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Yamareco

記録ID: 2502120
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ハイキング
東北

大尽山

2020年08月13日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
16:00
距離
15.9km
登り
704m
下り
692m

コースタイム

日帰り
山行
4:25
休憩
0:48
合計
5:13
6:15
28
自然歩道入口
6:43
0:00
19
林道出合い
7:02
7:08
49
大尽山登山口
7:57
0:00
8
最後の水場
8:05
8:10
9
標高500m付近
8:19
8:30
30
一体地蔵
9:00
9:10
23
9:33
0:00
10
一体地蔵
9:43
9:53
41
最後の水場
10:34
10:40
20
大尽山登山口
11:00
0:00
28
林道出会い
11:28
自然歩道入口
 何年か前から計画していた恐山にある大尽山に、漸く登ることが出来た。先ずは三途の川に架かる太鼓橋から、宇曽利湖越しに大尽山を望む。宇曽利湖は幾つもの頂に囲まれた湖だが、三角錐の大尽山は形が良く、人期は目立つ。太鼓橋手前にある自然歩道入口から、大尽山を目指すことにした。
 自然歩道は、宇曽利湖畔沿いに湖の湖畔を半周する。整備されてから随分時間が経ち、利用者が目論見ほどに居なかったからか、沢の幅が狭く歩くのには問題ないが、所々の沢に架かる木橋は半分位が崩れている。途中で左手から林道が合流し、なおも歩き進めると、自然歩道入口から約50分の道のりで大尽山へ向かう登山道入口に到着。ここで一本立てた。
 登山道に入ると、道は桧葉林の中を緩やかに登ってゆく。木陰が続き涼しい登山道は歩き易く、快調に歩んで行ける。「これでもか」という位に赤テープが付けられているので、迷う事は無いだろう。林相がブナ林に変わり始めると、道の傾斜が増した。林道と別れてから稜線にある一体地蔵分岐まで、「文県別登山ガイド」のコースタイムでは55分になっていた。分岐まで一気に登ろうと歩みを進めたが、なかなか分岐に着かない。水場となる沢を越え、道脇が笹になった処で小休止して水分を補給する。此処から一体地蔵までは15分程で着いたが、正解は沢筋で休む時間を取る事だろう。帰宅後、「新版・東北100名山」のコースタイムを調べたら、林道分岐から一体地蔵までのコースタイムは1時間20分になっていた。このコースタイムの方が、実感値に合っているように思った。
 一体地蔵の分岐を左折すると、いよいよ大尽山への最後の登りとなる。所々で急登が現れるが、思った程足場は悪くなかった。山頂手前の小鞍部まで登ると、辺りを霧が包み始めた。白い靄の中、ブナ林を歩くのも悪くないが、展望には妨げだ。今回のコースは登山口から展望の開ける場所が全然なく、山頂からノ360度の眺が唯一の展望となる筈だった。木々にイヌツゲが混じる様になり、上部が明るくなると、狭い大尽山の山頂に飛び出す。山頂の周りは樹林が無く、視界を遮るものは無いのだが、四方霧に囲まれ展望を得る事が出来なかったのが残念だ。宇曽利湖と賽の河原を、山頂から見てみたかったが、これも御縁。また何時か来なさいという事なのだろう。
 下山路は来た道を引き返す事になるのだが、途中で八ツとしたのが、登山道脇に現れた真っ黒な塊。一瞬「熊」かと思ったが、イヌツゲの木の株だった。この登山道は歩く人も少く、熊と遭遇してもおかしくはない。宇曽利湖沿いの林道まで降りた時には、少しホッとした。再び宇曽利湖畔を半周し、車を置いた自然歩道入口には11時半前に通着。静かな山旅を終えた。
天候 晴れ、山頂は霧
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
太鼓橋の手前にある自然歩道入口が登山口。登山口には広い駐車場がある。
コース状況/
危険箇所等
林道にある登山口から稜線部の一体地蔵迄、分県登山ガイドのコースタイムが55分になっているが、これはかなり難しい。新版東北百名山にある1時間20分の方が正しいと思われる。
登山口近くにある、三途の川に架かる太鼓橋。正面の三角錐の山が大尽山。
2020年08月13日 05:45撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
8/13 5:45
登山口近くにある、三途の川に架かる太鼓橋。正面の三角錐の山が大尽山。
登山口となっている自然歩道入口。広い駐車場があった。
2020年08月13日 06:01撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 6:01
登山口となっている自然歩道入口。広い駐車場があった。
自然歩道入口。
2020年08月13日 06:14撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 6:14
自然歩道入口。
宇曽利湖沿いの遊歩道を進む。
2020年08月13日 06:27撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
8/13 6:27
宇曽利湖沿いの遊歩道を進む。
左手から林道が合流してきた。
2020年08月13日 06:41撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 6:41
左手から林道が合流してきた。
今度は宇曽利湖沿いに林道を進む。
2020年08月13日 06:58撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 6:58
今度は宇曽利湖沿いに林道を進む。
大尽山の登山口の標識。
2020年08月13日 07:02撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 7:02
大尽山の登山口の標識。
林道を離れ登山道に入る。
2020年08月13日 07:08撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 7:08
林道を離れ登山道に入る。
ヒバ林の中を緩やかに登る。
2020年08月13日 07:12撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
8/13 7:12
ヒバ林の中を緩やかに登る。
最後の水場。登山口から一体地蔵までの間で一服するのによい場所だ。
2020年08月13日 07:57撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
8/13 7:57
最後の水場。登山口から一体地蔵までの間で一服するのによい場所だ。
両側が笹になると一体地蔵は近い。
2020年08月13日 08:12撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 8:12
両側が笹になると一体地蔵は近い。
一体地蔵のある稜線部に出る。
2020年08月13日 08:19撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 8:19
一体地蔵のある稜線部に出る。
分岐の標識。
2020年08月13日 08:20撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 8:20
分岐の標識。
標識から右手に少し進むと一体地蔵が祀られていた。
2020年08月13日 08:20撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
8/13 8:20
標識から右手に少し進むと一体地蔵が祀られていた。
大築山への道を進む。
2020年08月13日 08:30撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 8:30
大築山への道を進む。
一直線の登り道。。
2020年08月13日 08:47撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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一直線の登り道。。
ブナ林の中を登る。
2020年08月13日 08:51撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 8:51
ブナ林の中を登る。
山頂が近づくと、霧がかかり始めた。
2020年08月13日 08:54撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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山頂が近づくと、霧がかかり始めた。
木々が低くなり山頂が見えてきた。
2020年08月13日 08:59撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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木々が低くなり山頂が見えてきた。
大尽山の山頂。残念ながら山頂部のみ霧がかかり、宇曽利湖と恐山を望む展望は得られなかった。
2020年08月13日 09:11撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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8/13 9:11
大尽山の山頂。残念ながら山頂部のみ霧がかかり、宇曽利湖と恐山を望む展望は得られなかった。
山頂から下り始めると黒い物体が。「熊」かと一瞬思ったが、木の株だった。
2020年08月13日 09:26撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 9:26
山頂から下り始めると黒い物体が。「熊」かと一瞬思ったが、木の株だった。
また再び「熊」。と思ったら今度も木の株だった。
2020年08月13日 10:00撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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8/13 10:00
また再び「熊」。と思ったら今度も木の株だった。
漸く登山口まで降りた。
2020年08月13日 10:34撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 10:34
漸く登山口まで降りた。
自然歩道入口まで戻って来た。熊に出合わなくて良かった。
2020年08月13日 11:28撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
8/13 11:28
自然歩道入口まで戻って来た。熊に出合わなくて良かった。

感想

途中で誰とも会わないロンリーな山旅だった。登山道には、赤テープが随所に付いるので迷う事は無い。山頂から一体地蔵までの下山時に、黒い物体が目に入る。「熊」かと一瞬あわてたが、二度とも木の株だった。山の神に遭遇しなくて良かった。
 残念なのが天候。山頂部に霧がかかっていて、宇曽利湖と恐山を山頂から見る事が出来なかった。

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