■バッジを買いに【鳳凰山地蔵岳】ドンドコピストン
- GPS
- 10:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 2,188m
- 下り
- 2,195m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは青木鉱泉自動販売機付近にあります。 トイレも青木鉱泉と鳳凰小屋にあります。 危険箇所は特にありませんが、登山道は細く狭いのですれ違いに注意。 |
写真
感想
今年の心残りなことの1つ。
夏に鳳凰三山登ったのに小屋でバッジを買わなかったこと。
なのでバッジだけのためにドンドコ沢ルートを登ることにした。
5時頃青木鉱泉駐車場に到着。
まだ暗い。
空には星がたくさん瞬いてる。
夏なら暗くてもなんでも我先にとすぐに出発するのに、
今は寒いせいもあってか明るくならないと動けなくなってる。。。
6時。
明るくなってきたので出発。
二回目なので勝手知ったる登山道。
でも夏とは違って木々の葉は鮮やかに色づき、足元も落ち葉でいっぱい。
工事されているところを迂回する。
夏に来たときには、まだ暗いうちから歩き始めたので
この辺りの状況がいまいちよくわからないまま歩いていた。
今日改めて見て驚く。
「あんなところ歩いてたんだ。。。」
確かに案内通りに歩いたよなぁ?
今思うとちょっと怖〜っ。
登山道に復活し、懐かしい道を登る。
足元ばかりに気をとられていたら、頭上から何か視線を感じる。
顔を上げると、カモシカがこっちをじっと見てた。
おはよう〜♪
しばらくじーっと見つめられ、どこかに歩いて行ってしまった。
紅葉した登山道を登る。
まだ陽があたっていないので暗めだけど、それでもキレイだ。
まだここは紅葉してたんだなぁ。。。
夏とはまた違う雰囲気なので新鮮に感じる。
やがて強烈な陽が差してくる。
まぶしいぐらいに黄葉した木々。
やっぱこの季節素敵だ。
南精進ヶ滝の分岐あたりから急登になる。
ここからが結構大変だったな。。。
眺望が無いのも原因なんだろうけど、登っても登っても。。。という感じ。
ずっと登りです。
白糸の滝までは我慢強く登らねば。。。(そこまでが結構長い)
途中でヘタれそうになる。
前回よりしんどいのはなぜ?
なんだか足がとても重く感じる。
心の中で今回は鳳凰小屋往復で帰りたい気持ちでいっぱいになる。
一度登ってるからそう思ってしまうんだなぁ。。。
鳳凰滝〜五色滝で、富士山がちらっと見えた。
こんなちょっとしたことで元気が出る。
今日は快晴。。。かな♪
途中旦那さまが単独の男性に声をかけられる。
「一緒ですね。」って。
なんのことか最初わからなかったけど、後で靴が一緒だと気づく。
ちょっとした声掛けだけど、嬉しい。
五色滝を過ぎてしばらくすると河原に出る。
そこから地蔵岳のオベリスクがお目見え。
ここまで来たらあともう少しで鳳凰小屋だ。
鳳凰小屋に着いてすぐにバッジを購入。
さてと、どうするか。。。
「こんなに天気いいし、行かないわけにも。。。」
「だね。。。」
時間も予定どおりだったので、地蔵岳まで頑張ることにする。
しばらく樹林帯を歩いて、最後の砂地獄へ。。。
ここは砂に足を取られるので結構しんどい登り。
なので今回は微かに残るトレースを辿ってなるべく短い距離で登ることにする。
目の前にオベリスク。
そして真っ青な空。
来て良かった。登って良かったと思えてきた。
高度が上がるに連れて観音岳の左側に富士山が見えてくる。
ちょっと雲に覆われつつある富士。
この砂地獄を登りきった向こうの景色はどうだろう。。。
雲がかかっていませんように。
30分ちょっとで稜線着♪
向こう側にはっきりと甲斐駒ヶ岳が見えた♪
やっぱり雄々しいなぁ。。。
仙丈ヶ岳も綺麗に見えた♪
今回はあまりゆっくりできない。
なのでオベリスクも眺めるだけ。
少しだけ甲斐駒ヶ岳を眺め、山頂標識の方へ移動しようとすると、
さっき声をかけられた単独男性が登ってきた。
「ここ、砂が大変ですね〜。」
「観音岳周ってきたんですか?」と訊くと、「いえ、テント設営してました。」と。
普通は泊まりだよね〜。。。
「甲斐駒ヶ岳が綺麗に見えますよ〜。」と言ってお別れする。
山頂標識のところで少しだけ休んで下山する。
早く下山しないと暗くなってしまうかも。
もちろんピストンなのでドンドコ沢ルートで。
雲隠れしてしまったと思っていた富士山も
下山時にスッキリ晴れてキレイに見えた。
またのご褒美ありがとうございます♪
ドンドコの下りは、五色滝〜南精進ヶ滝までがやはり厄介だった。
目立って危険なところは無いのだけれど、
崩落した箇所を迂回するところなど少し緊張したりも。。。
疲れも出てくるので慎重に下る。
まだ15時前なのにもう夕暮れじゃないかと思ってしまうほど、
周りが暗くなってきたような感覚に陥る。
まぁ、実際この季節になると午後過ぎると急速に空が暗くなるのが速い。
真っ暗な深夜に出発するのは平気でも、陽が落ちて山にいるというのは慣れていないせいもあってちょっと怖い気がする。
また、切り株などが動物に見えてそれが動いて見えたりもする。
あ〜、疲れたな〜。
最後まで気を抜くことなくしっかり歩いて帰ろう。
朝カモシカに出会ったところまで帰ってくると、
もう足首が言うこときかないのか、くねっと足首を捻ることが多くなってくる。
ハイカットの靴じゃなかったら絶対捻挫しちゃうところ。。。
疲れたよ〜。(´Д`)
精神的にもかなり疲れてきました。
やっとの思いで青木鉱泉に到着。
なんとか予定通り16時前に下山完了することができました。
駐車場まで行けばワイパーに駐車料金請求書が挟まれてるのはわかっているけど、
また青木鉱泉に戻ってくる元気がもう残っていない。。。
なのでそのまま青木鉱泉に寄って
「足が痛くて紙取りに行くのがつらいんで、お金だけ払っていいですか〜?」と言ってみると、車のナンバーでわかってくれて無事支払いが終わる。
日帰りだと言うと「お疲れさんっ」っておじさんが労ってくれました。
はぁ〜、ほんとに疲れました。
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