天狗岳・横岳~オーレン小屋を起点に八ヶ岳周遊
- GPS
- 11:52
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 2,604m
- 下り
- 2,356m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:45
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 6:45
天候 | 8/8 曇りのち晴れ 8/9 ガス&稜線は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今年は、コロナに雨が多かったことなどで例年に比べて全然山へ行けずに8月に入ってしまった。先週で担当していた仕事も一区切り。梅雨明けしてやっと夏山に行けるでも大阪帰りで誰かを誘うわけにもいかず…でもやはり夏山に行きたい!という訳で、ソロ山行をなんとか計画となった。
先週、家からラウンド竜爪して、ひどく疲れたので、優しいけど良さそうなところという観点で選んだのが八ヶ岳。真ん中のオーレン小屋を起点に南北両方楽しむ計画とした。今まで歩いていないところも含めて、思うままに1人なりに楽しく歩こうプラン。
登山口は桜平。上・中・下と3箇所に駐車場があるが、舗装路でなくなって、1人なのでパンクを心配して弱気になり、1番下に駐車となる。歩く距離が増え、登山口まで、それなりの登りで朝から大変な思い。でも、登山口から少しがんばれば、まもなくオーレン小屋に到着。8:30ごろかな。すぐに受付を済ませてテント場に行くと、ちょうど撤収した人がいてすのこスペースをゲットできた。すみやかにテントを張って、余計な荷物を出して、再び出発する。
思いの外、天気は良くない。ガスって景色も見えない中、予定のルートを歩く。景色は残念なものの、ここ数日暑い中にいたのでひんやりした空気はうれしい。箕冠山から根石岳方面に出ると強風となる。確か前回、冬に来た時もそうだったような。風の通り道なのかな。身を屈めて根石岳に向かっていると、コマクサちゃん発見!数は少ないし、もう枯れているのもあったけど、まだ咲いてるのが見られてうれしくなる。そして、天狗岳に向かうと、いぶきじゃこうそうが見頃。トウヤクリンドウも。強風に耐えて東天狗にたどり着くもほとんど景色がみえない。天狗の奥庭経由で黒百合平へ。天狗の奥庭とはうまく言ったもので確かに岩がゴロゴロした地形が続き、岩をぴょんぴょんしながら進む。ここは初めてかなぁ。ここもガスで方向判断がしにくい。黒百合ヒュッテが見えた下りきらないところに休憩スポットを見つけてお昼休憩する。黒百合ヒュッテ前はお昼休憩で賑わっている。
中山峠経由で東天狗へ戻るとガスが晴れて西天狗が見えた。喜んで向かう、初めにきたとき景色が全く見えなかったので、余計にうれしい。やはり、こういう山の姿を見たかったんだ。やはり好きだぁ八ヶ岳〜と。西天狗から再び東天狗、根石岳へと戻って、たまに振り返って山の景色を味わう。根石岳ではシャッターを押したお姉さんが、せっかく景色見えたからと写真を撮ってくれた。箕冠山からオーレン小屋へは樹林帯のルートでのんびり下る。ソロ山行好きでないけど、ひとり気ままな時間を楽しめているのかな?
テントに帰ってからは、ひたすらのんびりタイムを満喫。朝早くて寝不足だったので、お昼寝したり、持っていった本を読んだり・・・自由だー!!
翌朝、明け方、上空は風がゴウゴウ。周りのテントは出発の支度をしている人の気配もなく、ん?みんな出かけないの??となる。でも、マイプランは明るくなったら出発。せっかく来ているのだから、歩かなきゃと、いつものように支度して、出発。
とりあえず、今日は峰の松目を目指す。未登頂なので。
朝、霧に包まれた森は幻想的で、緑がよりみずみずしく見える。途中1か所急登があったけど、あとはサクサク歩いてまもなく到着。木々に囲まれたひっそりしたピーク。八ヶ岳ではマイナーピークで来る人も少ないのかもしれないけど、初登頂、うれしい。
さて、続いては赤岩の頭経由で硫黄岳へ。赤岩の頭手前で稜線に出ると、はいまつの間を通るところで、見事にびしょびしょになる。合羽ズボンはいておくべきだった?そして、そこから、風に吹かれる。景色は真っ白。硫黄岳ではいよいよ、よろっとなるほど強風になり、しばらくは予定通り歩きたいと進んだけれど、次第に気持ちも萎えてしまう。強風に耐えつつ、濡れて冷えてきたのと、ガスって真っ白なのとで、弱気になった。梯子やくさりが始まって集中力がいるゾーンに入って、横岳まではがんばったものの、このまま赤岳まで進む元気がなくなり、断念。引き返すことにする。
テントを撤収して下山し、12時ごろ、下界までくると、なんと山から雲がとれている!しばらく、天候回復を待てば良かったのかなぁ。でもとても稜線にはいられなかったし、参ってしまった自分でした。
今回は、がんばってピークハントというより、山の時間を楽しみにいったところが大きかったので良しということで。
やはり、八ヶ岳、いいところ。おいしい空気、森の香り、さわやかな沢水、ダイナミックな山容・・・味わえました。ありがとうございました。
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