羊蹄山トレッキング(比羅夫in/真狩out)
- GPS
- 10:37
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,621m
- 下り
- 1,723m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 3:40
- 合計
- 10:41
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
ピストンを避け、縦走するため、バスの時間を予め調べ、下山後に真狩→倶知安(比羅夫)まではバス利用。時間によっては比羅夫ピストンも視野に入れてましたが、ちょうどよい時間のバスに間に合う算段がたち、予定通り真狩側に下山しました。 羊蹄山は、喜茂別コース以外、計3つのコースを利用しましたが、どこを使っても急登は避けられず、時間のかかる登山となります。道は整備され、迷いポイントはありませんが、とにかく等高線が詰まった急登続きで、中々ペースはあがりませんね。 9合目を過ぎた後のお鉢巡りは、風を避ける術がなく、私が登った時は身体ごと吹き飛ばされそうな爆風でした。急遽ツェルトにくるまって2時間ほど風が弱まるのを待ちました。強風には要注意です! |
写真
装備
MYアイテム |
happygo
重量:-kg
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感想
(夏の北海道Day12:8/12|11座目)
8/1に北海道入りして以来、毎日天気予報を見てましたが、一向に晴れマークがつかなかった羊蹄山。前半は好天が続いた道東を中心に山旅を進め、途中一度十勝へ登りましたが、羊蹄はいつも曇り予報のため、後に回し、ついてに訪れた晴れチャンス。結果的に8/1-15の北海道滞在中、羊蹄が長い時間晴れたのは、この日(8/13)ただ一日でした。
今回は予め周到に計画し、比羅夫(倶知安町)から登り、お鉢をほぼ1周して、真狩へ下り、そこからバスを利用して比羅夫へ戻る予定としました。バスは真狩発が「12:40or15:34」の2択なので、基本は12:40に乗る前提で朝5時に登山開始!
2年前、雨の中、京極口から登った時(★)は、暗くて何も見えず、写真撮る気も起きず、黙々と登ったため、3時間もかからずに登頂しましたが、今回はそこそこに景色もあり、写真も撮るので、とっても長く感じました。
★2年前の羊蹄山(京極口から)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1556617.html
蝦夷富士の名にふさわしく、どの登山口から登っても登り一辺倒で、1,500m近い標高差を登るので、とっても厳しい山ですが、登り甲斐ありますねー。今回は6合目まで約2時間、そこで初めて小休止し、その後も一気に登り詰め、3時間かからずに9合目の稜線に出ました。その後も順調に登って北山を越え、母釜、そして小釜を見下ろす所まではよかったんですが、なにせ風が強い。そして雲も出てきて、中々期待した絶景が見れそうもないため、山頂部で風がやみ、雲が掃けるまで停滞することを決断。停滞場所は、北山を過ぎてお鉢を少し進んだ京極口分岐点の少し手前の巨岩の前です。
場所的にツェルト設営は難しく、ツェルトに包まるだけ。でも、巨岩とツェルトに守られ、全然寒くはありません。たくさんのハイカーがMyツェルトの前を通り過ぎていく足音を聞きながら、うとうとしていたかもしれません。結果的に2時間近くツェルトの中にいて、外に出ると風は大分弱まり、上空も青空に変わっていて、停滞大成功です!こういう時間に余裕のある登山って、大切ですねー。
山頂は目と鼻の先。停滞場所から歩くこと15分で、ついに北海道遠征の眺望リベンジ対象のラスト1座となる羊蹄山を晴天時に登頂成功!今回の北海道遠征で目標としていた…望リベンジ対象4座(2年前に荒天時に強行登山した羅臼、斜里、十勝、羊蹄)の晴天時登頂、∋杏缶昌該覇餞悄Εムエクへの晴天時登頂の両方を達成した瞬間です。羅臼岳、羊蹄山では、山頂部でのツェルト停滞が結果的に奏効し、眺望を得ることができました!まさに登山の総合力が2年前より格段に向上したんだなー、と感じました。
予期せぬツェルト停滞により、元々予定していた真狩発12:40のバスには間に合いませんが、ペース的に今から下山すれば真狩発15:34には乗れると判断し、当初予定通り真狩側への下山を決断。真狩側が一番人気なんですかね、私が下りる時間に登ってくる人と多数すれ違いました。
羊蹄山は登りも急傾斜で大変だけど、下りも同様ですね。普段は人を追い抜くことはあっても、追い抜かれることは滅多にないんですが、今回の真狩ルート下山では多数のハイカーに追い抜かれます。ここまで連日の登山&長距離運転で相当疲労が蓄積しているんでしょうね、全然下りの馬力が出ません(涙)。
廃人のように黙々と下るんですが、洞爺湖越しの有珠山、太平洋越しの北海道駒ヶ岳、そして前日登った樽前山などが要所要所で見えるので、飽きずに下山することができました。このコースを下っている9割以上の人は、真狩登山口(羊蹄山自然公園)まで下りれば、そこに車があって「終了」となるんですが、今回の私は真狩登山口は単なる通過点。山頂で見立てた時にはバスの時刻まで30分程度の余裕を持って下山予定でしたが、結果的に10分程度のバッファしか残っていませんでした。下りは、いつものペースが全然出なかったですねー。でも、バスに間に合ってよかった!!!
バスを下車しても、そこから比羅夫登山口まで更に30分近く歩きます。いやー、大縦走の後始末って大変ですね(笑)。でも、もし逆ルート(真狩in/比羅夫out)だったら、比羅夫側にはトイレしかないので、自販機(コーラ)のある真狩outで本当によかった!
翌日は、羊蹄もニセコも曇り予報のため、この羊蹄で北海道山遠征終了かな、と思ってましたが、翌朝車中泊から起床してみると・・・。続く。
(ニセコアンヌプリへ続く!)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2508792.html