甲武信ヶ岳
- GPS
- 26:50
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,120m
- 下り
- 1,104m
コースタイム
2日目 甲武信小屋7:30−7:45甲武信ヶ岳山頂8:00−8:30国師ヶ岳分岐8:30−8:40千曲川水源8:50−(アイゼン脱着)−9:45ナメ滝10:00−11:30毛木平駐車場
天候 | 1日目:曇りのち雪 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
毛木平駐車場(無料)の駐車台数は約60台。トイレは使用不可(冬場)。 高度2000m付近から雪があり、ナメ滝より上流はアイゼンが必要。 |
写真
感想
今回は、甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境にある百名山の一つ甲武信ヶ岳(2,475m)に登ってきた。
今日の天気予報は寒冷前線の影響で荒れ模様の様子。そのためか登山者は少なく、駐車場もガラガラで先客は5台ほど。
雨(雪?)が降らないことを祈りながら駐車場を8時40分にスタート。千曲川を左手に眺めながら遊歩道をゆっくり歩きはじめて10分ほどで十文字峠方面との分岐に到着。今回は千曲川の水源を目指し、右手の千曲川源流コースを選択。遊歩道はよく整備されており道幅も広く歩きやすい。
さらに30分ほど歩くと慰霊碑に到着。ここは昭和12年の山津波災害で9名の山林従事者の方が犠牲になったところとのこと。
苔むした原生林の中を歩いていくと、今夜の宿である甲武信小屋のオーナー「徳さん」に遭遇。挨拶を交わして先に進む。ナメ滝に到着するころには心配していた雪が降り始め、ここでザックカバーを装着。
この先からは、先日降った雪が残り、いきなり冬山へと様相は一変。水源の1kmほど手前で雨具とアイゼンを装着。ここでアイゼン装着に手間取る副隊長に「裏表逆だよ!」と隊長から一言。(「副隊長頼むよ!」とみんな心の中でつぶやいたと思う。)
風も強まり、時折、上空に飛行機が通過しているかのような轟音の中、千曲川(信濃川)水源地に到着した。ここが日本一長い川(367km)の水源かと思うと感慨深い。昼食はカップラーメンの予定だったが、風や雪を遮る場所が無く、行動食で飢えを凌ぎ先に進む。
ここまでは緩やかな登りだったが、ここから稜線に出るまでは一気に登りがきつくなる。国師ヶ岳との分岐となる稜線に出ると、荒れ狂った強風に襲われる。(天気予報は正しかった。)隊長の指示でストックを使い、飛ばされないよう体のバランスを取りながら山頂を目指す。ようやく13時50分に甲武信ヶ岳山頂に到着。当然周りは真っ白で何も見えない。登頂の喜びもそこそこに握手を交わして早々に小屋を目指して下山開始。14時10分に甲武信小屋に到着。
小屋で受付を済ませるとまず缶ビールで乾杯。そして、日本酒、ボジョレーヌーボー、焼酎と早速酒盛りが始まると、外は雪から冷たい雨に変わっていた。小屋では今夜、オーナー「徳さん」のバースデーパーティー&甲武信楽団のライブが開催されるとのことで、常連さんたちで小屋は盛況だった。
夕食は名物のカレーライス、そして今日は特別におでん食べ放題、焼酎など酒も無料で振舞われた。夕食後はライブ演奏あり、常連さんのひげダンスありで大いに盛り上がっていた。(この模様はYouTubeで公開されるとのこと。)
2日目は、一転して快晴。だが、昨夜の雨で路面は完全に凍結。アイゼンを装着し、7時30分に小屋を出発。下山は十文字峠を経由するコースを予定していたが、1日目と同じ千曲川源流コースを戻ることにした。甲武信ヶ岳山頂からの景色はまさに絶景で、富士山はもちろん南アルプス、八ヶ岳がきれいに見渡せた。ビューポイントで写真を撮りながらのんびり下山開始。木漏れ日の中、千曲川源流を歩くのは本当に気持ちよい。ナメ滝手前でアイゼンをはずし、11:30分に毛木平駐車場に到着。
同じコースでも1日目と2日目でまったく違う山の姿を見せ付けられた貴重な山行となった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
お疲れの中アップお疲れ様。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する