塩見岳 無念の敗退 南アルプスは既に冬山だった
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,152m
- 下り
- 1,143m
コースタイム
9:36鳥倉林道駐車場 - 10:15鳥倉登山口 - 13:36三伏峠小屋テント泊
20日
三伏峠小屋テント場7:51 - 8:31三伏山 - 雪上ハイク - 9:30テント撤収9:50 - 12:10鳥倉登山口
天候 | 19日:晴(夜中に降雪) 20日:晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
塩見岳は、日本百名山のひとつで、長野県と静岡県にまたがる(南アルプス)標高3,047 mの日本で16番目に高い山です。自宅から西に直線で143kmの距離に位置します。 登山道約1時間ほどで積雪状態となります。三伏峠までアイゼンは無くても登れましたが、下りはアイゼンを履いた方が安全でしょう。 もはや南アルプスの山々も冬山状態でした。冬山装備で登山しましょう。 |
写真
感想
会社の隣の部署にいる百名山ハンターの嶋ちゃんに誘われ、半年ぶりに二人で日本百名山のひとつ南アルプス塩見岳(3047m)を目指す事となりました。
装備は通常の登山服+防寒服。寝具には、3シーズン寝袋とカバーを用意していきました。
登頂中、予想外の事態が待っていました。
登り始めて1時間程度で雪が積もっていました。北斜面だから残っているんだろうと高をくくっていたのですが、積雪は増えるばかり。歩くと数十センチも雪に足が埋もれる状態で何とか三伏峠まで登りました。案の定、三伏峠では一面真っ白。冬山の状態でした。当然目的地の塩見岳も真っ白。アイゼン無し、ピッケル無し、スパッツも無しでは、登頂はとても厳しい・・・しかも靴は3シーズン用(足先冷た〜)。
とりあえず、テントを張って明日の対策を考えました。
結論としては、塩見岳の登頂は諦めて、烏帽子岳を目指すか、三伏山まで登り周辺の雪上ハイクに切り替えるかのどちらかで決まりました。
それにしてもです。
静まり返った山中。外は氷点下。狭いテント。真横に大いびきの嶋ちゃん。凄いですよ。繊細な私は眠れる筈もありません。何十回と寝返りをうっても、目をぎゅっと瞑っても、羊を何万匹数えても眠りに落ちませんでした。はぁ〜。
翌朝。
快晴でした。睡眠不足で三伏山まで登りましたが、とにかく足が雪に埋まる埋まる。スパッツも無かったので、雪が足の中へ入ってきます。
山頂からの景色は素晴らしいものでした。
北アルプス方面は見えませんでしたが、中央アルプス、南アルプスの山々が綺麗な雪景色で覆われていました。
遠くの景色を堪能した後は、三伏山周辺をつぼ足で雪上ハイクを楽しみました。
1時間ほどの雪上ハイクを終えて下山しました。
下山中、慎重に足を運んでいたつもりでしたが、気が緩むとスッテンコロリン!思いっきり尻餅をついてしまいました。斜度はきつくないのですが、凍っている場所でやってしまいました。
下山後、松川温泉に浸かってきました。ここから南アルプスの山脈がお風呂から綺麗に見ることが出来ます。お勧めですよ。
中央高速道の渋滞にまみれ家路に着きました。
嶋ちゃんお疲れ様でした。
SinNakajiさん、唐突にお邪魔します。
塩見には登れなかったのは残念ですが、いいじゃないですか、余りある朝の展望!真っ青な空に初冬の南アの峰々。今の自分には大分敷居が高くなってしまった峰々の写真 、随分長時間拝見しました。
目指しておられる百名山でいえば、甲斐駒、鳳凰、光以外の南アの6座は写真の中に写り込んでますね。コメにない山では、写真34の左端が仙丈かと思いますし、写真33の右1/4位のところ百間平の上に聖が顔を出していますヨ 。
(なお、写真32のアップは荒川岳ではなく、写真33の右端にも写っている、大沢岳、中盛丸山、兎岳の稜線かと思います。)
それにしても、この時期の3,000m級にピッケル、アイゼンなしとは・・・・大胆ですね!
odaxさん初めまして。
写真のコメント有難うございました。南アルプスは今回が初めての登山でした。まったくこの方面には疎いもので、遠くに白く輝く山脈が何なのかよく分りませんでした。教えて頂いて助かりました。
それにしても厳冬期のテント泊は深夜の寒さがとても厳しいものでした。でも、あの冬山の景色の中に自分がいると冬山登山は辞められないですね。
次回からはフル装備で行ってきます。Berg Heil!
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