利尻山(鴛泊-沓形)
- GPS
- 06:00
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 1,834m
- 下り
- 1,850m
コースタイム
02:00 ゆ〜に
04:15 利尻山
06:10 沓形登山口
--ロード18km--
08:00 ゆ〜に
大福2
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス | |
その他周辺情報 | 利尻富士温泉は11時から |
写真
感想
7/24(金)
北海道で山登りを始めて7年間、道内あちこちの山を登ったが利尻山へ訪れたことは無かった。今週末も本州は雨雨雨。北海道、特に道北は天気が良いので思い立って利尻山へ登りに行くことにした。天気が良ければどこへでも行く。僕の最寄りの空港は中部だが伊丹-千歳便がお得だったので今回は伊丹から。木曜に仕事を切り上げたら大阪へ移動しビジホ泊。翌朝は早起きして大阪城で観光ジョグとした。しかし気温は高いし湿度はMAXで全く気持ち良くないので早々に切り上げた。大阪城ランは昨年末の海外出張以来だった。いつもと違うところを走るのは楽しい。ただし暑くなければ。千歳に降りたら2時間の乗り換え待ちの後、利尻島まで50分の短時間飛行。上昇したと思ったら下降していた。島へは電車と船で行くことも考えたが時間と金額差を考えると空から行った方が楽だった。千歳-利尻の必要マイル数は6,000マイル。または株主優待なら12,000円+優待券(4,000円くらい)で行ける。空から眺める利尻島はガッスガスで山は全く見えなかったが明日は間違いなく晴れるので心配ない。
14時半に利尻島に上陸した。空港発のバスに揺られて20分で鴛泊に着いた。栄町のバス停で降りたら1.5km離れたキャンプ場「ゆーに」まで20分歩いた。連休ド真ん中、激混みで張るところが無かったらどうしようかと心配していたがスカスカだった。適当に空いているところにテントを張った。さて夜まで何もすることが無い。フェリーターミナルにあるレンタルバイクで原付を借りて島を一周しようとしたがエンジン付きはすべて出払っていた。仕方ないので灯台山に登ったり鴛泊の街をぶらぶら散歩して過ごした。夕食はセイコマで適当に。たぶん多くの利尻島観光客は海のものをたっぷり食べるのだろうが生粋の道民は海のものにはときめかない。マックとか吉野家とか王将が好きです。キャンプ場の隣の温泉はサウナ水風呂があって良かった。特に水風呂は殺人的に冷たくて30秒も入っていられなかった。この冷たさは東大雪荘に匹敵する。久々にやべー水風呂に出会ってしまった。その後キャンプ場に戻るとテントは増えていたが登山者が多くて静かな夜だった。
7/25(土)
1時半起床の2時出発。山頂ご来光プラン。空には星が見えるが山は雲に隠れて見えない。きっと標高をあげれば抜ける。信じて登ろう。まずは登山口まで2.5kmの登りロードを走る。ゆ〜には相当立派なキャンプ場だったが登山口のキャンプ場もかなり立派だった。多くのテントが張ってあった。ゆ〜にのテントの数も足すと今日はかなりの数が鴛泊から登るようだ。利尻山は富士型の綺麗な独立峰。登り一本道なので頭を使わなくてよい。甘露名水で顔を洗って気合いを入れたら山頂目指してノンストップでひたすら登る。長官山で振り返ると東の空が明るかった。いつの間にか雲の上に出ていた。すべてが雲の下だ。山頂の手前で太陽が出てきたが構わず登り続けた。ゆ〜にから2時間ちょいで山頂着。空の色が徐々に変わってゆく。大福をかじりながら素敵な時間を楽しんだ。
下りは沓形へ。親不知子不知のトラバースは足下がボロボロで歩きにくいが気をつけて歩けば問題ない。春や初夏にここに雪が溜まっていたら早朝の通過はかなり厳しいだろう。トラバースが終わったらあとは一本道で尾根を下る。足元はヌタヌタでろでろで飛ばせない。左右から草がぼうぼうに伸びていて朝露で全身びしょ濡れになった。鴛泊の整備っぷりとは雲泥の差だ。沓形はあまり歩かれていない様子。今日沓形から登ってきたのは10人くらいだった。鴛泊から下りるとものすごい数の登山者とスライドするだろうから、それを避けるには道が悪くても沓形へ下りるしかなかった。登山口に着いたら4kmの下りロードを飛ばして沓形の町に出た。沓形から鴛泊へはバスが利用できるが次のバスを待つより走った方が早いので走る。鴛泊までもう14kmのロードジョグ. 海沿いの道は細かいアップダウンがあるが問題ない。問題なのは東からの向かい風。中々疲れるジョグだった。太陽はカンカン照りだが風のおかげで涼しい。右手に見える利尻山はじわじわ雲が取れていく。見る場所によって形を変えてゆく。左手には青い空に青い海、すぐそこに礼文島が見える。なんて素敵な景色だろう。走ってよかった。
キャンプ場に戻ると時刻はまだ8時。ぐるりと6時間の朝練だった。テントを乾かして撤収したら温泉前の足湯でのんびりしながらこの後のプランを考えた。当初は次の船で礼文に渡り礼文-稚内の船が来るまでの3時間で礼文岳をやっつけるつもりだった。しかし礼文のレンタルバイク、自転車も全て出払っているらしい。足で香深-礼文岳-香深を3時間でやるのは無理だ。礼文岳のために滞在期間をもう1日増やすのもなあ。ということで今朝の利尻が良過ぎたおかげでだいぶ満足したので昼過ぎの飛行機で千歳に戻ることにした。島の滞在時間は24時間。山に登ってロード走ってきただけだが実に良かった。利尻には何年か経ったらまた来よう。次は自動二輪か自転車を持ち込みたい。冬も良いな。
いいねした人