ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2442208
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

【裏岩手縦走】 八幡平〜岩手山

2020年07月17日(金) ~ 2020年07月19日(日)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
36.6km
登り
2,182m
下り
3,135m

コースタイム

1日目
山行
4:20
休憩
0:10
合計
4:30
11:20
11:25
15
12:20
75
13:35
115
15:30
2日目
山行
9:00
休憩
1:20
合計
10:20
4:55
20
5:15
5:20
140
7:40
7:50
190
11:00
11:30
5
11:35
45
12:20
80
13:40
14:15
35
14:50
25
3日目
山行
2:40
休憩
1:25
合計
4:05
4:45
5:00
0
5:00
6:10
130
8:20
ゴール地点
天候 17日 晴れ時々曇り
18日 朝晴れ、のちガスと強風
19日 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
入山: 盛岡駅から八幡平頂上まで自然散策バス
下山: おらほの温泉から盛岡駅まで路線バス
両方ともこちらに時刻表あり
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/regular/schedule/
コース状況/
危険箇所等
岩手山の西、切通からお花畑までは硫黄臭い川沿いをゆくが、所々路肩が崩れて河原を歩きます。多少危ないので注意。それ以外は特に問題は感じませんでした。
その他周辺情報 おらほの温泉(500円)。源泉掛け流しは素晴らしい。
焼走り登山口からおらほの温泉まで徒歩だと2時間弱かかりました。
八幡平は平日でも人多いですね。
2020年07月17日 11:22撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/17 11:22
八幡平は平日でも人多いですね。
山頂のやぐら。ここが縦走出発点になります。目指すは岩手山!
2020年07月17日 11:24撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/17 11:24
山頂のやぐら。ここが縦走出発点になります。目指すは岩手山!
モッコだけはどこから見ても目立ちます。
2020年07月17日 12:51撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/17 12:51
モッコだけはどこから見ても目立ちます。
裏岩手縦走は東北ではメジャーだと思いますが、思ったより人はいません。
2020年07月17日 13:19撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
7/17 13:19
裏岩手縦走は東北ではメジャーだと思いますが、思ったより人はいません。
この真っ平らは八幡平ならでは。
2020年07月17日 13:31撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
7/17 13:31
この真っ平らは八幡平ならでは。
行程は非常にはかどります。
2020年07月17日 13:32撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/17 13:32
行程は非常にはかどります。
ツガザクラ。ワイシャツと蝶ネクタイのカラーリングイメージ。
2020年07月17日 13:39撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/17 13:39
ツガザクラ。ワイシャツと蝶ネクタイのカラーリングイメージ。
沼が見えますがあそこまでは行けませんな。
2020年07月17日 14:11撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/17 14:11
沼が見えますがあそこまでは行けませんな。
少々ですが残雪もあります。
2020年07月17日 14:30撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/17 14:30
少々ですが残雪もあります。
大深山荘に到着。水場へは看板も出ているので迷わないと思います。
2020年07月17日 15:34撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/17 15:34
大深山荘に到着。水場へは看板も出ているので迷わないと思います。
水場付近にはワタスゲがいっぱい。
2020年07月17日 15:38撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/17 15:38
水場付近にはワタスゲがいっぱい。
この豊富な湧き水よ。
2020年07月17日 15:42撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/17 15:42
この豊富な湧き水よ。
ほんとに綿ですね。
2020年07月17日 15:43撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/17 15:43
ほんとに綿ですね。
キスゲも満開でした。
2020年07月17日 15:44撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
7/17 15:44
キスゲも満開でした。
コロナ対策は各自で、と張り紙がしてあります。東北の避難小屋は利用は何かと自己責任前提ですが、私はこの考えには賛同です。
2020年07月17日 15:49撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
7/17 15:49
コロナ対策は各自で、と張り紙がしてあります。東北の避難小屋は利用は何かと自己責任前提ですが、私はこの考えには賛同です。
大深山荘は小さい小屋ですがとてもきれい。
2020年07月17日 18:26撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
3
7/17 18:26
大深山荘は小さい小屋ですがとてもきれい。
夕刻、思わぬ晴天に恵まれました。
2020年07月17日 18:54撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
6
7/17 18:54
夕刻、思わぬ晴天に恵まれました。
岩手山がくっきり。
2020年07月17日 18:58撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
12
7/17 18:58
岩手山がくっきり。
日没。
2020年07月17日 18:59撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
11
7/17 18:59
日没。
明日は天気は悪くなるので見納めか?
2020年07月17日 19:06撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
5
7/17 19:06
明日は天気は悪くなるので見納めか?
バイバイ岩手山。
2020年07月17日 19:07撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
4
7/17 19:07
バイバイ岩手山。
ところが、翌朝は晴れたのです。
2020年07月18日 05:26撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
8
7/18 5:26
ところが、翌朝は晴れたのです。
滝雲がすごい。これからあそこに突入しなければならない。
2020年07月18日 05:26撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
12
7/18 5:26
滝雲がすごい。これからあそこに突入しなければならない。
この晴れがいつまで続くかと思ってましたが、わずか一時間だけでした。
2020年07月18日 05:47撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/18 5:47
この晴れがいつまで続くかと思ってましたが、わずか一時間だけでした。
三ツ石山荘そばの湿原。
2020年07月18日 07:32撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/18 7:32
三ツ石山荘そばの湿原。
小屋もガスに煙っています。
2020年07月18日 07:51撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/18 7:51
小屋もガスに煙っています。
旧火口に入り、大地獄への尾根。今日は尾根を下らず火口の中のお花畑を目指します。
2020年07月18日 11:48撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/18 11:48
旧火口に入り、大地獄への尾根。今日は尾根を下らず火口の中のお花畑を目指します。
硫黄臭い川をさかのぼります。ところどころ崩れているので注意。
2020年07月18日 12:06撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/18 12:06
硫黄臭い川をさかのぼります。ところどころ崩れているので注意。
お花畑の分岐。今日は左へ進み平笠不動小屋を目指す。
2020年07月18日 12:16撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/18 12:16
お花畑の分岐。今日は左へ進み平笠不動小屋を目指す。
御釜湖。静寂に包まれている。
2020年07月18日 12:23撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
7/18 12:23
御釜湖。静寂に包まれている。
猪苗代湖は幻想的でした。この火口湖は岩手山山頂からも俯瞰できます。
2020年07月18日 12:24撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
7/18 12:24
猪苗代湖は幻想的でした。この火口湖は岩手山山頂からも俯瞰できます。
チドリ。これはどこにでもたくさんあった。
2020年07月18日 12:33撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/18 12:33
チドリ。これはどこにでもたくさんあった。
オダマキ。普通見るミヤマオダマキは薄紫色です。あずき色のやつはあまり見ませんね。
2020年07月18日 13:10撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/18 13:10
オダマキ。普通見るミヤマオダマキは薄紫色です。あずき色のやつはあまり見ませんね。
私はオダマキが大好き。
2020年07月18日 13:11撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
3
7/18 13:11
私はオダマキが大好き。
無駄にたくさん撮ってしまった。
2020年07月18日 13:13撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/18 13:13
無駄にたくさん撮ってしまった。
ヨツバシオガマも腐るほどあった。
2020年07月18日 14:17撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/18 14:17
ヨツバシオガマも腐るほどあった。
これは何ですか? 最初クロユリかと思いましたが全然違った。きれいでしげしげと眺めてしまいました。
2020年07月18日 14:20撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/18 14:20
これは何ですか? 最初クロユリかと思いましたが全然違った。きれいでしげしげと眺めてしまいました。
平笠不動小屋に到着。岩手山頂往復しましたがあまりに濃いガスと強風でずぶ濡れになりました。小屋に泊まって明日リベンジ狙います。夜に一瞬晴れわたり山頂部が姿を現した。
2020年07月18日 19:19撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
7/18 19:19
平笠不動小屋に到着。岩手山頂往復しましたがあまりに濃いガスと強風でずぶ濡れになりました。小屋に泊まって明日リベンジ狙います。夜に一瞬晴れわたり山頂部が姿を現した。
翌日。山頂の火口。
2020年07月19日 04:45撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
3
7/19 4:45
翌日。山頂の火口。
歩いてきた縦走路。最後のピークから来し方を振り返るのは何ともいえない満足感ですね。
2020年07月19日 04:48撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
4
7/19 4:48
歩いてきた縦走路。最後のピークから来し方を振り返るのは何ともいえない満足感ですね。
ご来光は見れませんでしたが、眺めがよくてよかったです。
2020年07月19日 04:50撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
5
7/19 4:50
ご来光は見れませんでしたが、眺めがよくてよかったです。
中央右下に見えるのが猪苗代湖です。
2020年07月19日 04:57撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/19 4:57
中央右下に見えるのが猪苗代湖です。
これだけ見えれば満足です。裏岩手の縦走、なかなか充実度高いです。
2020年07月19日 04:59撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/19 4:59
これだけ見えれば満足です。裏岩手の縦走、なかなか充実度高いです。
平笠不動の小屋。バックに巨大な岩山があります。
2020年07月19日 05:22撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/19 5:22
平笠不動の小屋。バックに巨大な岩山があります。
ぶっ散らかしてすみませんが、快適でした。掃除をして元通りにしてから去りました。
2020年07月19日 05:25撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
7/19 5:25
ぶっ散らかしてすみませんが、快適でした。掃除をして元通りにしてから去りました。
焼走りの登山道は緑濃いです。
2020年07月19日 06:28撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/19 6:28
焼走りの登山道は緑濃いです。
今年はコマクサ当たり年ではないでしょうか。
2020年07月19日 06:56撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
7/19 6:56
今年はコマクサ当たり年ではないでしょうか。
この規模には驚きました。敷地面積は日本一では?
2020年07月19日 06:57撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/19 6:57
この規模には驚きました。敷地面積は日本一では?
標高1300m前後、延々一キロくらい?コマクサ地帯続きました。こんなところは日本に他にないと思います。
2020年07月19日 07:05撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
4
7/19 7:05
標高1300m前後、延々一キロくらい?コマクサ地帯続きました。こんなところは日本に他にないと思います。
無事下山。いやー充実度の高い縦走でした。焼走り溶岩流から岩手山を眺めます。
2020年07月19日 08:33撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
1
7/19 8:33
無事下山。いやー充実度の高い縦走でした。焼走り溶岩流から岩手山を眺めます。
おらほの温泉までさらに2時間歩きました。
2020年07月19日 09:51撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
2
7/19 9:51
おらほの温泉までさらに2時間歩きました。
盛岡駅で冷麺。実は食べたの初めてかも。旨かったです。
2020年07月19日 12:26撮影 by  OPPO A5 2020, OPPO
4
7/19 12:26
盛岡駅で冷麺。実は食べたの初めてかも。旨かったです。
撮影機器:

感想

■一日目 晴れ時々ガス 八幡平11:00〜15:30大深山荘△
 夜行バスはコロナが怖いので、朝一の新幹線で盛岡入りした。新幹線は八幡平自然散策バスに接続するので大変ありがたい。盛岡はどんより曇っていたが、八幡平頂上まで登ると晴れてきた。今日の天気は面白く、秋田県側が晴れ、岩手県側がガスと、完全にデジタルに分かれており、それは夕方まで続いた。東風だったせいだろう。いかにも梅雨らしい天気だ。
 荷物を置いて八幡平のピークまで行くが平日なのにさすがに人気で人は多い。バスターミナルまで戻り、車道を少し南下して裏岩手の縦走路に入る。すぐそばのモッコ岳にも登ってみたが、秋田県側が雄大に眺められた。それにしても八幡平はなんと真っ平らな山なのだ。おかげでアップダウンが少なく行程は非常にはかどるのだが。
 その後もモロビ岳、ケンソ森と順調に進み、大深山荘までたどり着いた。あわよくば時間があれば三ツ石山荘を目指そうかと思っていたが、とても無理である。予定通りここに泊まることにする。小屋は小さいが新しく非常にきれい。水場もとても近く、おまけに湧き水である。最高の立地だ。他の登山者と密になるのが怖いので今日は念のためテントも持ってきたが、結局この日は私以外だれも宿泊者はいなかった。
 ※余談だが、テントは巨大なマスクのようなもので、小屋内で張ればおそらく至近距離でも感染は無いだろう。あとはトイレなど共用の場所を注意すれば大丈夫なはずだ。小屋テントは冬季の避難小屋ではよくやられる手段だが、コロナ禍では有力な感染症対策になると私は思う。
 食事後、そろそろ寝ようかと思っていると、天気が良くなってきた。これはチャンスとばかり近くの大深岳まで日没を見に行く。とんでも無い素晴らしい景色になっていた。明日目指す岩手山が雲を突き抜け完全に現れていた。鳥海山や岩木山など遠くの山も見える。思わぬサンセットショーを堪能できたのだった。

■ニ日目 朝晴れ、のちガスと強風 大深山荘4:55〜13:40平笠不動避難小屋△
 今日は曇りのち一時雨の予報。昨日に日没を堪能し、どうせ天気が悪いから寝坊しようと思っていたが、朝起きると朝焼けできれいに晴れている。これはヤバいと急いで起きて出発した。大深岳まで登ると、岩手山方面が滝雲になっており、凄い迫力だ。こんな景色は生まれて初めてだ。梅雨の晴れ間ならではの貴重な眺めだ。
 しかし一時間も歩き小モッコ岳まで登るとガスに飲み込まれてしまった。その後、上空に太陽は見えるものの、景色が晴れることは全くなかった。大深岳から見た滝雲の中を延々歩いていたのだと思う。三ツ石山荘まで下るととんでも無い深いガスと強風で、雨でもないのにずぶ濡れになってしまった。松川温泉にエスケープしたいな〜などという邪心を振り切って先に進む。犬倉山の先で沢沿いに降りると湧き水の水場がある。冷たくて非常にうまい水だ。ここで水筒を満タンにした。そこから少し進むと山盛りになった熊の糞が登山道のド真ん中に鎮座しているのを目撃しビビる。しかし今は先に進むしかない。
 沢を離れ、姥倉山の尾根に登りきると地熱の高い地帯になり植物が無くなる。ここは看板もあるが陥没などの危険もあるため、歩行注意の区間だ。この先、岩手山の噴火注意の地帯がしばらく続く。黒倉山の分岐ではなぜか風がピタリとやんだので、大休止してラーメンを作った。
 切通しからまた沢に下りお花畑を通って御釜湖を目指す。ここは岩手山の旧火口だ。岩手山では一番の印象的な区間であり、多彩さを思い知ったところだった。硫黄のにおいが漂う川沿いを上るが、ところどころ崩れていて河原に降りなければならない。少々危険なので十分注意して登降した。御釜湖と猪苗代湖はすぐそばにあった。特に霧の猪苗代湖が幻想的だった。この湖は岩手山の山頂からも俯瞰できる。
 御釜湖からは平笠不動小屋を目指して登る。ここは最後の登りが滑り落ちるほど急なので注意が要るが、道はよく踏まれており特に問題は感じなかった。森林限界に出ると大岩があり、その基部を少し登ると焼走りからの登山道と合流して小屋に到着した。小屋に荷物を置いて山頂を往復することにする。
 今日はもともとこのまま岩手山山頂を往復し焼走りに下山してしまおうと思っていた。しかし山頂に登り付くととんでもない強風とガスである。雨は降っていないが暴風雨と同じでびしょ濡れである。写真すら取れず、こんなではせっかく東北の山まで来た甲斐がない。小屋まで降りてう〜んと悩むが、結局ここで一泊して明朝もう一度山頂を目指すことにした。平笠不動小屋は近くに水場が無いのだが、幸い犬倉の水場で水筒を満タンにしたのでまだ1.5Lある。なんとか足りそうだ。
 土曜の夜なのでさすがに私以外にも宿泊者がいるだろうと思っていたが、その後小屋を訪問する方は皆下山してしまい、なんと私だけになってしまった。結局小屋テントは出動することなく、快適に週末の夜を過ごすことができたのだった。

■三日目 曇り時々晴れ 平笠不動避難小屋4:15〜8:20焼走り登山口[下山]
 昨夜はひどい雷雨になったが、幸い起きるころには雨もやんでいた。すっきりとした晴れではないが、強風も収まり視界もあるので、朝飯前に山頂を往復してきた。山頂部はさすがに樹木のない裸地火山の様相であったが、一方で昨日歩いた旧火口のように樹木や植物に深く覆われている地帯もある。岩手山の多彩さをつくづく思い知った。私が登った日本の山の中でも、10本指に入るほどの名山だと思う。
 小屋から焼走り登山口までは快調に進み、この充実した縦走を終えた。途中のコマクサの群落にまた驚くこととなった。この大規模な群落はおそらく日本一ではないかと思う。今年は天気が悪かったが、それが逆に作用したのか、コマクサは狂い咲きであった。
登山口からは交通機関は何もないので、おらほの温泉までさらに2時間弱歩いた。おらほの温泉は観光客が全くいない旧西根町の地元の温泉。湯温は高いが厳選かけ流しのいいお湯だった。温泉の目の前のバス停から盛岡行きの路線バスに乗り、新幹線で小田原まで帰った。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3783人

コメント

楽しんだようですネ!
junjapaです。とても楽しんだようですね。花も多いし景色もいいし、最高です。コマクサがとても可憐です。東北まで行った甲斐があるというものですね。実は自分もほぼ同じコースを行ったことを思い出しました。初日は藤七温泉、2日目は三つ石山荘で岩手山にも行きました。三つ石の湿原はとても素晴らしかったことを覚えています。あそこを林道を越える計画があったそうですが、あそこに林道などを通してはいけないそんなことを思いました。写真も素晴らしいですね。デジタル写真で加工等をしているんでしょうか。とてもきれいです。
2020/7/21 0:49
Re: 楽しんだようですネ!
裏岩手の縦走はメジャーなので結構な方が歩いてますね。交通機関も便利なので遠くから行ってもストレスになりません。
それにしても三石湿原に林道を通そうとは信じられないですね。あそこは縦走路でもチャームポイントなおで是非守っていきたいものです。小屋の立地も最高でこちらに泊まっても快適だったと思います。
写真は一部は自動の処理でいじってますが、少し作り物っぽくるので乱用しない方が良いかなと思いました。それにしても最近はスマホでも良く撮れるもんですね。
2020/7/21 12:39
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら