唐松尾山【初冬の多摩川源流・中島川橋口周回】
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- GPS
- 07:26
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,127m
- 下り
- 1,120m
コースタイム
-------- 登山口 06:19
07:30 黒槐分岐 07:31 1:11 1:20
08:03 水干尾根 08:04 0:32 0:35
<大休止 / 食事 0:26>
10:01 唐松尾山 10:03 1:31 1:40
10:27 分岐 10:27
10:42 西御殿岩 11:02
11:15 分岐 11:15
11:33 山ノ神土 11:34 0:42 0:50
11:42 牛王院平 11:42
<大休止 / コーヒータイム 0:30>
13:23 三ノ瀬口 13:23 1:29 1:30
13:44 登山口 --------- 0:21 0:25
※コースタイムは昭文社・山と高原地図2010より
天候 | ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM5:50 中島川橋登山口着 ◆登山口駐車場 ・駐車場は特になし。 道幅がやや広い場所に路上駐車。 登山口付近に約3台のスペース。 少し手前の中島川橋手前に約2台のスペース。 ※七ツ石尾根下の登山口には駐車場はなし。 もし停めるのであれば、民間の有料駐車場(500円/日) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 全般的に良く整備されているので歩きやすい。 ただし、牛王院平の分岐は分かりにくいかも。 また、七ツ石尾根の登りでは、標識がなく迷うこともありそう。 特に牛王院下の将監小屋方面との分岐は道標がない。ここは 林道が右に逸れて行くが、笹道を直進すると七ツ石尾根となる。 また、二ヶ所ほど林業用と思われる道が交わるがいずれも直進すべし。 ◆登山ポスト 見当たらず ◆温泉、飲食 都内方面へ向かうと、「道の駅たばやま」。 道の駅に車を停め、階段を川へ下り、吊り橋を渡ると「のめこい湯」 大人 600円/3時間 (ロッカーで100円必要・使用後返却される) 施設内に食堂あり。 天ざるそば(950円)、美味し! 他にも、道の駅では鹿肉カレーなども販売してる。 |
写真
感想
三連休
計画では、出張先からそのまま恵那山に登り、
体調と天候次第では木曽駒もと思っていたけど…
初日の天気予報は悪天候
仕方なく出張先の浜松からは素直に帰宅
関東の天気は金曜土曜とあまりパッとせず、
漸く日曜が晴れそうな予報となった。
月曜からの事を考えると、そう遠くも行けない。
だけど、4〜5時間は歩きたい。
昨年末に歩いた笠取山の隣り、奥多摩の最高峰、唐松尾山に決定。
朝4時、真っ暗な中、自宅を出発。
青梅を抜け、奥多摩湖に向かうワインディングロードを快調に走る。
奥多摩湖を過ぎれば山梨県に突入。
国道をそれ、登山口を目指す。
予定していた登山口は車が入れなかった。
地図を見直し、少し先の中島川橋の登山口前に車を停めた。
外に出ると、ヒンヤリと冷たい空気が頬を刺す。
夜明け前だが、すっかり明るみ始めている。
6時20分、目の前の登山口を歩き始める。
長袖の登山用シャツに、フリースを着ただけでは
一日の中で最も寒い時間帯には無理があったかな?
それでも十分もすると背中にしっとりと汗の感覚を感じ始めた。
緩やかな唐松林の向こうには
朝日を浴びてオレンジに染まる常緑樹の林が見える。
まるで遊歩道のような緩斜面は、
唐松林から落葉樹の林になり、ダテカンバの林へと変化していく。
そしてまたいつの間にか、唐松林へと変わる。
唐松林は、唐松の落ち葉で地面は赤茶色になり、
フワフワと踏み心地がいい。
落葉樹林は、落ち葉が厚く積もり歩く度にガサガサと騒がしい。
子供の頃にやったように、わざと音をたてながらだから、よけいにうるさい。
ミズナラの落ち葉は乾燥し、クルクルッと反り返っている。
表面は真っ白に霜が降りている。
背丈が2メートルほどもあるスズタケが
唐松の間を埋めるように密集している。
木々の隙間に落ちるオレンジ色の朝日は
笹の葉の霜を露へと変えていく。
スズタケの背丈が突然、膝下ほどの高さに変わる。
靴が触れる度にパリパリとプレパラートが割れるような音をたてる。
歩き始めて一時間半。
分岐に出た。
これを左に向かう。
暫く歩くと、見覚えのある道標。
昨年末に来た時にも通過した場所だ。
この道標を右に折れて山頂方向へ歩を進める。
やっと登山らしい登りになったと思った途端、
巻いていくような緩斜面になる。
時計は9時。
お腹が減ってきた…
車の中でサンドイッチ食べたのに…
四時間経ってるから、体は昼飯なんだな。
風の弱い、日向を見つけて腰を下ろす。
目の前には真っ白に輝く富士山が秀麗な裾を広げている。
カップラーメンで食事を済まし、再び歩き始める。
木々の間から唐松尾山の山頂らしきものが見えてきた。
そこからは斜度が増した。
岩場を乗り越え、少し下り、また登り返す。
山頂は木々に囲まれた場所にあった。展望は良くない。
写真を撮り、すぐに下り始めた。
下りは登りと同じじゃつまらないから、将監峠方向に向かう。
将監峠手前に、本来登ろうと思っていた道がある。
地図を見ると、西御殿岩なる場所があって展望が良いみたいだ。
西御殿岩まで15分の看板に従って進む。
スズタケの細い幹だけが斜面に残っていて、足をとられる。
岩場を登りきると、絶景が広がっていた。
富士山、南アルプス、
北に目を向けると浅間山、谷川連峰も白く輝いている。
すぐ隣には飛竜山、雲取山、大菩薩嶺。
雲も無く、冷たい風がたまに吹いて来る。
汗を吸ったフリースを着干しして、再び下山開始。
将監峠手前の分岐で予定通りのコースへと下る。
途中、切り株に腰を下ろしコーヒーブレイク。
枯れ葉の溜まった道を下って行くと、林道に出る。
沢を渡り、間もなく人家が現れた。
ここから、車を停めている場所までアスファルトを歩く。
車だとものの五分なのに、30分もかかる。おまけに結構な登り坂。
フリースを脱ぎ、シャツ一枚でも汗が流れる。
二時半過ぎ、車に到着。
帰りは、道の駅たばやまにある、
のめこいの湯で冷えた体を温めて、
お約束の天ざるそばを食べて帰路についた。
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