後になるかもしれないが、記憶に残る素晴らしい山行になった。
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この記録に関連する登山ルート
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