男山ダイレクトと小川山
- GPS
- 07:40
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,008m
- 下り
- 992m
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
男山ダイレクトへの初めの分岐が判りづらい |
写真
装備
個人装備 |
幕営道具
ハーネス
ガチャ少々
クイックドロー*6
ヘルメット
チョーク
アプローチシューズ
サンダル
虫よけ
蚊取り線香
シューズ
捨て縄
水袋
温泉セット
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共同装備 |
【YS】椅子
テーブル
カム
50シングル
50ダブル
クーラーボックス
【MA】50ダブル
|
感想
20200801 男山ダイレクトへ
パートナから簡単なバリエーションに行きたいということで、この時期の小川山は気持ちがいいので、翌日の小川山でのフリーと絡めていくつか案を出したところ、男山がはまった。
ガイド佐藤勇介さんが、最近整備をしてくださったルート。男山ダイレクトである。
3P人によっては4Pのルートであるが、とりあえず行って調整することとして計画を立ててみた。
なかなか梅雨が明けず直前まで決行の判断に迷うが、何とか晴れが期待できそうな天候となった!
日が昇ると青空が覗くなかなかの良い天気。しかも風向きは北より!良い感じである。
信濃川上駅近くの地図上に山中に入っている道があったのでここが林道だと思い行ってみるとばっちり登山口であった!
登山口周辺には駐車スペースはなく、目の前には、官舎のようなものがあったので少し離れたところに駐車をして準備もそこそこに
入山。記録によると取付きまでは2時間程のアプローチになる。
つづら折りの登山道を登り、コルに到着しそこから少し下った後に登り返す。
途中二俣で左にはいると少しすると沢が出てくる…だが、二俣がなく登山道を永遠と進む。
沢からどんどん離れていく感じしかしなかったのでこれは間違えた道だとGPSを取り出して確認すると先行者の記録と合わせると
下山道をひたすら登っていた(笑)。 100mほど高度を下げて道路を慎重に見回すとありました!分岐。
初見でこれは難しい〜💦 薄いふみ跡を分け入ると記録通り沢に。
徒渉を行い左手の尾根を適当に登る。しばらくするとワイヤーが見えてくる。これか!とばかりに尾根上をワイヤー沿いに上がっていく。
すると平坦地へ到着。ここまでくれば取付きまではそう遠くなく一本立てる。
平坦地を左手にトラバースするとまた次の尾根が見えてくる。 尾根を登るとようやく大きな岩壁が見えてくる。
大岩である。記録では右から巻くと書いてあるものあるが右手側は滝があって巻けそうなところはなく左側から回る。
と見覚えのある景色が… やったー!着いた!!! ようやく取付きに到着!。もう山頂に着いたかのような嬉しさである。
本番はここからではあるがwww。
と準備を始める。事前の打ち合わせでは、1,3ピッチは私が、2ピッチはパートナがという打ち合わせだったが、1ピッチ目を見てパートナが自分がリードしたいと言い出してきた。
珍しいことなので快諾をして1ピッチ目を担当してもらうことに。3ピッチ目は無理なので、2,3は私となる…
1ピッチ目
パートナ記載
ビレイをしている間は日陰で、汗冷えで寒さを感じるほどであった。
2ピッチ目(三級)5.6程度
1ピッチ目は途中土やブッシュを利用しての登攀になったが、ここからは完全に岩となる。
上記記録の通り、4ピッチに切るパーティもいるので少し上がったところで一旦テラスっぽいところに出て再度登る感じ。
下部のピッチはハーケンは右側に1箇所。ただ途中、ブッシュがあるので、支点はそこで工作をする。
テラスの松の枝は右側にあるが、次のルートは左側の為、テラスでの支点工作に工夫が必要。
継続の後半も下部同様に松の木などのブッシュから支点をとって終わる。10m程歩いて3ピッチ目の取付きに移動する。
3ピッチ目(四級+)
本ピッチの中で一番難しいといわれるピッチである。
確かに少し立っている。グレード的には、5.7+程度か。
記録では、40mのピッチになっているが、15mも伸ばさない場所で、傾斜が緩む。その先には岩場はない感じ。
パートナに少し仕事をしてもらおうとそこでピッチを切り、パートナを引き上げ残りの20m程度を先行してもらった。
ブッシュを乗越した先に広場があり、そこで終了となる。
広場でロープをたたみ、ピークを目指す。二級程度のナイフリッヂを登りきると山頂の標柱が見えてくる。
ピークには誰もいない。
2ピッチ目の終わりあたりから陽射しが本格的になり暑い💦
ピークに立つと隣の天狗山が見えた。瑞牆の山並みなども見えた。本来であれば八ヶ岳がドーンと眼前に見えるのだが、
八ヶ岳はガスの中であった。。。
しばし休憩をとっていると下から人の声が。しばらくすると5,6名のパーティが一般道を上がってきた。
それと同時に我々は下山をした。
下山後は、ナナーズで晩御飯を調達し、小川山へ向かう。
小川山の手前の分岐では駐車場は一杯との看板が。 ダメもとで施設内に入ると、至る所に車と人が居た。
八幡沢へ行き、トムといっしょ(10a)を狙うが沢山の人が居たため、ブラックアンドホワイト(10b)を触ってみるが、
TOするのに精一杯であった。TRで下部のムーヴを確認してこの日は終了とした。
最初の分岐が分かり難く、行ったり来たりで凄く迷いました。
クライミングルートは一般的に簡単と言われているルートのため、どちらかといえばアプローチが核心のルートかもしれません。
久しぶりのマルチピッチルートで多少手間取り、外岩クライミング感覚も薄れており、爽快という感想で締めくくるには、まだまだ練習が必要な気がしました(私は自信が無かったため、合計4ピッチうち、1ピッチ目と4ピッチ目のみリード。
1ピッチ目→右側から進むと、3-4m位の高さの場所に残置ハーケンが1本あります。ここにかけられれば一安心。後は適当に木々にプロテクションを取り進みますが、ロープが重くなるので取り方に注意。
2ピッチ目→真ん中のカンテ風の場所を進みます。右下から流れてきている一枚の岩の上部に残置ハーケンか2個。その上の段に上がったら、木々にプロテクションを取りながら、左方向の段々ルートへ。そこを上がると終了点。
3ピッチ目→壁は垂直ですが、残置ハーケン+しっかり持てる岩は安心感がありました。上部は落石注意。上に上がると簡単な稜線なので、上がったら一回切った方が安心です。
4ピッチ目?→本来でしたら、3ピッチ目から繋いで行く場所かもしれません。ロープが無くても大丈夫な、ただの登山道。
5ピッチ目?→少しキレてる岩稜ですが、しっかりとした段差で、ジャンダルムの馬の背のような場所。3点で登れば絶対に落ちる事はない位の場所です。
クライミング初心者&下手な私の感想になりますが、1ピッチ目はロープが重く後ろに引かれるので注意、2ピッチ目はムーブが必要なルート、3ピッチ目はしっかりした手足がありますのが垂直でパワーを使うルート、感覚としては2ピッチ目の方がムーブが必要で難しい気がしました。
ずっと一緒にクライミングをやってきたsatooは、いつの間にか強くなって成長しており、ブランクのある私は弱々な素人に。もう同じステージとは言えないレベルで、でも私が自信のない場所では頼りになり、とても有難く思いました。
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