7月9日の芦別岳〜旧道だよ。
- GPS
- 11:44
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,739m
- 下り
- 1,747m
コースタイム
天候 | 曇りもあるけど、晴もあったな。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは、キャンプ場のヤツを使わせて頂きました。 とてもきれいで、自動で閉まるドアがあります。 自動では開きません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
旧道の入り口?はゲートがあります。案内看板はありませんが、そこを開けて、ドキドキしながら進むと、登山の受付ボックスがありますので、そこから頑張りましょう。旧道の最初は沢沿いなので、増水時期は注意注意。 |
その他周辺情報 | レストハウスの横の宿泊棟でシャワーが浴びれます。¥300。 |
写真
感想
前回、夕張岳で花に癒されたので、今回は芦別岳で岩に癒されよう。
せっかくなので、旧道から新道への周回です。
スタートは、山部森林公園の芝生の横から。案内看板ないけど、たぶんやろという森の入り口から入ると、いきなりフェンスのゲートが立ちはだかる。
チェーンは巻かれているが、カギは無い。
フェンスの中に入る者は、中で何があっても大丈夫な奴だけがこい!
と言っているようなたたずまい。
さ、いきましょ。
最初は割と広めの林道です。なんぼか進むと、ありました、登山届ボックス。
よかった。ここは登山道だったんだ。虎の穴じゃなかったんだ。
旧道で名前を書くと、新道に降りた時、またここまでこにゃきゃいけないんかな?
と疑問をもちつつ、かきかき。
最初は、ユーフレ川の横をずんずん進みます。
前日の雨のせいか、いつもこんなんなのか、割りと道すれすれの水量。
ふきがすごい!登山道はほぼふきに覆われます。
あしもと注意。
沢、高巻き、沢、高巻き、急登、急登
もし、途中にとても心地の良い滝たちが居なければ、僕はここでめげます。
三段の滝のそばには、神様もいますので、ご挨拶。
挨拶は重要です。
どんなにつらくても稜線を目指そう。
横の夫婦岩のでかさに圧倒される。
僕は、この稜線のことを二等辺三角形の底辺と呼びました。
稜線にたどりつくと、一休み。
ここまでくれば、少しは楽できるかなっと微かな期待。
それと同時に思い出す。
稜線でクマの唸り声を聞いたとの書き込み。
ぐるるるるぅぅぅぅ、と低い音が耳を脅かす。
僕のおなかでした。
なーんだ。
あほくさっと思って進むと、うんこ様
くまさんのですね。
ふーん、と思って進むと、あなぼこ。
くまさん掘ってるやん。
その後、何個かうんこ様。
共存しよ。
一度だけ、どんどんどん
と地面を揺るがすような音?振動?
誰?
な〜んて、稜線を登っては下って登っては下っていくと、1540くらいから、景色が変わる。
来て良かった。
夕張岳と真逆の景色。大雪の雄大さは無く、荒々しいとんがり岩々。
八剣山が10個くらいかな。
切れ込んだ沢は残雪の周りを緑の絨毯と黄色の花畑が広がる。
ここも、天国か。いつも思う、生きたまま天国これた僕は幸せだ。
ここまでくると、進行方向左前にものすごい壁のとんがりが見えてくる。
まさかな。
あれがピークとは認めたくない自分。
みないでおこ。
その右お隣にあるまるいポコ。
きっとあそこがピークやん。
きっとそうやん。
登山道は、左へ。
やっぱり、あのボッコが見えちゃった。
みんな大好き、あのボッコ。
四角いコンクリが好きな人もいるけど。四角いのに三角、へんなの。
人生と一緒や。
足、足、手。三点支持で登りましょ。
ってきました。
ついにピーク。山の標識も、大雪並みの金属の立派なヤツ。ついつい撫でてしまう。
笑いが止まらん。
やり切った感満載で、ランチ。今日はイナバのカレー。最高にうまい。
満腹ついでに、おやつもパクパク。くつろいだー!
ふと、思い出す。
新道降りなきゃ。
けっこう長い。時折、北尾根群がその姿をチラ見させるのはいいけど、その下の沢もチラ見させる。
遥か下の方。
全然高度が下がらん。
下りもなめたらあかん。
天童よしみの顔を思い出す。
全ての邪念を振り払い、自分が無になったころ、現実へのゲートが目前に。
生還。
キャンプ場のレストハウスには、コカ・コーラの自動販売機があります。
生還したことを実感しよう。
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