白山 自然の厳しさを実感（テント泊）

2020年08月13日(木) ~ 2020年08月14日(金)

• GPS: 16:48
• 距離: 19.8km
• 登り: 1,682m
• 下り: 1,679m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:31
• 休憩: 0:18
• 合計: 4:49

距離 5.9km 登り 937m 下り 88m

5:50 スタート地点
5:50 別当出合
7:16 中飯場
8:17 8:23 別当覗
9:15 9:25 甚之助避難小屋
9:56 9:57 南竜分岐
10:12 10:13 南竜道・エコーライン分岐
10:30 南竜山荘
10:39 南竜ヶ馬場野営場

2日目

• 山行: 8:08
• 休憩: 2:26
• 合計: 10:34

距離 14.0km 登り 765m 下り 1,595m

4:40 南竜ヶ馬場野営場
6:06 アルプス展望台
6:40 6:41 平瀬道・展望歩道分岐
7:25 7:37 白山
8:02 8:04 翠ヶ池
8:13 お池めぐり分岐
8:17 8:18 山頂池めぐりコース分岐
8:57 9:02 白山室堂
9:14 9:15 平瀬道・展望歩道分岐
9:44 9:45 アルプス展望台
10:24 12:12 南竜ヶ馬場野営場
12:20 南竜山荘
12:33 12:34 南竜道・エコーライン分岐
12:51 12:52 南竜分岐
13:09 13:11 甚之助避難小屋
13:41 13:42 別当覗
14:18 14:28 中飯場
15:14 別当出合
15:14 ゴール地点

天候

13日雷＆豪雨　14日晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

別当出会（この日はマイカー規制なし）
別当出会の駐車場100台程度駐車可能

コース状況／危険箇所等

13日初日、雷豪雨により登山道は川となる

その他周辺情報

コロナ対策にて近場の日帰り温泉は休業

写真

8/13 5:39

別当出会バス乗り場です、本日はマイカー規制は無く直下の駐車場に車を駐車しています。
登山前に登山計画書をポストinそして、検温とマスクを確認した後、確認ステッカーをもらいます、ステッカーとマスクが無いと室堂に入れないそうです。
今日のザックはバルトロ85L、南竜野営場は店舗はお休みなので水4Lとビール！（500ml×3）飲み物だけで5.5Lと重量過ぎる。

8/13 5:39

前日に某山天気サイトを確認、装備等も確認済みです。
では、おしてまいる！

この後起こる出来事に自然の厳しさを味わう事になります。

8/13 5:46

某山天気によれば9：00付近に天気は回復となってます。
本日の予定は砂防新道〜南竜分岐〜南竜野営場〜展望歩道〜頂上となります。

8/13 5:47

巨大つり橋です、中々高く長いつり橋（まだ日本一なのかな？）

8/13 6:13

整備された登山道です

8/13 6:17

登り始め小雨とガスに包まれています

8/13 6:19

前日予報では曇りor晴れのはずだったんだけど

8/13 6:27

カッパ無しでも行けそうになってきます
中飯場に脱ぐかなぁと思います。

8/13 6:30

エゾアジサイ

8/13 6:31

ソバナ

8/13 7:02

中飯場です、雨も止んだので休憩がてらカッパを脱ぎます。
9：00付近で雨が上がる予報だから、回復基調だろうと考えカッパを脱いだのがこの後に響きます。

8/13 7:14

エゾアジサイ

8/13 7:14

ヒメオジョン

8/13 7:14

外来種防除用マットです

8/13 7:15

オタカラコウ

8/13 7:23

砂防の重要さがわかります
この後雨がいきなり強くなってきます。

8/13 8:48

いきなりの雷と豪雨にカッパを着用します。
雨の勢いが凄いため、カッパ着用までにずぶ濡れとなります。
引き返すか甚之助小屋まで行くか、どっちが安全かを考えます。
近いのは甚之助小屋なので、安全策を取りながら目指します。

8/13 8:50

近くで落雷が横に走るのを見る、危険な状態なので窪地から窪地に、雷が響く間隔を図って態勢を低くしながら移動。
高い木の下は避ける等考えうる事を実践していく。
登山道ももはや川である

8/13 9:21

甚之助小屋まで到達、助かったと安堵しました。
小屋の中では人がギッシリ、コロナ怖いけどやむなしです。
雷が落ち着くのを待って、南竜幕営地を目指します。

8/13 9:52

エコーラインとの分岐です。
ここで、下山される女性の方に情報を頂きました。
南竜幕営地までは行けるのと、その先の展望ルートなどは登山道が川で寸断されているとのこと。

8/13 9:55

もはや撮影も限界ですか

8/13 10:00

ヤマハハコ

8/13 10:16

凄まじく増水

8/13 10:26

いつもの受付はお休みなのは知ってますが、このままのルートは水没して靴の高さより漏水の危険があり、小屋の裏手の高台から幕営地へ移動します。

8/13 14:46

何とか幕営地にたどり着いて、テントを設営館完了です。
体中べとべとなので、食事を取りながらテント内を温めていきます。
わが体力を削りまくった、ビールを頂きます。

8/13 15:08

本日の予定を変更して、テント内で体を乾かしていきます。
疲れも出てきたので休息とします。
南竜幕営地管理の方が設営の時にみえて、もし危険な場合炊事小屋は安全なので使って下さいとのこと。
この後も夜にかけて、大雨と風がテントを打ち付けます。
テント内部でアウターとインナーテントが、張り付いた場所から霧状の雨が舞い込みます。
外に出て、アウターとインナーが張り付かないように、ペグと石を使って限界まで張ります。

8/13 15:08

雨が小降りの時に撮影、ガスも凄いです
明日の予定を考えます、このまま雨が酷ければ一日延長ステイ
ガスと少雨なら撤収、晴れなら登頂とします。
晴れの確立低いだろうなと思ってました。

8/13 19:57

テントですることは、仮眠と食事です。
食べる量を抑えて食事の回数を多めにして、テント内部と体を温めて凌ぎます。

8/13 20:11

そんな中、ドライフーズを色々と食べ比べしてみます。

8/13 20:23

ドライフーズ畑のカレーです

8/13 20:32

以外に野菜が入ってる

8/13 20:34

中々美味しいかったです。

8/14 5:16

朝方、雨もガスも全部引いています。
昨日のことは無かったような、正直驚きが凄かったです。

8/14 5:16

本当はもう少し早く山頂へ出発したかったのですが、ヘッデンの調子が悪く、登山道の状態も明るいほうが確認しながら進めるので敢えて遅くしてます。

8/14 5:16

展望道へ向かいます

8/14 5:24

展望同から室堂を目指します

8/14 5:46

お花畑ですね

8/14 5:46

イブキトラノオ

8/14 5:46

ミヤマキンポウゲ

8/14 5:48

8/14 5:50

スッキリとした、空間が広がっています

8/14 6:04

お日様がこんなにもありがたく感じられる

8/14 6:04

透明感が凄かった

8/14 6:04

タテヤマアザミ

8/14 6:04

シモツケソウ

8/14 6:05

ハクサンフウロ

8/14 6:05

カライトソウ

8/14 6:05

タカネマツムシソウ

8/14 6:06

ホタルブクロ

8/14 6:07

展望台到着

8/14 6:07

、恵那山〜北アまで見えます

8/14 6:08

雪渓が残ってます

8/14 6:30

イワギキョウ

8/14 6:30

ハイマツ帯を進みます

8/14 6:33

ヨツアシオガマ

8/14 6:42

綺麗なハイマツ帯

8/14 6:44

クルマユリ

8/14 6:48

室堂が見えてきました

8/14 6:54

御前峰に向かいます

8/14 7:04

ガスが上がってこないことを祈る

8/14 7:24

頂上到着です、ALLクリアな展望で来るのは初めてです。
昨日の状況から、まるで想像すら出来なかった。
耐え忍んだご褒美と感動を胸に刻みます。
360度画像に残します

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:24

8/14 7:26

8/14 7:26

感動ひとしきり、今回の山行は忘れられない思い出です

8/14 7:26

二人してテンションMAXです

8/14 7:29

ここからは、お池巡りで室堂目指します。

8/14 7:29

8/14 7:40

何回もアタックして散々ガスってた風景がクリアに

8/14 7:51

油ヶ池

8/14 7:53

8/14 7:54

紺屋ヶ池

8/14 7:58

色々な池が点在

8/14 7:58

8/14 7:59

翠ヶ池
色が一番綺麗な池です

8/14 8:02

8/14 8:10

8/14 8:11

血の池

8/14 8:13

千蛇ヶ池方面へ

8/14 8:13

8/14 8:15

8/14 8:15

雪渓が残っております

8/14 8:17

五色池

8/14 8:17

8/14 8:18

8/14 8:21

ゆっくり堪能しましょ

8/14 8:28

8/14 8:29

ミヤマダイモンジソウ

8/14 8:35

8/14 8:43

8/14 8:44

8/14 8:45

イワキキョウ

8/14 8:49

ミヤマコウゾリナ

8/14 8:59

室堂にてジュース購入、休憩を入れます
室堂に入るには、マスクと登山口でもらったステッカーがいります。
この後は展望ルートを進み、幕営地まで帰ります

8/14 9:25

イチゴ

8/14 9:39

ハクサントリカブト

8/14 9:45

ミヤマトウキ

8/14 10:22

ニッコウキスゲ

8/14 12:30

昨日大雨で増水してた沢はこの通り、何もなかったかのように

8/14 12:42

シモツケソウ開花前

8/14 12:43

8/14 12:44

アカショウマ

8/14 12:47

ハクサントリカブト開花前

8/14 12:48

ヤマハハコ

8/14 12:50

それにしても、シモツケソウが綺麗

8/14 12:51

エゾシオガマ

8/14 12:53

ヤマハハコつぼみ

8/14 12:56

ゴゼンタチバナ

8/14 13:46

8/14 14:07

あの豪雨の後、砂防見ると重要だと再確認できる

8/14 15:10

大冒険になりましたな、お疲れ様です。

撮影機器：

iPhone XS Apple

装備

MYアイテム

彩流

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ

感想

彩流

今回の山行は、自身の記憶に残る一つになったと思います。
山の天気予報と相談して万全を期したつもりであったのですが、結果として危険な状況下になった事は間違い無いと思います。
山の天気は変わりやすいとは言いますが、同じくして登られた他の登山者の方もこの天候は読めなかったと言われてました。
今回このような状況下において適切な判断は取れたと思っていますが、やはり冷静に判断できる状態をしっかりとつくれるよう心掛けたいものです。
自然を相手に危険は無いなんてことはない、ということを改めて実感させてもらいました。
今回は自然の厳しさと、素晴らしさ両方を体験できたとても貴重な山行となったと思います。
この先山行を続けて行くのに、大きな経験を得られたように思います。
自分の知識等の勉強をしっかりとしていきたいし、今回の携行装備でやはり改善すべき個所が出てきたのがあります。
改善すべきところはきっちりやりながら、さらなる山行を目指し息子共々成長していきたいと思います。

翌日に素晴らしい展望を望めたのも、とても印象深く忘れられない山行として残ると思います。

コメント

natugoro

初めまして
私も大阪から13日４時半頃に別当出合に到着して仮眠をとった後、雨が降ってきたので登山を迷っていました。(某山天気サイトではBBAAだったはず)
登っていく人もいましたが、しだいに激しい雷雨になったので断念しました。
引き返してくる人もいましたが、登っていった登山者は無事なのか、登山道はどうなっているのか気になっていました。

sairyuさんご無事で何よりです。
翌日が快晴で報われましたね。
私も麓の町で一泊して14日に登る手もありましたが、某山天気サイトでは14日は登山指数が良くなかったので大阪に帰りました。
私は登山中止の判断をしましたがsairyuさんの凄い体験は今後に役立つと思います。
お互いに気を付けて登山を楽しみましょう。

彩流

お気遣いありがとうございます
車中で登山ギリギリまで某サイトを確認してましたが、天気評価がB-Aへと回復へ向かうのであろうという考えが浅かったと思います。
正直なところnatugoroさんの登山中止が正しい判断だったと思います。
少なくとも危険な状況下になったことには違いないので、自然相手でどこまで判断をしていくか難しですが、自身の知識等を増やして安全な山行を楽しめるよう頑張ります。

hamahako

お疲れさまでした！
sairyuさん、初めまして。
南竜山荘のほんの手前ですれ違った者です。下山の女性は南竜山荘にヘルプで入っていたスタッフの方たちで、私はスタッフを見送った後、エコーラインで室堂へ登りました。
この雷雨の中、びしょ濡れで登ってこられたんですね。南竜山荘もケビンも宿泊は全キャンセルと聞いていたので、南竜山荘で休憩してさらに室堂へ登られるのだろうと思っておりました。まさかテント泊とは恐れ入りました。息子さんもよく頑張りましたね！
でも翌日は嘘のように良いお天気になって、豪雨の中を頑張ったご褒美です。すごい経験ですが、これを今後の安全登山に役立ててくださいね。

彩流

ありがとうございます
成程、情報を親切に教えていただいたのは南竜山荘さんのスタッフの方だったんですね。
雨の中で情報も乏しき状態で、親切に教えていただき大変助かりました。
テン場でも前日からステイされている方にも情報を頂き大変感謝しております、皆様の暖かい気持ちが身に染みております。
この経験を糧に、より安全に登山できるよう心掛ける所存です。