金峰山〜廻り目平から
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- GPS
- 08:50
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,024m
- 下り
- 1,010m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 8時間 合計登行 1000m 気温 午前6時でマイナス5度。現地は相当に寒いよねえ。 山で会った人 小屋までで10人。頂上付近で300人。 森林限界 2500m そこから100mが岩ゴツゴツ 水場 寒くて、もう水場の季節じゃない 山の快適さ 上部だけね お勧め度 普通 |
写真
感想
グレートサミッツ国内編NO41 金峰山
高校生の時に友人と登っただけだから、金峰山は40年ぶりになる。廻り目平の小屋でOB会をすることになって、登ることになった。
どういう山だったかほとんど忘れた。甲府周辺の山に登った時に、頂上の五丈岩だけが見えるときがあって、「ああ、あれが金峰だったか」。
あのとき、三人で甲武信岳の方から縦走してきた。覚えているのは、金峰の頂上で、「僕は昇仙峡の方に下りたい」。でも計画では普通に増富に下る。「でも、そんな一般的なことじゃ嫌だ。それに天気がいいから大丈夫」ということで、パーティが別れた。私は一人で昇仙峡へ下った。それが後で噂になって、私という人は山でパーティから脱落することがある。それは良くないことだ。
きっとそうなのだろうね。その頃から。
今日は北面から登る。奥秩父の山はいつでもそうだが、シラビソとか栂とか、うっそうと針葉樹に覆われる。下の方に紅葉したカラ松があるだけ。視界が利かない。奥秩父にブナがない。今日もそうだ。
でも標高2500mの金峰小屋で森林が終わった。ここからのわずかに100mの高度差だけが、金峰山のよさだと言うと悲しいが、しかしやはり、そう思う。花崗岩の堆積した山は「燕岳のようだ」と一人で騒ぎながら登る。特徴のない山容で、そういえば、案外最近に瑞牆山に登ったけれど、晴れていたのに、金峰山など見かけなかった。こんなに近いのに。今日は目線のずっと下に、瑞牆山が見える。小川山も。いえいえ、遠くでは乗鞍、木曽御嶽、木曽駒、甲斐駒からずっと南アは赤石まで。浅間も、もちろん八ッも全部。
展望がいいだけが山か。そういう理由でもないがね。ふん、奥秩父に燕岳があったということだ。高校生のときに気がつかないことが、爺さんになると気がつく。登山の人生って、そんなもんだ。
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