北横岳：意外にハードな北八ヶ岳（麦草峠〜北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅）

2020年08月04日(火) [日帰り]

• GPS: 03:47
• 距離: 8.6km
• 登り: 638m
• 下り: 523m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:24
• 休憩: 0:17
• 合計: 3:41

距離 8.6km 登り 638m 下り 534m

10:46 麦草峠
10:49 10:50 茶水の池
10:57 10:58 大石峠
11:08 中小場
11:37 茶臼山
11:51 縞枯茶臼鞍部
12:04 12:07 縞枯山 展望台
12:18 12:22 縞枯山
12:39 雨池峠
12:43 縞枯山荘
12:53 12:54 坪庭
13:21 13:22 三ツ岳分岐
13:27 北横岳ヒュッテ
13:40 13:41 北横岳（南峰）
13:43 13:47 北横岳
13:49 13:50 北横岳（南峰）
13:57 北横岳ヒュッテ
14:00 三ツ岳分岐
14:17 坪庭
14:27 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特になし。

その他周辺情報

・米沢温泉塩壺の湯
https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/chiikifukushi/1361.html

写真

8/4 10:45

本日はここ、麦草峠からスタート。
南下して天狗岳を狙ってもよかったのですが、帰りの交通手段がないため、今回は北上して北横岳を目指します。

8/4 10:45

振り返ると麦草ヒュッテ。
水場は（おそらく）無し、トイレは少し戻った駐車場にあります。水洗・洋式・給水不可（飲料不適）。

8/4 10:47

道路を横断してすぐに茶水の森。

8/4 10:48

ここの分岐から、まずは茶臼山へ。

8/4 10:48

しばらく平坦な道が続きます。

8/4 10:50

すぐに木道の登山道へ。
濡れているためか、意外と滑ります。

8/4 10:57

8/4 10:59

徐々に露岩混じりの登山道となります。
久しぶりの本格的な登山道でテンションが上ってしまい、無駄に岩の上に足を置きながら登っていました。

8/4 11:08

まずは、茶臼山手前のピーク、中小場に登頂。
どっしりとした茶臼山の全貌がよく見えます。

8/4 11:11

しばらく鞍部の平坦区間を歩くと…

8/4 11:18

浮石混じりの登山道となります。

8/4 11:21

中小場への登りとは打って変わって、浮石が多くなります。
おそらく、このルートで最も急な登りです。

8/4 11:27

いわゆる「縞枯れ」の木々も増えてきます。

8/4 11:33

展望台に寄り道していきます。

8/4 11:35

北八ヶ岳方面。中央にひょっこり見えているのは蓼科山でしょうか？

8/4 11:35

北アルプスは霞んでいます。

8/4 11:36

距離的には南アルプスかな？
前回登った入笠山かも。

8/4 11:36

この時期は、南八ヶ岳方面も、霞んでいます。
それでも、比較的近い天狗岳の双耳峰はクッキリ。

8/4 11:37

もうちょっと登ったところから、縞枯山の縞枯れと北横岳、そして蓼科山の山頂部分。

8/4 11:38

一応、道標も。

8/4 11:45

さて、茶臼山からの降りですが、意外と倒木が多く、面倒なルートでした。

8/4 11:51

縞枯れの中を通過中…

8/4 11:52

そして、いったん鞍部まで降りてから…

8/4 11:52

再度登りへ。
意外と急登です。

8/4 12:02

ここもまた、展望台（右奥）に寄り道。

8/4 12:05

下が見切れていますが、展望台の道標です。

8/4 12:05

先程登頂した茶臼山（手前）と天狗岳の双耳峰（中央やや左）です。

8/4 12:06

方向的には霧ヶ峰？

8/4 12:07

北横岳がひょっこり。

8/4 12:15

8/4 12:19

で、縞枯山に登頂。
山頂は樹林帯の中です。

8/4 12:22

ここからの降りが、若干ガレていて嫌らしい感じでした。

8/4 12:38

そして雨池峠に到着。
12：00までに到着できれば三ツ岳を狙いたかったのですが、今回は温泉と蕎麦のために断念。

8/4 12:40

ここからは、しばらく観光客向けの木道が続きます。

8/4 12:43

縞枯山荘（営業中）と…

8/4 12:43

雨池山。
ここのピークがなければ、三ツ岳に登ってもよかったのですが…

8/4 12:48

ここから、坪庭を経て北横岳に向かいます。

8/4 12:52

三ツ岳。
あの岩峰は登ってみたくなります。

8/4 12:53

坪庭とこれから登る稜線。

8/4 12:54

ついさっき降りてきた縞枯山。

8/4 12:55

ここから北横岳まで60分とのこと。
このペースだと、ロープウェイ使って、ギリギリバスに間に合うかどうか…

8/4 13:00

この稜線を越えた先に北横岳があります。
見た目はエゲツない感じですが、実際は直登せずに、巻きながら登るため、それほど傾斜はキツくないです。

8/4 13:16

で、稜線に乗り上げたところで、ようやく北横岳の全容が見えてきます。

8/4 13:21

8/4 13:21

こんな看板を見ると、せめてピストンでも…と思いましたが、帰りのバスも少ないので、断腸の思いでスルー。

8/4 13:26

で、北横岳ヒュッテ（営業中）。

8/4 13:30

緩やかな整備された登山道を登り…

8/4 13:36

階段を登りきった先は…

8/4 13:39

北横岳南峰です。

8/4 13:40

そこそこ雲が取れて、南八ヶ岳の全容が浮き上がってきました。

8/4 13:40

北には蓼科山がどっしり。

8/4 13:41

そして森林限界をギリギリ越えたハイマツ帯の稜線を歩くと…

8/4 13:44

すぐに北横岳北峰です。

8/4 13:45

ここからは、さらに蓼科山がクッキリ。

8/4 14:17

で、ロープウェイ駅の分岐まで駆け下りてきました。

8/4 14:24

そしてロープウェイ駅。本日の登山はこれにて終了。
次のロープウェイは14：40。そして、バスは14：55。なんとか間に合いました。

8/4 14:38

ロープウェイの中から。
やっぱり北八ヶ岳は冬のほうが景色が良さげ。

8/4 17:08

本日お世話になった塩壺の湯です。

撮影機器：

iPod touch Apple

感想

r_osanai

夏の18きっぷ2回め。

なんとなく「八ヶ岳に登りたい」と思ってはみたものの、平日は美濃戸口へのバスがないため、今回は麦草峠から北八ヶ岳の北横岳を狙います。

計画の段階では、累積標高差の数字を見る限りお手軽なコースだと思っていましたが、意外な急登の連続で、登りごたえがありました。

【コース状況】
■麦草峠〜縞枯山
・麦草峠では、若干茅野側に戻った駐車場に公衆トイレ（水洗・洋式・給水不可）があります。
・水場はありませんので、事前に給水してきましょう。
・麦草峠から茶臼山までは、しばらく木道の平坦な登山道、次いで中小場を経て、露岩混じりの急登を登ることになります。おそらく、このコースの中では、もっとも傾斜がキツい登りです。
・茶臼山の頂上は樹林帯の中ですが、展望台では、西、南、北に展望が開けています。
・いったん、鞍部まで降ってから、今度は縞枯山への登りです。
・茶臼山への登りほど急傾斜ではないですが、その代わり、浮石が多くなります。
・縞枯山の頂上も樹林帯の中ですが、展望台では、東、南、北に展望が開けています。

■縞枯山〜北横岳
・縞枯山の降りでも浮き石が多く、意外と難儀しました。
・降りきると雨山峠です。
・当初の予定では三ツ岳の岩場を登ってみたかったのですが、帰りのバス・電車の都合で、今回はスルーします。
・雨山峠からしばらく木道を経てから、北横岳へ続く稜線への登りが始まります。
・見た目は傾斜がキツいように見えますが、実際は山腹に付けられて巻道をジグザグに登るため、傾斜は緩いです。
・いったん稜線に乗り上げてから、北横岳ヒュッテを経て、北横岳南峰に到着します。
・北に続くハイマツに囲まれた稜線をたどると、すぐに北横岳北峰です。

■北横岳山頂〜ロープウェイ駅
・北横岳は、南峰・北峰とも、視界が開けています。
・近場の南八ヶ岳や蓼科山がよく見えました。
・ただ、今の時期は、雲がかかっていたり霞んでいたりして、あまり遠くの山域までは見渡せません。
・帰りのバスの時間が押しているため、撮影も早々に切り上げて、ロープウェイ駅まで駆け下ります。
・当初は、ロープウェイの山麓の駅まで歩いて降りる予定でしたが、バスの時間がギリギリだったため、ロープウェイで降りました。

【まとめ】
・累積標高差は600m未満でしたが、主に3つのピークを踏むことと、意外に急登の箇所が多いため、数字以上にキツい印象を受けました。
・技術的に難しい箇所はありませんが、露岩や浮石がそこそこ多いため、歩き慣れていないと、スピードは出ないでしょう。
・三ツ岳の岩場がそこそこ難しいらしく、ぜひ登ってみたかったのですが、今回は時間の関係でスルー。
・展望台や北横岳山頂は展望が開けているのですが、いかんせん時期が悪く、あまり見通しはよくないです。
・景観を重視するのであれば、積雪期に登るべきでしょう。

【おまけ】
・帰りは、バスを途中下車（塩沢口BS）して、塩壺の湯へ。
・塩壺の湯は、色が赤茶色の鉄分豊富な泉質でした。
・35℃前後のぬる湯が気持ちよく、つい長湯をしてしまいました。
・終バスまでそこそこ時間があったのですが、バス停近くにあった「たてしな自由農園」で買い物をしていたため、意外と時間が経っていました。
・なお、狙っていたそば屋は臨時休業でした…
・ちなみに、茅野駅から松本方面に一駅の上諏訪駅でも、駅から徒歩圏に日帰り温泉があります。